結婚式当日までの手作りの日めくりカレンダー。カレンダーを破くきよは幸せそうだ。
けん
ある日、阿南から蓮の写真を見せられて怒り、荒れる勇次。蓮を見つけられない翔にキレまくる。きよは、そんな兄を見かね蓮の通う幼稚園の前に勇次を連れて行く。蓮は母親が向かえに来ないため、寄り道をしながら1人で帰るのだ。父子は初めて顔を合わせた。
阿南から「蓮っていうんだって?」等としたり顔で写真を差し出された。
けん
写真は、初めて見る息子と元嫁の姿だった。そっと胸ポケットにしまう勇次。
けん
蓮を探し出せなかった翔に怒り、ボコボコにする。(本当は見つけていたのに・・・)
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父親の名乗りはあげられないが、少しだけ会話することができた。勇次は会話の中で気になる事があった。この日は日曜だったが、たまたまおゆうぎ会で蓮は幼稚園に登園していた。おゆうぎ会を見に来た父兄と楽しそうに幼稚園を出る大勢の子供達を見たからだ。「おまえ、お母さんは?」の質問に「仕事」。「お父さんはいるだろ?」の質問には「たくさんいるよ!」と答え蓮が走り去ってしまったからだ。
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蓮を夜遅くまで1人で留守番させ男と酔っ払って帰ってきた早苗に勇次の怒りが爆発!
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そして勇次はまた幼稚園帰りの蓮を、ジープで海までドライブに連れて行ったり、ハンバーガーを一緒に食べたりと父子水入らずの楽しい時間を過ごした。
蓮と食事をしている店の向かい側の車からは、阿南連合のスナイパーが勇次に照準をさだめていたが、出所してきた仙吉がスナイパーを殺し助けてくれていた。
蓮にハンドルを握らせ、その小さい手に自分の手を重ねる勇次。幸せな父子の時間。
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よほど嬉しかったのか、蓮は自宅でドライブの絵を描いたり、ダンボールで工作したジープで遊んでいた。
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幸せな日々が続くはずだったある日、阿南の嫌がらせはエスカレートし、きよと翔が連れ去られた。翔は阿南連合の組員たちにボコボコにされ、阿南に頭を撃たれ殺されてしまう。翔が殺される一部始終を見ていたきよは、ショックのあまり記憶を失ってしまう。
阿南たちにボコボコにされ殺されてしまう。
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手作りの日めくりカレンダーは「あと10日」から破られることはなくなった。
けん
記憶をなくし入院中のきよ。兄を思い出せない、妹のひざにあのオルゴールを乗せ音色を聞かせる勇次。きよの反応はない。
けん
勇次は、知人の結婚式に出席中の阿南をトイレに追いつめ日本刀で斬り殺した。
パトカーで土門の隣に座らされ移動中の勇次は、偶然、蓮の姿を見つける。最初は顔を隠す勇次だったが、走り出そうとするパトカーの中、勇次の耳に飛び込んできたのは「お父さん!」自分を呼ぶ蓮の声だった。
この期におよんで言い訳したり、「ガキ(子供)が3人いるんだよ、お前もガキいるからわかるだろ~」などと見苦しい命乞い。
けん
私的、見どころ!
号泣のラストシーン!
パトカーの中で蓮を見つける。
けん
「お父さーん!」叫びながらパトカーを必死に追いかけてくる蓮。
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