「ギターの神」といわれた順風満帆のギタリストも、実は波乱万丈のミュージシャン:エリック・クラプトン

「ギターの神」といわれた順風満帆のギタリストも、実は波乱万丈のミュージシャン:エリック・クラプトン

イケメンで、いつまでもダンディな男クラプトン。ギターの神様といわれ、公私ともに話題満載であったが、必ずしも華やかなギター人生だけとはいかなかった。山もあれば谷もある、神様の軌跡を振り返ってみよう。


年をとっても今なおシブイ、エリック・クラプトン

シャンパンを嗜みながら聴きたいエリック・クラプトンの楽曲5選【radio cafe】 | cafeglobe

天才=エリック・クラプトンの軌跡

デビューと最初の黄金期ヤードバーズ加入

ギターは、フェンダーのテレキャスターモデル

ヤードバーズ時代のクラプトン

Yardbirds ヤードバーズ

エリック・クラプトンのデビューは学生時代の友人から誘われた1963年1月加入のルースターズ。しかしこれはヒットもなく半年で解散。クラプトンの名声を高めたのはやはり、その後1963年に加入したヤードバーズ。
ヤードバーズは、ビートルズと同時期に、ロックンロール、R&Bをコアににした、ロンドンのロックバンドで、複数のヒット曲を出す。

ヤードバーズ時代のクラプトン、真中がクラプトン

ロック3大ギタリスト

奇しくも3人ともヤードバーズのリードギタリスト

クラプトンは、ロック3大ギタリストの初代とされる。ヤードバーズには、クラプトンに続いて、不世出のギタリストであるジェフ・ベック、ジミー・ペイジも加入し、伝説のバンドとなる。3人は「ロック3大ギタリスト」と呼ばれた。た。しかし、ブルース志向のクラプトンは、バンドヴォーカルのキース・レルフの持つポップ路線に反発し、1965年に脱退。クラプトンの「音の大きさ」にボーカルのキースが不満を持っていたともいわれる。3人が3人とも音の大きさで、キースと対立するが、3人ともヤードバーズ脱退後、華々しいキャリアを積むことになる。

ブルース志向の追及

ジョンメイオールとブルースブレーカーズ時代

若きクラプトン、レスポールモデルを奏でる 

Eric Clapton Early Years – Photo Gallery | NSF

1965年から、本来志向していてヤードバーズ時代には実現できなかったブルース路線を貫徹。キャリアの中で初めて、ゴン太との音が出るギブソンのレスポールモデルを使用。
ちなみに、ヤードバーズ時代のジェフ・ベックとジミー・ペイジもこのギブソン・レスポールモデルを使用した。
なお、ジミー・ペイジに至ってはレッド・ツェッペリンも含め一貫して米ギブソンのレスポール・モデル・サンバーストを愛用。

色はサン・バースト

米ギブソンのレスポールモデル

「クラプトン レスポールモデル」の検索結果 - Yahoo!検索(画像)

ジョン・メイオールとブルース・ブレイカーズ

闘争ロック宣言=クリームとブラインド・フェイス

米フェンダーのテレキャスターでロック闘争宣言

クリーム時代の1966年から68年の約2年はアドリブとバトル演奏で伝説のスーパートリオ。ジャック・ブルースとジンジャー・ベイカーの3人で闘争的なロック演奏を繰り広げる。
数々の名作を出すも、個性と個性のぶつかり合いからか、バンドが崩壊へ。仕様楽器はギブソンのSGモデル。
闘う即興バンド=クリームの解散後、スティービー・ウィンッドと邂逅。スーパーグループのブラインドフェイスを結成するが1枚のアルバムのみのリリースで解散。
なおこの頃の使用ギターは、再びフェンダーのテレキャスター。

クリーム;冬場の野外コンサート

その後のエリック・クラプトンとこぼれ話

名曲「いとしのレイラ」誕生とドラッグの日々

70年にはいると、ブルースの聖地=アメリカに渡る。そこでデレク・アンド・ドミノスを結成。大ヒット「いとしのレイラ」が1970年に誕生する。幅広いファン層ができて一躍スターダムに登る。
クリーム時代の高揚と短命なブラインド・フェイス、そしてデレク・アンド・ドミノスも1年で解散。それが尾を引いたか、クラプトンは70年代に入ってドラッグに浸るようになる。
それも1971年、同じ英国バンド;ザ・フーのリードギタリスト=ピート・タウンゼントの支えもあり、ドラッグ依存症を克服する。

ジョージ・ハリソンの妻、パティ・ボイドを想った曲であることは......

