Ray Parker, Jr.

レイ・パーカー・ジュニア
レイ・パーカー・ジュニアは、1970年代半ばに先ずセッション・ミュージシャンとして頭角を現します。
当時サポートしたミュージシャンは、チャカ・カーン&ルーファス、スティーヴィー・ワンダー、アレサ・フランクリン、テンプテーションズ、スピナーズ、デニース・ウィリアムズなど錚々たるメンバーがいます。
そして、1977年ジェリー・ナイトらと、後にレイ・パーカーJr.&レイディオとなるレイディオを結成します。
Raydio

RADIO
レイディオは、1978年にファースト・アルバム「Raydio」をリリースします。シングル・カットされた「Jack and Jill」が全米8位といきなり大ヒットを記録しています。
更に翌年リリースされたアルバム「Rock On」からシングル・カットされた「You Can't Change That」が全米9位とこれまたヒットしています。
Rock On

Rock On
それにしても、このアルバム・ジャケット、カッコいいですね。ファンキーをビジュアル化するとこうなるというお手本ですね。
Two Places at the Same Time
1980年にリリースされた3枚目のアルバム「誓いのセイム・タイム」です。本作よりレイディオからレイ・パーカーJr.&レイディオに名義が変わっています。
タイトル曲「誓いのセイム・タイム」は全米30位となるスマッシュ・ヒットとなっていますが、本作収録曲で注目すべきなのはサーファー・ディスコの定番曲「パーティ・ナウ」ではないでしょうか。

誓いのセイム・タイム
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パーティ・ナウ
A Woman Needs Love
4枚目のアルバムにしてレイディオとしては最後の作品となった、レイ・パーカーJr.&レイディオ「ウーマン・ニーズ・ラブ」です。本作をレイ・パーカーJr.の最高傑作というと異論が出るかもしれませんが、セールス的には最も売れています。
アルバムは全米13位、シングル・カットされた同名曲は全米4位となっています。
とにかくタイトル曲の「ウーマン・ニーズ・ラヴ」が素晴らしすぎます。

ウーマン・ニーズ・ラヴ
Ghostbusters
レイディオ解散後はソロとして活動していくレイ・パーカー・ジュニアですが、そこで良くも悪くも外せないのが自信最大のヒットとなった「ゴーストバスターズ」でしょう。
この曲があまりにもヒットしてしまったがためにレイ・パーカー・ジュニアといえば「ゴーストバスターズ」の人という印象がつきすぎてしまい損をしてしまったのではないかと思います。
しかし、当時はレイ・パーカー・ジュニア自身もかなり力を入れていたようで、曲中の「ゴーストバスターズ」という特徴的なかけ声は映画出演者だけでなく、アイリーン・キャラ、ニコラス・アシュフォード、ダニー・デヴィート、カーリー・サイモン、ピーター・フォークなど多くの有名人に出演してもlらったのだとか!
豪華な話ですよね。

ゴーストバスターズ オリジナル・サウンドトラック
1984年、アメリカ映画のサウンドトラックで、レイ・パーカー・ジュニアが歌うテーマ曲以外にも、トンプソン・ツインズ、エア・サプライ、ローラ・ブラニガンなど、当時人気のあったアーティストが多数参加しています。
「ゴーストバスターズ」以降は徐々に活動の幅を狭めていき、現在はJOE SAMPLE&THE CREOLE JOE BANDのギター及びヴォーカルを担当しています。