現在都内に何件ある?
都内の公衆浴場数及び入浴料金統制額の推移(2014年4月末現在、浴場数は各年12月末現在、自家風呂保有率は、総務省が5年に1回実施する「住宅・土地統計調査」による)
2015年現在で617軒 いまだに一週間に一軒ずつ減少しているとのことです。今は2017年ですから当然もっとすくなくなってるはずですね。
1975年 何件ぐらいあった?
これは全国のデータ
なぜ銭湯といえばケロリン桶なの?製造元の内外薬品に突撃調査! - Yutty!【ユッティ】
1975年には約2700軒ほどあったそうです。これをピークに約1/5近くまで減少しています。
なんで富士山の絵なんでしょう?
風呂屋の富士山
浴場の壁と言えば必ず富士山だったよね。「なんでかな~?」なんてことも考えたこともなかったくらい普通の風景だった。
なぜ銭湯に富士山? 原動力は意外な広告商法|エンタメ!|NIKKEI STYLE
やけに湯船のお湯が熱かった
この湯船のお湯がまたとんでもなく熱いのだ。確か43°C以上はあったと思う。
足の先からそっと入ろうとするんだけど我慢できずすぐに足を引っ込めてします。一応水の蛇口が付いていてそれをひねって
湯をうめて入ろうとするんだけどそこでまた「おい!お湯がぬるくなるじゃね~か!」と怒られるわけだ。
何度か繰り返し繰り返しお湯の温度に慣れさせながらやっと足だけ湯船に入れていられるようになると何とか体を湯船に沈めようと
必死の思いでチャレンジする。何とか体を沈めても何秒も持たないのだ。そんなことを何度か繰り返し湯船の中のベンチ代わりになる
段に腰を掛けるのはかなり時間が必要だった。
熱かったぞ!
43°Cは実際あったようです。衛生上の問題もあったんだろうけど、2~3°C位違ったところで意味があったんだろうか?人間にとってはすごく感じ方がちがったんだけど・・・
なんで桶にケロリンの字が入ってた?
【キングオブ銭湯桶】ケロリン桶
どこの銭湯に行っても必ず黄色いケロリンあまりに普通になりすぎてケロリンがなにかもしらなかったな~。
ケロリン桶の由来:ケロリンファン倶楽部 | ケロリンファン倶楽部(内外薬品株式会社 - 頭痛・生理痛・歯痛にケロリン)
扇風機の風にあたりながら飲むフルーツ牛乳がうまい!
風呂屋の定番飲料の数々
「フルーツ牛乳」があるのだ。母が番台で料金を払ってくれると牛乳のビンのフタをおばちゃんが
小さなキリのような針のような道具で開けてくれる。そして鏡の前で左手を腰に当てグイっと一口。これがたまらなく美味かった。
銭湯のマナー
これだけは守らないとダメ!
さて、正面の大きいガラス戸のむこうが浴場なんだけどここで注意しなければならないことがある。
必ずキッチリと戸を閉めるということだ。もし隙間でも空いて居ようものなら「おい!ちゃんと閉めろ!」と
大人の人に怒られるのだ。
洗面器は母が持って行くので僕はタオルだけなんだけど下湯(湯船に入る前に体を洗う)を使いいよいよ湯船にと向かう。
足の先からそっと入ろうとするんだけど我慢できずすぐに足を引っ込めてします。一応水の蛇口が付いていてそれをひねって
湯をうめて入ろうとするんだけどそこでまた「おい!お湯がぬるくなるじゃね~か!」と怒られるわけだ。
湯船の中で泳ぎ始めたりするんだけどこれまた怒られる。
そこで広い湯船の隣にある小さめの湯船に続く小さな穴をくぐって遊ぶようになった。この小さな湯船は深くて少し温度も高かった気がするんだけど
ホントのところはよく判らない。ただ今考えると危険な遊びだったな~。
浴場を出るのだがここでも入るときと同じく戸はシッカリと閉めるのがマナーである。
こんな光景が普通だった
煙突に注目
脱衣カゴ
下駄箱
番台
「レトロなポスター」懐かしの映画ポスター
アルマイトの洗面器に石鹸とシャンプーを入れ首にタオルをかけ母と一緒に行った。
古めかしい入口の暖簾をくぐると男湯と女湯別々に右左に分かれて「木で出来た鍵」付きの下駄箱があり、すぐの扉を開けるとそこが脱衣所になっていた。
入り口わきには高い位置に(男湯と女湯を仕切る為)番台があり
ほとんどおばちゃん(たま~におじちゃん)が座っていて料金を支払うのだ。
この辺は今も変わらないのかな?天井が高くて広々してた記憶がある。
男湯と女湯の脱衣所の間には壁というか仕切りがあり大きい鏡が付いていた。
壁には木製の棚が据え付けられていて隅のほうに籐製だったか竹製だったか
目の粗い大きい籠が置いてありそれが脱衣カゴだった。
後にどこもロッカーに取って代わっていったがその昔はそんな感じだったのを覚えている。
天井が高くて、壁の高い位置には映画のポスターが何枚か貼ってあり、「へ~こんなのやるんだ。」と見ていたな~。
大きい鏡は当然、男湯と女湯両方の脱衣所にあるんだけどその鏡の(仕切り)の一番浴場側の高い所に
テレビが一台あって男湯からも女湯からも見れるようになっていた。
野球とかプロレスが多かった印象があるんだけど、いつも行く時間がほとんど一緒だったからかな~?
ほかの番組の印象がないんです。
温まったところで体を洗うのだが、石鹸とシャンプーをどうするかというのが、またふるっているのだ。
浴場は脱衣所以上に天井が高く作られていて隣の女湯にいる母に大きな声で「おかーさん!石鹸!」と声をかけると壁越えに石鹸が投げ込まれてくるのだ。
結構みんなこの手を使って石鹸を親子・兄弟で共有していたので特に珍しい光景でもなく顰蹙を買うこともなかった。
服を着て母が「もういいよ!」と声を壁越しに掛けてくれるまでなんとなくテレビを見ながらまっていた。