20代は魔性を秘めた美貌の少年。30代は我がままな光速豚だったイングウェイ・マルムスティーン。今は50代に入り円熟味を発揮させるのか?

20代は魔性を秘めた美貌の少年。30代は我がままな光速豚だったイングウェイ・マルムスティーン。今は50代に入り円熟味を発揮させるのか?

イングウェイ・マルムスティーンの生まれは1963年6月30日。出生地はスウェーデン・ストックホルム。クラシックとヘビーメタルロックを融合させた超早弾きのギタリストで有名。ロック・ギターにヘビーメタル性とクラシックの要素を融合させ、驚異的な超絶早弾きでギター奏法に大革命をもたらした。日本においてのみマルムスティーンはギターの王者と呼ばれる。現在の活動拠点は米国が中心。


イングウェイ・マルムスティーン誕生

幼少期の音楽環境

子供の頃、ストックホルム時代、両親が離婚。母方で引き取られ、幼くして、我がままかつ「自由奔放」に育つ。幼くしてピアノやトランペットを買い与えられるが、どれも長続きしなかった。
というより、甘やかされてきたおかげで粗暴な少年となり、不登校気味になった。加えて母親は、不登校にもかかわらず、家でギターの練習をすることを許したため、傲慢さにさらに拍車がかかり、たっぷりとギター練習を重ねることが出来た。逆に傍若無人の性格に関わらず、イングウェイは努力の人で、世界超一流のギタリストになるまで、練習の鬼であった。このことは正直に評価されてよい。

イングウェイはギターキッズの一人

幼くしてジミヘンに傾倒し、ディープ・パープルのリッチー・ブラックモアに憧れる

ジミ・ヘンドリックスの死がイングウェイに影響を与えた

心の恩師=リッチ―・ブラックモア

ジミ・ヘンドリックスが死去した1970年にイングウェイは7歳だった。TVでジミヘンの特集番組を見て、イングウェイはギターに対してさらなる興味を持ち、練習を重ねた。また、姉からディープ・パープルのアルバム「ファイヤー・ボール」を譲り受け、リッチー・ブラックモアから多大な影響を受ける。ブラックモアのギターをコピーする日々が始まった。どうやら、彼の音楽の影響には、姉の存在が少なからず働いていたようである。この頃からクラシックも聴き始め、ヴァイオリンで有名なパガニーニの旋律をギターで弾くことに挑戦していたという。

フェンダー・ストラトとマーシャル、敬愛するギタリストと同じ組み合わせ

ストラトキャスターとマーシャルそしてイングウェイ

使用機材は一貫してフェンダー・ストラトキャスターとマーシャルのアンプ。ここでもジミ・ヘンドリックスやリッチー・ブラックモアの影響が見て取れる。

フットペダルに膝蹴りか?

ストラトキャスターにオリジナルな加工

イングウェイの弦は通常のセットより太いヘヴィーボトムのセットを使用し、弦のアクションは高くセットされている。これが彼のトレードマークとなっている「スキャロップド・フィンガーボード」という独自の加工がなされており、これによって軽いタッチで押弦出来ることからあの驚異的な早弾きが生み出されるとのことである。
所有するフェンダーのストラトキャスターの数は200本以上、マーシャルヘッド・アンプは40台近くを所持している。ベースも多数所有しており、フェンダー・ジャズベースは全てフレットレスにしてある。

フレット間の窪みに注意

出自の毀誉褒貶

母方マルムスティーン家は貴族だった?

イングウェイの自伝

ところでイングウェイ自身の話では、先祖はスウェーデンの貴族という。17世紀前半、銀の鉱山を発見した功績でスウェーデン国王から伯爵の位を与えられたとのこと。実際、「マルム」=「銀の」、「スティーン」=「鉱石」でマルムスティーンが成立するそうだ。しかし王家の爵位リストには、マルムスティーンの名が記載されていないとの説もある。

数々のエピソード

22歳のサプライズ・バースデー

1985年6月29日はイングウェイ22歳の誕生日。前日のライブでは、前座で出演していたグループにいた技巧派ベーシストのビリー・シーンがステージ場に駆け付けて共演を果たした。また誕生日の前日ということもあり、そのビリー・シーンたちからパイを顔に投げつけられ、誕生日を祝われた。

悲惨な事故からの生還

ジャガーに載るイングウェイ

1987年6月22日イングウェイが運転する車が木に衝突するという重大事故を引き起こす。8日間ものあいだ意識不明の重体となったが何とか生還。術後、ギタリストの命といえる右手に後遺症が残り、部分的に麻痺も経験した。イングウェイはリハビリで見事に立ち直ることとなるが、細かな手癖などギタープレイに若干の支障を抱えることになる。しかし、傍目では相変わらず超一流の速弾きギタリストであることには変わりない。

来日エピソード

来日時、機上での傍若無人

1988年、日本ツアーに向かう飛行機内のファーストクラスで、メンバーはどうしようもなく酔っ払い、周囲のファーストクラスの搭乗者に迷惑を相当かけていた。イングウェイ自身は酔っ払って眠りこんでしまったが、腹を立ててその場にいた女性から水をかけられた。
それに怒った彼は「What the fuck! You unleashed the fury!!」(てめぇこのクソ女、!この俺様に 怒りをぶちまけんじゃぁねえぜ!!)、とまくし立てた。たまたまバンド・メンバーがそのシーンを録音し、インターネットでも配信されたが。後に『アンリーシュ・ザ・フューリー - Unleash The Fury』という曲ネタにもなった

アンリーシュ・ザ・フュァリィ

六本木の夜のビフテキ投擲事件

壁に投げつけられるビフテキ

我慢できない性格は別のエピソードでもあり、航空機ファーストクラスのどんちゃん騒ぎのエピソードと同じ1988年の来日ツアー。六本木のホテルでこんがり焼けたウェルダンの神戸牛のステーキを注文した。ところが出されたステーキの断面を見たイングウェイは突然、「No pink!No red!」と絶叫し、手掴みでステーキを壁に叩きつけたという。

自由奔放か傍若無人か

一夜限りのUWF:高田信彦の登場曲

イングウェイ、高田信彦に花束

1994年8月18日、日本武道館でのUWFインターナショナル 「'94プロレスリング ワールドトーナメント優勝戦」 高田延彦 対 スーパー・ベイダー戦を観戦しに来日した。高田のテーマ曲としてイングウェが作曲した「POWER AND GLORY 」が入場シーンで流され、イングウェイから花束が贈呈された。試合の結果は高田が負け、それ以降2度と再びこの曲は高田の入場シーンでは流されなくなった。

イングウェイから花束を受ける高田信彦

若き日のイケメン超技巧ギタリストは何処に?

魔性の美貌男

まるで別人

巨体を揺らしてステージアクション

デビューから二十代のあいだは、長身でスリムかつイケメンであったが、90年代を少し過ぎた頃から太り始め、2002年の「アタック」発売時には顎の肉に顔が埋もれるほどまで肥満した。現在も相変わらず太目ではあるものの、肥満し始めた当初の体型には戻っている。

スリムなイングウェイ

ステージファッションもリッチーブラックモア倣い

コメントするリッチー・ブラックモア

近年でのジョイントライブ

2000年代に入って、現代の3大ギタリスト「G3」において、かつて後期ディープ・パープルにも在籍した「ジョー・サトリアーニ」とフランク・ザッパ・グループにいた「スティーブ・バイ」とならんでイングウェイ・マルムスティーンが名を連ねることもある。また他には日本などで交響楽団と一緒にギター協奏曲を披露したりしている。

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