Sade
シャーデーは、女性ソロ歌手だと思われていたりもしますが、れっきとしたイギリスのバンドの名称です。
しかし、それほどボーカリストが際立っているのは事実で、ボーカルのシャーデー・アデュの魅力を前面に押し出したバンドであることは間違いありません。
今一度確認しておきますが、バンド名がシャーデーで、ボーカルがシャーデー・アデュと言います。確かに紛らわしいですね。
Sade
メンバー構成
Sade Adu - 女性ボーカリスト。1959年1月16日生まれ。ナイジェリアから英国に移住。
Paul Spencer Denman - ベース奏者。
Andrew Hale - キーボード奏者。
Stuart Matthewman - ギター、サックス等を担当。
Sade Adu
シャーデー・アデュ、本名ヘレン・フォラシャーデー・アデュは、ナイジェリア人の父とイギリス人の母の間に生まれ、幼少期をナイジェリアで過ごしています。
両親の離婚に伴い母親とイギリスに移り住みデザイン学校を卒業後、友人とファッション会社を立ち上げています。
仕事と並行して「Arriva」というラテン・ソウル・バンドに参加しており、その後シャーデーのメンバーと知り合います。
シャーデー結成は1983年。デビュー・アルバムの発売は1984年ですから順調なスタートをきっていますが、非常に寡作で、現時点での最新アルバム2010年発売の「ソルジャー・オブ・ラヴ」までにわずか6枚しか発表していません。
Diamond Life
1984年発売のシャーデーのファースト・アルバム「ダイアモンド・ライフ」。オシャレでジャージーな雰囲気いっぱいのアルバムですが、ファースト・アルバムでこの完成度はすごいです!
シングル曲「ユア・ラヴ・イズ・キング」がトップ10に入ってからアルバムが売れ始め最高位は全米5位、全英2位といきなりの大ヒットを記録しました。
ダイヤモンド・ライフ
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そして、様々なアーティストにカヴァーされている名曲「スムース・オペレーター」です。プロモーション・ビデオの全盛時代とはいえ、今見ても曲の素晴らしさと相まって実にオシャレですね。
これらのヒット曲によってシャーデーは、グラミー賞最優秀新人賞を獲得しています。
Promise
ヒット・シングル「スウィーテスト・タブー 」を含む1985年のアルバム「プロミス」です。
ファースト・アルバムからの好調を維持してこれまた良盤となっています。それにしても、ここまでくるとシャーデーの魅力はボーカリストであるシャーデー・アデュにあるとはいうものの、バンドメンバーの確かな演奏とセンスにも脱帽せざるを得ません。
プロミス
この年シャーデー・アデュは、ジュリアン・テンプル監督の当時話題を集めた映画「ビギナーズ」にジャズ歌手役で出演し、劇中で歌っています。