1996年1月に販売開始、トヨタ・キャバリエ
「トヨタ×GM」と打ち出されたトヨタ・キャバリエ。
実情としては、日米の貿易摩擦緩和を図るべく1995年に販売されていたシボレー・キャバリエをベースに、トヨタの技術協力の下で仕様変更を施したというものでした。GMから輸入する形でのOEM供給だったのです。
4ドアセダン、および2ドアクーペにて展開しました。

トヨタ・キャバリエ

シボレー・キャバリエ
シボレー・キャバリエの生産背景
なので、随所に「トヨタらしくない」パーツが見受けられました。

キャバリエのインテリア
主に2パターンのCMが展開されました
主に「トヨタ×GM」と「所ジョージ」を前面に出した2パターンのCM。
どちらかというと、所ジョ-ジさんの印象が強く残っている方が多いかもしれません。
「楽ち~んキャバリエ~♪」「キャバリエは大人のスニーカー」「青キャバ赤キャバ金キャバ~」など、所ジョージさんの醸し出す雰囲気が特徴的なCMでしたね。
所ジョージプロデュースによる特別仕様車「金キャバ」は大胆な試みだったと思います。
「トヨタ×GM」色を前面に打ち出したキャバリエCM
個人的には、こちらのパターンのCMをほとんど憶えていませんでした(汗
「楽ち~んキャバリエ~♪」など、所ジョージを前面に打ち出したキャバリエCM
逆にこっちのCMはよく憶えています。
今思えば、よほど大々的に所ジョージさんを起用していたのだなと思います。
開始から4年、2000年4月にて販売打ち切り
「トヨタ×GM」所ジョージを前面に起用した広報戦略、さらには異例ともいえた低価格戦略(最安では新車価格149.9万円~)を採ったトヨタ・キャバリエ。
にもかかわらず、トヨタユーザーの心を掴むには至りませんでした。結局販売開始から4年の2000年4月にて輸入は打ち切りとなりました。
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