シリーズ化や様々な派生ビジネスは置いといて、世界一売れた「スーマリ」よりも日本国内で大人気となったスマホゲーム2強が10倍以上の収益を叩き出していることは、驚きを禁じ得ない事象です。
多くの人の記憶に残っている「ミリオンセラー」ゲームたちも、単価5,000円とした場合は100万本で50億円なので、同じ換算をすると1億本!という世界です。
ちなみに下記はかつてのミリオンセラーゲームを紹介した記事。
ここに並んだゲーム達の知名度とこのスマホゲーム2強の知名度を比較すると(もちろん現実的ではないんですが)、そこまで圧倒的な差があるような気もしないのです。
1980~90年代のミリオンセラー
【あの時代のミリオンセラー・1980年代のゲーム】あの時代に売れまくったミリオンセラー!誰もが知っているミリオンセラー達を振り返る。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
【あの時代のミリオンセラー・1990年代のゲーム】あの時代に売れまくったミリオンセラー!誰もが知っているミリオンセラー達を振り返る。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
でも、そこまで圧倒的な社会現象になっていないことを考えれば、人数ではなく一人当たりが突っ込んだ金額が相応のレベルになるのだということが見て取れるでしょうか。
例えば「スーマリ」クラスの680万人が「パズドラ」「モンスト」に興じたとした場合、この680万人の一人当たり課金額はざっくりと
【5,000億円÷680万人≒73,529円】
となります。
果たしてスーマリクラスのインパクトがあったのかと考えてしまえば、さらに一人当たりの課金額が高かったのだという考えに至ってしまいます。
一人当たり73,529円!?ハマらなければ無料、ハマったら歯止めが利かないスマホゲーム
パッケージを購入するわけではなく、無料アプリをダウンロードするところから始まるスマホゲーム。
無料で楽しみながら、次第にハマっていくと…徐々に「課金」しないと厳しい局面が到来します。そして、その方法は主にクレジットカード。ボタン操作だけで支払い完了ですね。
だから、ハマればハマるほど際限なくお金をかけていく…ちょっとしたギャンブル的な要素があるような気がします。
ミドルエッジ世代もしっかりターゲット!?往年の名作もスマホゲームで続々登場
とくに私たち世代が思わず惹き込まれそうな「ガンダム」「ドラゴンボール」などの名作マンガやアニメをベースに展開するスマホゲームも多数あって、まさにスマホゲームは百花繚乱と言ってよい展開を見せています。
スーパーガンダムロワイヤル
ドラゴンボールZドッカンバトル
ついつい楽しくて遊んでしまうスマホゲームなのですが、あんまりにハマってしまうと日常生活の彩りが少なくなってしまうような気もします。
隙間の時間さえあればスマホゲームをやってしまう中毒性と、クレジットカードによってあっさりとお金を使ってしまう中毒性。
時間と金銭の双方にちょっとハードルを設けてもらえると、ハマっている多くの方が「もっと遊びたいのに!」なんて気持ちを焦らされながらも、長く続けることにならないかな~と勝手に思っています。
で、勝手な提言を3つ書いてみます。
もっとよさげなアイデアがあったら欲しいです!
1、「エンディング」を作ってほしい!
例えばかつて、ドラクエの新作が発売された日。
さっそく買って、その日のうちに徹夜でクリアした強者がいました。
みなさんの周りにも、そんな強者がいたかもしれませんね。
でも、もしそんな生活が何日も続いていたら…。
かけがえのない時間を、際限なく突っ込んでしまうことになります。
ゲームには「エンディング」があって、だからそれまで夢中でやり込んだゲームからも卒業出来ましたよね。
【感動のゲームエンディング】数々のゲームでプレイヤーが涙した、感動のエンディング(フィナーレ)を用意してくれていたゲームたち。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
2、「ゲームは1日1時間」もしくは「ゲームは1日1回起動」!
いつでもどこでも、私たちの身体とともにあるスマホ。
だからこそ、電車の移動中でもご飯を食べながらでも、私たちはついスマホを触ってしまいます。
かつて「ゲームは1日1時間までよ!」なんて母親に言われていたことを思えば、ずいぶんと無制限にゲームに触れることが出来る世の中。
でも例えば「スマホゲームは1日1起動」なんてルールがあったら、たった数分の隙間時間にいそいそとスマホゲームを立ち上げることはなくなって、家に帰って空いている時間で楽しむようになるかもしれません。
「ゲームは1日1時間」【高橋名人】その語り継がれし伝説 - Middle Edge(ミドルエッジ)