スーパーマルチタレント、小林亜星とは。
小林亜星と言えば、主演を務めたドラマ『寺内貫太郎一家』や、『パッ!とさいでりあ』の出演CMが印象深く、役者やタレントのイメージが強い人も多いのかもしれない。
小林亜星(こばやし あせい)
テレビドラマ『寺内貫太郎一家』
だが、元は作曲家である。
しかも、偉大な…
「ガッチャマンの歌」、「魔法使いサリーのうた」などのアニメソングから、1976年に都はるみが日本レコード大賞を受賞した「北の宿から」まで様々な楽曲を世に送り出している。
特にCMソングの作曲に関して残した功績は非常に大きい。
ここでは、数多くある小林亜星のCMソング作品の中から選りすぐりの名曲をご紹介。
日立の樹(日立グループ CMソング)
小林亜星からの紹介で作詞は伊藤アキラが行うことに決定。
CMのイメージを説明するスタッフに木の絵を見せられた伊藤アキラから、「この木は、なんという木ですか?」「どんな木なのですか?」「どこにあるのですか?」などの質問が出たが、絵のモデルとなる実在の木がないため、名前もなければ、どんな木なのかもわかりらずスタッフは「わかりません」「知りません」と返すばかりであった。
そのときのやり取りから、CMソング「日立の樹」の歌詞が生まれた。
明治チェルシーの唄(明治製菓「チェルシー」CMソング)
「今までにない特徴のおいしさを」とスコットランドに伝わる伝統的なキャンディーを参考に作られたチェルシー。
商品に合わせて、小林亜星はスコットランドやアイルランド民謡のような曲をイメージして作ったのがこのチェルシーの唄である。
「あなたにもわけてあげたい」の歌詞があることから、デュオのシモンズを起用するように指示したのも小林亜星である。