スマホゲーム、遊んだことありますか?
世の中がスマホゲーム全盛期になって早5年。
その間「パズドラ(パズル&ドラゴンズ)」や「モンスト(モンスターストライク)」、「ツムツム(ディズニーツムツム)」はじめ、スマホゲームで遊んだことはなくてもテレビCMでは観たことがあるくらい、スマホゲームは私たちの日常生活に入り込んで来ました。

肌身離さず持ち歩くスマホ
2016年には任天堂も「ポケモンGO」でスマホゲーム参入を果たし、社会現象にまでなりましたね。
とうとうあの任天堂まで!と感じた方も多かったかもしれません。

ポケモンGO
ゲームの浸透と、一方ではその稼ぎっぷりも半端ないスマホゲーム。
とくに下記の「2強」は世界のスマホゲーム史上でも1、2を争うほどの収益を叩き出しました。
累計で5,000億円規模の売上を実現したスマホゲーム2強
「5,000億円」がどの程度の規模なのか、想像もつかないかもしれません。
例えば私たち世代の圧倒的おもちゃだったファミコンの本体に置き換えると、3,000万台売れたレベルの収益規模です。
実際のファミコン本体は日本国内で累計約2,000万台売れたそうですから、それよりも大きなレベルとなっている訳です。
果たして、その知名度はファミコンを凌駕するものなのか、ということをつい考えてしまいそうですが…
「2強」その① パズドラ「パズル&ドラゴンズ」

パズドラ

パズルを揃える手軽さとRPG要素が融合
「2強」その② モンスト「モンスターストライク」

モンスト

おはじきの手軽さと複数人同時プレイの盛り上がり!
大ヒットスマホゲーム「モンスターストライク(モンスト)」を生んだのは、あの名作の仕掛け人!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
ちなみに、私はこの2つのスマホゲームいずれもガンガン遊びました。
ハマって熱くなって、一体どれくらいのクレジットカード課金をしたのやら…
ファミコンの本体〇〇台分くらいはきっと…怖いですね(汗
ゲーム「購入」でなく「課金」、そしてクレジットカード
スマホゲームの売りは、基本無料でも遊べるという点なのですが、ハマってしまうとどうしてもクレジットカード課金に手を出してしまいます。これがスマホゲームの怖いところ。
ちなみに「世界一売れたゲーム」ギネス世界記録にもなっている、おなじみ「スーパーマリオブラザーズ」は日本国内の販売本数が680万本。
その天文学的な販売本数に、一本当たりの定価を5,000円とすると合計「340億円」。
コチラは「スーマリ」シリーズ
歴代のスーパーマリオシリーズを振り返る!30年で16作品 - Middle Edge(ミドルエッジ)
シリーズ化や様々な派生ビジネスは置いといて、世界一売れた「スーマリ」よりも日本国内で大人気となったスマホゲーム2強が10倍以上の収益を叩き出していることは、驚きを禁じ得ない事象です。
多くの人の記憶に残っている「ミリオンセラー」ゲームたちも、単価5,000円とした場合は100万本で50億円なので、同じ換算をすると1億本!という世界です。
ちなみに下記はかつてのミリオンセラーゲームを紹介した記事。
ここに並んだゲーム達の知名度とこのスマホゲーム2強の知名度を比較すると(もちろん現実的ではないんですが)、そこまで圧倒的な差があるような気もしないのです。
1980~90年代のミリオンセラー
【あの時代のミリオンセラー・1980年代のゲーム】あの時代に売れまくったミリオンセラー!誰もが知っているミリオンセラー達を振り返る。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
【あの時代のミリオンセラー・1990年代のゲーム】あの時代に売れまくったミリオンセラー!誰もが知っているミリオンセラー達を振り返る。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
でも、そこまで圧倒的な社会現象になっていないことを考えれば、人数ではなく一人当たりが突っ込んだ金額が相応のレベルになるのだということが見て取れるでしょうか。
例えば「スーマリ」クラスの680万人が「パズドラ」「モンスト」に興じたとした場合、この680万人の一人当たり課金額はざっくりと
【5,000億円÷680万人≒73,529円】
となります。
果たしてスーマリクラスのインパクトがあったのかと考えてしまえば、さらに一人当たりの課金額が高かったのだという考えに至ってしまいます。
一人当たり73,529円!?ハマらなければ無料、ハマったら歯止めが利かないスマホゲーム
パッケージを購入するわけではなく、無料アプリをダウンロードするところから始まるスマホゲーム。
無料で楽しみながら、次第にハマっていくと…徐々に「課金」しないと厳しい局面が到来します。そして、その方法は主にクレジットカード。ボタン操作だけで支払い完了ですね。
だから、ハマればハマるほど際限なくお金をかけていく…ちょっとしたギャンブル的な要素があるような気がします。
ミドルエッジ世代もしっかりターゲット!?往年の名作もスマホゲームで続々登場
とくに私たち世代が思わず惹き込まれそうな「ガンダム」「ドラゴンボール」などの名作マンガやアニメをベースに展開するスマホゲームも多数あって、まさにスマホゲームは百花繚乱と言ってよい展開を見せています。

