Kylie Ann Minogue

カイリー・ミノーグ
写真を見てもらえるとお分かりのように、美しい。いえ、美しすぎます。しかも、美しいだけではなくゴージャスでもあります。女神(アフロディーテ)という言葉は彼女、カイリー・ミノーグにこそふさわしいものです。
そのカイリー・ミノーグ、デビューは1980年、テレビ番組での子役としてのものでした。歌手としてのデビューは1987年のリトル・エヴァのカバー曲「ロコモーション」で、このデビュー曲はいきなり全米3位という大ヒットとなり、母国のオーストラリアにおいては7週連続の1位となっています。
Kylie
セカンド・シングル「ラッキー・ラヴ」も全英6週連続1位をはじめ各国でヒットしたことを受け、満を持して1988年にデビュー・アルバム「ラッキー・ラヴ」は発売されます。
このアルバムは、8週間連続の全英1位をはじめ全世界で1000万枚近い売り上げとなり、カイリー・ミノーグは歌手として華々しいデビューを飾りました。

ラッキー・ラヴ
Enjoy Youself
とってもキュートな写真が使われた、思わずジャケ買いしてしまいそうな1989年発売のアルバム「エンジョイ・ユアセルフ」です。先行シングルの「いつわりのハートlをはじめ、前作同様の多くの曲がシングル・カットされどれもヒットしています。

エンジョイ・ユアセルフ
引き続きオーストラリアの元気娘感溢れる二枚目のアルバム。お馴染みのシングル曲以外は60年代風のノスタルジックな楽曲が多く、『夢見るカイリー』なんて邦題を付けたくなるロマンティックな一枚。
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Rhythm of Love
1990年発売の
特筆すべき点は、ステファン・ブレイやマイケル・ジェイといったアメリカのソングライターやプロデューサーを起用したことと、カイリー・ミノーグ自身が初めてソングライティングに挑戦した「時は止まらず」、「ワン・ボーイ・ガール」、」花びらに口づけ」、「リズム・オブ・ラヴ」の4曲が収められていることでしょう。
アルバムからの第一弾シングル「悪魔に抱かれて」と、この曲のミュージック・ビデオはこれまでの気さくな女の子というイメージを打ち破るきっかけになったといわれています。

リズム・オブ・ラヴ
Let's Get to It
なんともセクシーな表情のカイリー・ミノーグの写真が印象的な1991年発売のアルバム「あなたも、M?」。このジャケットのカイリー・ミノーグが一番美しいのではないかという話は置いておき、本作はPWLの元で出した最後のスタジオ・アルバムであり、カイリー・ミノーグにしては売り上げが最高位全英15位とあまり思わしくないものでした。

あなたも、M?
Light Years
1992年にベストアルバムを発売した後、カイリー・ミノーグはレコード会社をデコンストラクションに変えています。
これは恐らくアイドル路線からの脱皮を考えてのことだったかと思われます。
1994年に自分の名前をアルバムタイトルに冠した「カイリー・ミノーグ」を1997年には「インポッシブル・プリンセス」という意欲的な2枚のアルバムを発売したもののセールス的に思わしい結果を得ることが出来ず1999年にEMI傘下のパーロフォンに移籍することになります。
移籍後初となるアルバム「ライト・イヤーズ」を2000年に発売することになりますが、先行シングル「スピニング・アラウンド」が10年ぶりに全英1位を獲得し、続く「オン・ア・ナイト・ライク・ディス」が全英2位、ロビー・ウィリアムズとのデュエット曲「キッズ」も全英2位となり、更に後続のシングルも次々ヒットするという第2の黄金期を迎えることになります。
やはり、ポップ路線に戻したことが良かったのでしょうね。

ライト・イヤーズ
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Fever
前作の勢いを継続したまま短いインターバルで発売されたアルバム「フィーバー」はカイリー・ミノーグにとって最大の成功を収めました。
プロモーション・ビデオがあまりにもカッコいいシングル「熱く胸を焦がして」は全世界で大ヒットし、この年、世界で一番売れたシングルとなっています。
また、収録はされなかったもののマイケル・ジャクソンから楽曲の提供があったそうですよ。

フィーヴァー
プロモーションビデオのあまりのエッチさに思わず買ってしまった1枚。 キュートなボーカルと軽めで心地よいダンサブルなナンバーに、映像がなくても満足。おすすめです。
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この後も、多数のヒット曲を世に送り出しているカイリー・ミノーグ。作品は楽曲もビデオも完成度が高くなり、もはやアイドルの面影はありません。世界で活躍する偉大なアーチストのひとりです。
しかし、それはカイリー・ミノーグ本人が望んだことだったとは思いますが、「セレブレイション」などを歌っていた頃の無邪気なカイリー・ミノーグの魅力にも捨てがたいものがありますね。