
Yamaha DX1
お願い
途中引用文などでかなりの専門用語も出てきますが、飛ばして読んでください。
最初に・・・
これからご紹介する機材は私が独断と偏見を持って選ばせていただきます。
タイトル通りアナログのものは外しました。
基本的には1980年代のものをチョイスしています。
これ以外にも名機、迷機?もたくさんありますが悪しからずご了解ください。
そもそもデジタルシンセサイザーっていつ頃からあったの?
思ったより昔からあったんです。
ソフトウェア音源としてとしても1957年ですよ!世の中ではエルビスプレスリーがまだバリバリの勢いの全盛期だった時代ですよね。当時の録音を聞いても、残っている映像を見ても当然、まだ影も形も見せていません。
そんな時代にすでに開発されていたとは到底思ってもいませんでした。
確かに実用化される楽器としての形態をとるのは後年のこととなりましたが、理論的にはすでにその原型が完成していることに驚きですね。
ハイブリッド・シンセサイザー
Korg DW-6000
![コルグ初のデジタルシンセサイザーである。8個の波形が256[kbit]ROM×2個に搭載されている。オシレーター部以外は全てアナログ回路で処理を行うため、ハイブリッドシンセサイザーにも分類される。同時発音数は6音である。
出典Wikipedia](/assets/loading-white-036a89e74d12e2370818d8c3c529c859a6fee8fc9cdb71ed2771bae412866e0b.png)
Korg DW-6000
とにかく分厚い音だった覚えがあります。リアルな音色を求めるのではなく、はなから全く新しい楽器を目指すようかに独特のサウンドでしたね。
Ensoniq ESQ-1

Ensoniq ESQ-1
「アナログ、デジタル、サンプリングと3種類の音源を持っていた当時画期的なシンセサイザーだったです。とにかくお面白い音色を作り出せるし、特筆するべきはシーケンサー機能さえ持っていたことでしょう。これがなかなか便利で(シーケンサー単体を手に入れるお金を考えると特に)こいつを鳴らしながら他のことに集中できるだけで大助かりのすぐれものでした。」と聞いていました。ホントのところ触ったこともありません。
アディティブ・シンセシス
Kawai K5

Kawai K5
この当時のシンセサイザーとして音作りに関してとても自由度が高かったイメージがあります。
逆に言えばかなり専門的な知識を要求されていたともいえるのではないでしょうか?
基本的には分厚い音を欲しい時に使っていたんじゃないでしょうか。(実は僕はこの機材も使ったことはありません。人の受け売りです。すいません)
ウェーブテーブル・シンセシス

PPG Wave 3.V
どちらかと言うとアナログ的サウンドだったはずです。暖かい音色で太い音色。というのが感想ですね。
コントロールパネルもアナログチックで最初の印象は「これいつ頃作られたの?」っていう感じでした。でもそれが却って扱いやすいんですよね。
触ってみて初めて分かる良さ・・・でもあまり見かけなくて使う機会はほとんどなかったんです。
でも印象には残っている楽器ですね。
ベクトル・シンセシス / ウェーブ・シーケンス
プロフェットVS

SCI Prophet VS
何故かは知りませんが僕がバンドの仲間と行く練習スタジオに1台置いてあったんです。
なんか使い方のよくわからない奴で変な音しか出せなかった記憶だけが残っています。
あとで聞いたら100万円近くするそうでビックリしたのを憶えています。
サンプラー / PCM音源 (サンプリング音源、ウェーブテーブル音源)
Roland D-50

Roland D-50
やっとローランドも出したか!と言う位後発機種の感がありました。しかしその内容はかなりセンセーショナルなものだと今でも思っています。
やけに音が自分の頭の中の音にリアルなんです。操作感は他のシンセサイザーと変わらないはずなのに何なんでしょうね?プリセットの音もすごかったな~。
今の時代の最新式の機種ではもう当たり前にできちゃうことなんでしょうが、最初に出会ったあの時の感覚は今もまだ新鮮な気がするんです。
追記
FMシンセシス
YAMAHA DX7

YAMAHA DX7
これぞ定番シンセサイザー!と思わせるほどよく使われていた楽器ですね。世界中のミュージシャンでこいつのお世話になったことのない人は数えるほどしかいなかったんじゃないでしょうか?上位機種もありましたが価格的にも何とかなるものだったせいもあるでしょうが、爆発的に売れたでしょう。
金属音が特に得意ではありますが、有名なところでは打撃音、ピアノ系の音などもよく使われていた音色でしょう。プリセットされていた音も全然そのまま使えちゃうし、実際はそうじゃないんだけれどもこれさえあればどんな音でも出せるんじゃないか?とまで思ってしまうほど、いい出来でしたね。
今でも現役で使っている方も結構いるんじゃないでしょうか?ただ一つだけ注文があるとすれば今ではあまり考えられないかもしれませんが、エフェクターが内蔵されていなかったことぐらいですかね・・・
PDシンセシス

CASIO CZ-1
なんかとても癒される音色だった気がします。使ってた人も結構いたし、馴染みの深い楽器ですね。
それと価格が安かったはずです。いくらだったかまでは憶えてませんけど学生たちが多く使用していたことを考えれば手に入れやすい価格設定だったんでしょう。
最後に
まだ学生だったあの頃、通い詰めていた楽器店の馴染みの店員さんに
無理を言いつつ、まるで自分の物のように触らせてもらっていました。
「あっ、この音あの曲のあの音と一緒だ~!」と何度かそんな経験もありました。
そんな時は実にうれしかったものです。
ここに紹介させてもらった楽器のうち、自分の持ち物と出来たのは実は2つしかありません。
それでも一緒にライブをやった他のバンドが使っていたり、楽器店で触れさせてもらったりそんなときの印象を思い出しながらコメントを書かせてもらいました。
「お前、これ違うだろ!」ということもあったかもしれませんが、その辺はご勘弁ください。
しかし何であんなに重かったんでしょうね?バーベル代わりに使えば結構な筋トレになるんじゃないかと思うぐらい重かった気がします。今の機材もそうなんでしょうか?