スーパーガンダムロワイヤル

ドラゴンボールZドッカンバトル
ついつい楽しくて遊んでしまうスマホゲームなのですが、あんまりにハマってしまうと日常生活の彩りが少なくなってしまうような気もします。
隙間の時間さえあればスマホゲームをやってしまう中毒性と、クレジットカードによってあっさりとお金を使ってしまう中毒性。
時間と金銭の双方にちょっとハードルを設けてもらえると、ハマっている多くの方が「もっと遊びたいのに!」なんて気持ちを焦らされながらも、長く続けることにならないかな~と勝手に思っています。
で、勝手な提言を3つ書いてみます。
もっとよさげなアイデアがあったら欲しいです!
1、「エンディング」を作ってほしい!
例えばかつて、ドラクエの新作が発売された日。
さっそく買って、その日のうちに徹夜でクリアした強者がいました。
みなさんの周りにも、そんな強者がいたかもしれませんね。
でも、もしそんな生活が何日も続いていたら…。
かけがえのない時間を、際限なく突っ込んでしまうことになります。
ゲームには「エンディング」があって、だからそれまで夢中でやり込んだゲームからも卒業出来ましたよね。
【感動のゲームエンディング】数々のゲームでプレイヤーが涙した、感動のエンディング(フィナーレ)を用意してくれていたゲームたち。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
2、「ゲームは1日1時間」もしくは「ゲームは1日1回起動」!
いつでもどこでも、私たちの身体とともにあるスマホ。
だからこそ、電車の移動中でもご飯を食べながらでも、私たちはついスマホを触ってしまいます。
かつて「ゲームは1日1時間までよ!」なんて母親に言われていたことを思えば、ずいぶんと無制限にゲームに触れることが出来る世の中。
でも例えば「スマホゲームは1日1起動」なんてルールがあったら、たった数分の隙間時間にいそいそとスマホゲームを立ち上げることはなくなって、家に帰って空いている時間で楽しむようになるかもしれません。
「ゲームは1日1時間」【高橋名人】その語り継がれし伝説 - Middle Edge(ミドルエッジ)
3、「課金上限額」じゃなくて「クレジットカード禁止」!
「課金の上限額」を設ける動きは一般化していますが、私たちは携帯電話の登場以降、特にガラケーの「月額300円の公式サイト」時代の影響もあって、自動で引き落とされるお金の消費に対してはとてもガードが緩くなったはずです。
上限を設けてもさっさと上限まで使う人たちが相応数いるはずで、それよりも「課金」する際に、相当額の「お金の消費」を体感する流れを設けることが大切な気がします。
例えばコンビニでプリペイドカードを買うでもよし、ボタン一つで消費が完了するいまの流れより、すこしお金を消費する実感を持てるような工夫があったら、「お金を使わない」のでなく、「お金を使った分、大切に遊ぶ」のではないでしょうか。
【消費者金融CM】90年代の深夜CM常連!記憶に残る消費者金融のCMを振り返る。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
上記、スマホゲーム大好きでかつてはファミコンも大好きだった筆者が、なんとなく思ったことを書き綴ってみました。
もちろん主観ではあるのですが、なんとなくもっとスマホゲームが長く楽しめる秘訣があるとよいなあと思っている次第です。
※ちなみに〇〇万円を投じた(と思われる)パズドラもモンストも、いつの間にか飽きて遊ばなくなりました
同じような気持ちの方がいらっしゃったら「こうしたらよいのに~」なんてご意見いただけたら嬉しいです。