1989年の『なかよし』の付録です
おまじないトランプ
川上くんカレンダー
1989年カレンダー
この川上くん、実は政親という男の生まれ変わりなんです。
しかし一瞬記憶を戻したっきり、以後は前世の記憶を忘れてしまいました。誰も聞いたことのない川上くんの吠え声を聞くと、なぜか異世界の扉が開くというミラクルが起こったこともあります。
作者 松本洋子
漫画家。
生まれ:4月4日。
出身地:長崎県西彼杵郡。
1974年 - 第8回なかよし・少女フレンド新人まんが賞にて「ドアのむこうに」が佳作入賞。
1975年 - 「キスはおあずけ」(なかよし別冊11月号)でデビュー。
『なかよし』時代はミステリー・ホラーを中心に執筆。代表作は『闇は集う』シリーズ。
最近長期に渡った「闇は集う」が完結した後,それ以来ほとんど姿を見せない状態が続いています。
現在、あそうもとこ名義で執筆活動をしていると見られています。
松本洋子先生の作品でミステリーに目覚めた、ホラーに興味を持った、という少女は多かったのではないでしょうか。当時、松本洋子先生の話だけを読みたいがために、毎月なかよしを買っている子もいたほどです。
当時はインターネットなどが盛んではなく、うわさが一気に広まる、ということはありませんでしたが、やはりこのトレス疑惑を問題視する方々は多かったようです。
その結果、今に至るまで松本洋子先生の新作はもとより、作品の再販もされておらず、現在は中古店でも入手困難となっています。
主観的松本洋子盗作疑惑概説(パイロット版) | 鳥居 - 楽天ブログ
もしも再販をしてくれたら、懐かしさのあまり手に取る30代、40代の女性は多いと思います。
真偽の程は明らかではありませんが、ぜひ前向きに考えていただきたいものです。
パクリ疑惑!?『闇は集う』は本当に盗作なの? - Middle Edge(ミドルエッジ)
にんじん大好き
松本洋子先生の作品の中で最も少女の心にトラウマを植えつけた作品をちょっとご紹介します。
にんじんが嫌いな彼は、にんじんが食べられるようになりたい、と神様にお願いします。
するとその日から、食卓の上はにんじんだらけになってしまいました。
しかたがないので食べてみると、以外にも大好物のハンバーグの味がしました。
次の日もまた、全部がにんじんでした。 食べてみたら、今度はカレーの味がしました。
そして次の日もにんじんでした。
食べてみると、変わった味でした。しかし今回は初めて食べたような味でした。
すると、「あら、今日は人参を食べてるじゃない。えらいわね」 とママにいわれました。彼にはにんじんもにんんじんでないものも全部がにんじんに見えているので、不思議に思いましたが、苦手だったあのにんじんを食べれたことが純粋に嬉しかったのです。