祖父母が門司港に住んでいた筆者は1970年~1980年代にかけて、毎年夏休みに門司港に帰省するのが楽しみでした。
関門大橋の近くにあった塩水プールで泳いだり、栄町商店街でアイスを買ったり。
いまはなくなった市立丸山小学校で、ラジオ体操するのが毎年の恒例でしたね。
祖父母の代は非常に栄えた街、そして筆者が幼少期にはすでに過疎の傾向が見え始めた街。
そんな街が北九州の門司港でした。
北九州最古のデパート「山城屋百貨店」

2001年まで営業していた山城屋百貨店
山城屋百貨店はそんな門司港の街の中心部にあった、北九州最古のデパートでした。
1934年から2001年までの67年間、門司港・栄町地区にあり、最上階には食堂があったりとまさに昭和のデパートでした。
エレベーターはドア越しに鉄骨が剥き出しに見えているような、そんな往年のデパートの姿。

懐かしい山城屋の包み紙
昭和のデパート 大食堂の思い出と日本初の『お子さまランチ』 - Middle Edge(ミドルエッジ)
門司港の中心的商店街の栄町地区

80~90年代、訪れるたびに店が減ってシャッター街になっていきました
山城屋百貨店は2001年に閉店
山城屋百貨店は、門司港の衰退や小倉北区への商業機能の集中化によって地区全体が没落した影響で業績が悪化。
1994年には和議申請して再建を図ったものの失敗し2001年3月末に閉店、その歴史に終止符を打ったのでした。

2001年に閉店した山城屋
門司港は「門司港レトロ」に活路を見出す

いまや全国区の知名度となった「門司港レトロ」

JR門司港駅

旧門司税関

旧門司三井倶楽部