【80年代歌手】ハートフルな歌唱力で魅了し続ける「おね―ちゃん」こと鈴木聖美のシングルを聴いてみよう!

【80年代歌手】ハートフルな歌唱力で魅了し続ける「おね―ちゃん」こと鈴木聖美のシングルを聴いてみよう!

80年代に活躍したシャネルズのリードボーカル鈴木雅之の実姉として有名な「おね―ちゃん」こと鈴木聖美。そのハートに響く歌声は女性の心を掴んで離さない。ソウルフルな歌唱力にどっぷり浸かってみたい人、集まれ!!!


アマチュアとしてのレコードデビュー

すずききよみ
生年月日:1952年7月20日
デビュー:1987年

鈴木雅之の実姉としてはとても有名。素人時代にレコードリリースを果たし1987年にはれてメジャーデビューをした。

鈴木聖美

EpicSingles

パワフルな歌声で魅了し続ける鈴木聖美がプロシンガーとしてデビューしたのは1987年でした。この同じ年にデビューした人は坂本冬美や伊秩弘将などいますが、ほとんどの人が現在でも40代後半や50代前半など比較的デビュー時に10代20代の人が多く、デビュー時の年齢が34歳という鈴木聖美がいかに遅咲きの歌手だったかがよくわかります。ですが、その天性の歌唱力で人気を博し女性のファンが多く存在するアーティストとしてあまりにも有名ですね。

1982年8月25日発売

もしかして I LOVE YOU.

不思議でおかしい男女のためのデュエットソング、もしかして I LOVE YOU. | 1982年 | リマインダー - 80年代音楽エンタメコミュニティ、エキサイティング80’s!- Re:minder

先ほども言ったように鈴木聖美がデビューしたのは1987年です。ですが、上のジャケット写真には鈴木聖美が写っています。実はプロデビューする前に「シャネルズ+1」という形でアマチュアとしてデビューをしているのです。

シャネルズとは実弟の鈴木雅之がリードボーカルを務めていたドゥーワップを歌うバンドとして1980年にデビューしていました。鈴木聖美もバックコーラスなどで参加はしていたもののメジャーデビューに至るまでは紆余曲折があったようです。

デビューまでのみちのり

鈴木聖美が小学校高学年の頃に、R&B,Soulなどの西洋音楽に興味を持ち、20歳の頃にバンドなどで歌っていました。その歌唱力を買われプロデビューの話はたくさんあったと言われています。ですが、「女の幸せは結婚」という固定観念から音楽の道に進むことはなくバンドも抜け結婚をしました。
姉が聞いていた音楽に触れて実弟の鈴木雅之も音楽の道に進み、デビューとなったのでその活躍を応援していましたが、結婚生活は長く続かず2児の母親となりながら離婚という結果に・・・。
その後はシングルマザーとして仕事をしながらバックコーラスとして参加をしたことが運命を変えた瞬間だったのかもしれません。

1987年4月1日発売

シンデレラ・リバティ

シンデレラ・リバティ/鈴木聖美 with Rats&Star|迷わず聴けよ!

デビュー曲は1987年4月1日に発売された「シンデレラ・リバティ」。この曲は既に芸能界を引退し俳優の三浦友和と結婚した山口百恵が三浦百恵として作詞し作曲はまたもや歌唱力に定評のあるアン・ルイスという話題にならない方がおかしいメンバーで作り出された曲で、歌詞の内容とメロディーと鈴木聖美の歌声とが相まってデビュー曲としてはビックアーティスト並みの貫禄となりました。

1987年7月1日発売

ロンリーチャップリン

「鈴木聖美 with Rats&Star」としてはシングルは3曲のみでアルバムも1枚という結果になっていますが、その後の活躍へと続いていく通過点としては成功したのではないでしょうか。シングルの3曲はカラオケでも常連曲として有名で、2曲目の「ロンリーチャップリン」はデュエットできるポップスという感じで若い世代に歌われました。

名曲は誰しもが歌ってみたいと思うものです。特に演歌歌謡曲が主になっていたデュエット曲に一風変わったジャンルのデュエット曲ともなるとソウルフルに歌いあげたい人には堪らない名曲なのでしょう。

3曲目の「TAXI 」はアルバム「WOMAN」からのシングルカットされた曲でカラオケの定番となっていますが、その歌は鈴木聖美を満喫できる内容なので今でも歌い継がれているのだと思います。

こんなバージョンを発見!!!

