2003年、大谷選手のお母さんが不慮の事故で亡くなった時、プロレスの教科書はこのような文面で大谷選手を励ましました。
これらの力強い格言は、後に大谷選手が中心となって展開される「プロレスを通しての社会活動」に繋がっているとも言えましょう。
なお「プロレスの教科書」を検索すると、次のような書籍が出て参りますが、こちらは「人間風車」ビル・ロビンソン氏が著したガチのレスリング技術書なので、ご注意下さい。
プロレスの教科書 “人間風車" ビル・ロビンソン直伝 〝蛇の穴″のレスリング キャッチ・アズ・キャッチ・キャン スキルブック (週刊プロレスSPECIAL) : U.W.F.スネークピットジャパン : 本 : Amazon.co.jp
紀元前から受け継がれる人類最古の格闘競技、 「キャッチ・アズ・キャッチ・キャン Catch As Catch Can = CACC」 伝承の技の数々を完全網羅! CACCの基本なくして、日本にプロレスの定着はなかった! 「Wrestling(レスリング)」を「一本の木」にたとえてみよう。 本書で書かれている「キャッチ・アズ・キャッチ・キャン」は太い「幹」であり、 その他の格闘技(あるいは格技)は、「枝」に比喩できる。 「幹」が優れているとか主流だとか、「枝」が劣っていて亜流であるという話では断じてない。 だが、とにかく「キャッチ・アズ・キャッチ・キャン」こそが人類最古の「闘うフォーム」であり、 あらゆる格闘競技(格技)は、そこから分化していった。
新たな挑戦ーいじめ撲滅への闘い
冒頭でも紹介した、大谷選手が取り組む「いじめ撲滅」を目的とした社会活動。2011年には「一般社団法人あなたのレスラーズ」を設立、全国を股にかけて活動しています。
「イジメ撲滅」大谷晋二郎KAMIKAZE制裁!ZERO1東京タワー大会 | 週刊ファイト
大谷晋二郎、プロレスで「いじめ問題」に立ち向かう - 「特選格闘技」スタッフのロープブレイクタイム
2011年の東日本大震災後は、被災地の復興を支援する活動にも取り組み、2016年の熊本震災の際には、試合が予定されていた会場のがれきの撤去を行うなど、支援を続けています。
おわりに
「アメトーーク!新春ゴールデンSP」の「俺たちのゴールデンプロレス」で紹介された大谷選手のドキュメントで、小学校の校庭で行われた試合の後、マイクを握った大谷選手は、こう叫びました。
【エンタがビタミン♪】芸人達の目にも涙。アメトーークらしくないプロレス感動秘話とは? | Techinsight|海外セレブ、国内エンタメのオンリーワンをお届けするニュースサイト
病弱だった少年時代、プロレスによって勇気をもらい、その後プロレスの道をまっすぐに進んできた大谷選手の叫びは、多くの人の心を打ちます。
2015年より、再びジュニアヘビー級への転向を敢行した大谷選手。その「熱さ」を体感しに、プロレス会場へ足を運んでみませんか?