中嶋のキャディーを務めたのはニール・ボーリンガルという15歳の少年だった。現在は、セントアンドリュース、フェアモントでコース管理人を務めている。
「この小さな東洋人では本戦出場を無理とあきらめていたそうだ。しかし、中嶋さんはプレーオフの末に全英オープンへの出場権をGETした。
本戦に進んだ中嶋は初日70、2日目71と2日間 好スコア。そして、トップタイで3日目の17番に来たところで、前述のような出来事が起こった。
言葉も通じず、キャディー経験も少年は、ただそれを見守っているしかなかったという。
ゴルフネットワーク「杉ちゃんが行く!~突撃!中嶋常幸編」にて
「杉ちゃんが行く!~突撃!中嶋常幸編」(2015)で、「あそこで4回も打ったんだから怖いものはない」と語っている。
「デビッド・デュバルに抜かれそうになって、俺の名前が消えちゃうよって思ったけど残って良かった」と話している。2000年大会で、デビッド・デュバルが最終日に17番の「トミーズバンカー」につかまり、8打を叩いたのだ
2000年大会 トミーズバンカーの罠にはまるデビッド・デュバル
「60度の今のクラブなら出たかな。あの当時持っていたのは56度。すーっ斜面をつたって戻って来て、ちょっとずつ前進するもんだから、「何で出ないんだ」って思ってトライしてしまった。」と。
ホールアウト後は練習する気にもならないので、ホテルに帰って、思いっきりベッドを蹴飛ばしたそうだ。
「あそこで4回も打ったんだから怖いものはないって思うようにした。失敗したことに対して自分の中でどう捉えるか、どう切り返すか。物事を悲観的なことにするのか、発展的なことにするかは、その本人の気持ち次第」と深い言葉を残されている。
バンカーはこの人に聞け!
中嶋さんのバンカーに関するレッスン書が見つからなかったのですが、ようやく見つけました。ALBAさんから「永久保存版」として。購入はできなさそうです。
他では、このようにも語っている
「最終日のペアリングを知らされたことが、私には救いとなった。あこがれの選手、アーノルド・パーマーだったからだ。 最終日もアンダーパーで回ることができ、初出場で17位に入れたのはパーマーのおかげだ。同年に、(Par5で13を叩いた)マスターズで予選落ちし、世界挑戦に自信をなくしてしまいそうだった。 パーマーとのラウンドがなければ、今の私はないと思っている。」
アーノルドパーマーと
トミーズバンカーは改修されている
クラブやボールの改良などで飛距離がアップし、17番は短いクラブでグリーンを狙えるようになった。従って、バンカーにつかまる選手も減少した。全英オープンを主催するロイヤル・アンド・エンシェント・クラブのロードリ・プライス理事は「長めのクラブで攻めてもらいたい」と、バンカーに入りやすくするための距離を延長すると2010年発表した。25ヤード延長し、490ヤードにしたのだ。
No.17 トミーズバンカーがさらに拡大!
コース最大の難関17番には、中嶋常幸がバンカー脱出に4打かかったトミーズバンカーがあるが、今回はそのバンカーを拡大し、つかまりやすい設計に。
http://golftoday.tv/news/page/25/ニュース | GOLFTODAY - Part 25
2012年の冬に大規模な改修工事が行われ、17番だけでなく全部で9歩オールの難易度が増したとのことです。