いい曲だから誰しもがカバーするという現象は今も昔も変わらないものです。たくさんの人がカバーしてほしい逸曲です。

ラッツ&スターとは?

そもそも「ラッツ&スター」とはどんなバンドだったのでしょうか。実弟の鈴木雅之がリードボーカルを担当していたことは先述の通りですが、他にもテナーボーカル担当田代まさし、バスボーカル担当佐藤善雄トップテナーボーカル担当久保木博之の4名がメインとなり顔を黒く塗って歌っていました。

他にもトランペット担当桑野信義、ギター担当出雲亮一、ドラムス担当新保清孝というメンバーで構成されていました。
1983年にラッツ&スターに改名してからもヒットソングは目白押しで心地よいサウンドをドライブしながら聞いていたという人も多かったと思います。

グループとしての活動を休止している間に行われていたのは2006年に鈴木・佐藤・桑野の3人とゴスペラーズの村上てつや、酒井雄二とコラボしたりしています。「ゴスペラッツ」です。アルバムもリリースしています。

ラッツがいない鈴木聖美

1988年には完全にソロとして活躍を開始しました。「鈴木聖美 with Rats&Star」として実力を認められ日本有線大賞新人賞などを受賞し鈴木聖美の地位を確立していたのでその後の活躍も約束されたようなものでした。

1988年4月21日発売

Sunday Morning

はんままま

個人活動が多くなった時に鈴木雅之がソロ歌手として活動を開始し鈴木聖美のサポートとして「鈴木聖美 with Rats&Star」がスタートしたという経緯があります。
ソロ歌手としてスタートした後のリリース曲は17曲ありますが、「鈴木聖美 with Rats&Star」として活動していた頃に比べるとヒット曲に繋がるような曲にはなかなか巡り合うことができなったような印象です。

1988年9月21日発売

夜明けのスターライト

鈴木聖美 & BaBe Moonlight オヤジのひとり言。/ウェブリブログ

3曲目にリリースした曲はソロ歌手として活躍していた鈴木雅之とのデュエット曲でした。さすが姉の聴いていた音楽がきっかけで歌い始めた鈴木雅之とのデュエットは他にない姉弟ならではのハーモニーや歌い上げ方で見る者はもちろん、各々のファンも喜ぶような仕上がりでした。

1989年10月8日発売

熱くなれたら

はんままま

4曲目の「熱くなれたら」はTVアニメ「シティーハンター3」エンディングテーマとして聞いたことのある人もいるでしょう。人気の高かったアニメだったので曲自体もヒットしました。

鈴木と言えばレコードレーベルを転々としているイメージがあると思います。特にファンにとってはレコードレーベルがどれほどの力を持っているかで宣伝やコマーシャルが変化してくるので常に注目していたと思います。
実際、シングル7曲目まではエピックでリリースしていて、8曲目からはEMIで、12曲目からはバンダイレコードで15曲目はポリグラム、16曲目はダイキサウンド、17曲目は日本クラウンとなっています。

オリジナルシングルでは大ヒット曲に恵まれてはいないものの、歌唱力がないわけではないので様々なデュエット曲が存在しています。もちろん鈴木聖美の良さを感じるにはピッタリなナンバーばかりです。

歌唱力がありハートフル、ソウルフルな歌を歌えるということは持ち歌ばかりの歌番組以外でも活躍の場はありますね。そんな歌声を聴ける歌番組はファンとしても楽しく思います。

「鈴木聖美=歌」と思い浮かべる人は多いと思います。ですが、シンガーとしても顔以外にも母としての顔や芸能人としての顔などいくつかあります。

現在はあまりテレビなどの露出は見ませんが、2016年には4年ぶりのアルバムをリリースしたりと音楽活動は行われています。
音を楽しむことを身体で知っている鈴木がこれからもたくさんの音楽を世に出してくれることを心待ちにしています。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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