祭祀対象別による代表的な神社①

祭祀対象別による代表的な神社①

初詣などでおなじみの神社に各々の祭祀対象が異なるというのはご存じでしょうか?普段気にも留めていない神社の祭祀 対象について調べて見ました。


私たちの住んでいる町や村に必ずあると言って良いほどに神社が存在しますが、中には神社がどのような存在であるのかも知らない人々がいるのではと、少々心配になっている今日この頃のオールドジョニーです。初詣の季節でもあることから、神社について再認識したいと思い調査してみました。特に祭祀対象と神社の関係について考察して見ました。

鳥居は石や木でできています。

神社のシンボル、鳥居

石の鳥居

ここでは鳥居について詳しく考察するつもりはありませんのでご容赦ください。

代表的な鳥居の形

神社とは??

神社(じんじゃ・かむやしろ)とは、一般的に日本固有の宗教である神道の信仰に基づく祭祀施設という定義がされていますが、私は古代からの東洋的な『「万物」に神が宿る』という自然観や思考方法が形骸化したものであると思っています。ですから一口に神社と言ってもその祭祀対象は千差万別です。「八百万(やおろず)の神」と言われるように非常に多彩であります。神聖とされた山岳や河川・湖沼などから、日本古来の神に属さない民俗神、実在の人物・伝説上の人物や、陰陽道・道教の神、神仏分離を免れた一部の仏教の仏神などの外来の神も含まれ、また稲荷や猿、鯨など動物を祭神とする神社、子孫繁栄の象徴として性器を祀る神社もあります。

思わず顔が赤くなります!!!

女性の性器を模した石造

代表的な祭祀対象

町や村などの多くの小規模な神社は、代表的な神社から祭神を分霊(ぶんれい)【または勧請ともいう】しています。分霊とは、祭神の霊を分けて他の神社で祀ることである。ロウソクからロウソクへ灯を移すように、神道の神は無限に分霊することができるそうで、そうしても本来の神威は損なわれないとされます。分霊した神社は、その祭神に応じた名称がつけられています。 以下、代表的な祭祀対象を記します。
天照大御神、応神天皇、菅原道真、宗像三女神、素盞嗚尊、建御名方神、大山咋神、山咋神 亀、熊野神、菊理媛神、草薙剣、木花咲耶姫命、武甕槌命、経津主命、武甕槌命・経津主命、迦具土神、迦具土神、大物主神、住吉大神、等等

なお、神社名と一般的な祭神名が一致しない神社もある。また近代に新造された靖国神社・招魂社(護国神社)などもある。

祭祀対象として、まずは天照大御神

天照大御神(あまてらすおおみかみ、てんしょうだいじん)は、日本の神話で登場する一番重要な中心の神であり、戦前は国威発揚のため、皇室の祖神とされて、日本国民の総氏神ともされました。

天照大御神を祭祀対象として祭る神社が何を隠そうお伊勢さん!!

通称、「お伊勢さん」と呼ばれている神明神社(しんめいじんじゃ)は、伊勢神宮内宮(三重県伊勢市)を総本社とする神社である。神明社(しんめいしゃ)、皇大神社(こうたいじんじゃ)、天祖神社(てんそじんじゃ)などとも呼ばれ、江戸時代には一生に一度、「お伊勢参り」をすることが夢であったそうで、上方落語にも「伊勢参宮神乃賑(いせさんぐうかみのにぎわい)」というネタがある程です。

神社本庁によれば日本全国に約5千社あるとされていますが、岡田荘司らによれば、祭神で全国の神社を分類すれば、伊勢信仰に分類される神社は、全国2位(4425社)であるといわれています。

私も一度行って見たいです。

伊勢神宮(お伊勢さん)正面入り口

次は応神天皇(八幡神)!!

八幡神(やはたのかみ、はちまんしん)は、日本で信仰される神で、清和源氏、桓武平氏など全国の武家から武運の神(武神)「弓矢八幡」として崇敬を集めました。応神天皇は別名誉田別命(ほんだわけのみこと)とも呼ばれ、八幡神は応神天皇(誉田別命)の神霊で、欽明天皇32年(571年)に初めて宇佐の地に示顕したと伝わっている。応神天皇(誉田別命)を主神として、比売神、応神天皇の母である神功皇后を合わせて八幡三神として祀っている。また、神社によっては八幡三神のうち、比売神や、神功皇后に代えて仲哀天皇や、武内宿禰、玉依姫命を祀っている神社も多くある

八幡神を祭神とする神社が八幡神社(八幡社、八幡さま)

八幡神を祭神とする神社は八幡神社(八幡社、八幡さま)であり、全国に約44,000社あり、大分県宇佐市の宇佐神宮を総本社とする。

やはり総本社ともなると格が違いますね!!

宇佐神宮 南中楼門

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祭祀対象別による代表的な神社②

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