ドナドナ
冒頭この歌詞で始まる「ドナドナ」は、子牛が市場に売られて行く様が歌われており、歌の内容もメロディも実に物悲しい歌でした。
ドナドナは1938年、Dana Dana (ダナダナ)として作られたイディッシュ語の歌で、ウクライナ生まれのユダヤ系アメリカ人ショロム・セクンダ作曲、ベラルーシ生まれのユダヤ系アメリカ人アーロン・ゼイトリン (Aaron Zeitlin) 原作詞。1940年から1941年にイディッシュ語ミュージカル Esterkeに使われました。
子供が聴いたり歌ったりするには、重い歌だったような気が今でもしています。
自分の父親が、幼いころに祖父を手伝って子牛を市場へ連れていくのが辛かったという話を聞かされていたので、この歌はなおさら物悲しかったですね。
ドナドナ - Wikipedia
曲の意味するところから上記のような解釈もなされているようですが、この説自体は事実かどうか定かではなさそうです。
チム・チム・チェリー
こちらもなんだか物悲しいメロディで始まる煙突掃除たちの歌「チムチムチェリー」。
ミュージカル映画「メリー・ポピンズ」の中でもっとも有名になった歌で、アカデミー賞を受賞した曲でもあります。
大道芸人のバートが煙突掃除屋さんとなり、煙突だらけの屋上に上って屋上の世界を体験します。
煤にまみれながら踊りつづけ、上記のように歌うんです。
むしろ陽気な展開なのかもしれませんが、幼い心にはどうしても悲しい歌詞とメロディに聞こえてしまったものです。
勇気一つを友にして
太陽に向かって飛び立ったイカロスが墜落してしまう悲劇、そんな「勇気一つを友にして」を憶えている方は多いでしょう。
ロウで固めた鳥の羽で、勇気をもって太陽に向かって飛び立ったイカロス。
こんな出だしから始まる「勇気一つを友にして」。
勇気をもって太陽に向かって飛び立ったイカロス。
しかし太陽の発する高熱はイカロスの翼を溶かし、遂には墜落してしまうのです。
そんなイカロスの鉄の勇気を受け継いで、私たちも強く生きていこうという歌。
でも歌の中で明らかにイカロスが死んでおり、悲しさに覆われる歌だったと思います。
以上三選。
子供ながらにも、色々と考えさせられる歌だったような気がします。
NHKにおける子供のトラウマ:ノロイちゃん・牛方と山姥・パンをふんだ娘・みんなのうたのトラウマソングほか - Middle Edge(ミドルエッジ)