デレク・アンド・ドミノス:いとしのレイラ

欲しいものは親友の奥さんだって手に入れる

クラプトンは、ビートルズ一番のハンサム男=ジョージ・ハリソンの妻、パティ・ボイドを略奪愛。1979年の結婚からおよそ10年間共にするが1988年で離婚。憧れのボイドとの結婚も必ずしも幸福ではなかった。80年代にはいって、今度はアルコール依存症になる。
なお「いとしのレイラ」は、パティのことを想って作曲した曲という。ただ、実際に結婚してみると、浮気に走る。他に複数の女性と関係を持ち、子供まで生ませるなど悪い癖も持っていた。

パティ・ボイドとジョージ・ハリソン

クラプトンにおんぶのボイド

我が子コナーの非業の死と名曲「ティアーズ・イン・ヘブン」

亡き愛児 コナーと

クラプトンは、パティ・ボイドと結婚中であったにも関わらず、ニューヨークでイタリア人女優ロリ・デル・サントと同棲。男児コナーをもうける。クラプトンはコナーを大変可愛がった。本妻ボイドの知ることになった息子の存在。お陰でボイドとは1988年には離婚に至る。だが不幸はそれだけではなかった。1991年3月20日、当時4歳過ぎったコナーが母親の目を離した隙に、高層アパートの53階に上がり、踊り場の窓から転落して死亡してしまった。
クラプトンはこの絶望的な悲報にショックを受け、引きこもりの生活が続く。再びアルコールとドラッグに浸るのではないかと周囲も心配したが、亡くなった愛児=コナーに、名曲「ティアーズ・イン・ヘヴン」を捧げることで立ち直りをはかった。曲も全米チャート2位を記録するなど大成功に。

我が子の非業の死にショックを受ける

ティアーズ・イン・ヘブンで立ち直るクラプトン

クラプトンは日本好き

原宿:福よしとクラプトン

福よし看板

親日家で、1974年初来日以来、2016年現在で21回の来日公演を果しており、武道館での公演記録を91回という最多記録を作った。
公演以外にもお忍び来日も多く、クラプトンは大のトンカツ好きで知られる。原宿の「福よし」でさりげなくとんかつを食べているシーンが幾度か報告される。古希を迎えた最近では、健康を考えて、もっぱらチキンカツに切り替えたともいわれる。一方で、日本の格闘技の大ファンでもあり、K1の放送中にテレビでクラプトンが映し出されることもあったという。

客席で豪華な共演;アントニオ猪木とクラプトン

外タレ、武道館最多公演記録91回

演奏スタイル

アフロ系生粋ブルースの大御所とともに

クラプトンの演奏スタイルは、当代きっての一貫したブルース・ギタリストで、名手とされる。実際B・B・キングやバディ・ガイなど、アフロ系米人のブルースギタリストとの親交も多い。奏法は、エフェクターなしでクリアな音でのギター演奏。ジミ・ヘンドリックスのようにエフェクターを駆使して強力なファズを効かせたり、ジェフ・ベックのようにギターをアンプに近づかせて音を歪ます「フェードバック」奏法をすることはない。
なお、アメリカ生まれの傑出のギタリストであるジミ・ヘンドリックスは、英国に渡って活躍したが、渡英の理由に「クラプトンに会えるなら」と当時のマネージャー=チャス・チャンドラーに条件提示したという。
当のクラプトンは、そのジミヘンのアームを駆使する演奏を目の当たりにして、自分は「とてもあのように弾けない」と、自分のギターからアームを取り去ったという。

ファズを駆使した音造りのジミ・ヘンドリックス

音も好対照のクラプトンとベック

フェラーリコレクターとしてのクラプトン

SP12ECの価格は

auto.blog

世界に一台だけのフェラーリ「SP12EC」

auto.blog

フェラーリのコレクターでも知られ、2012年にはワンオフモデル(世界に1台の特注モデル)の「SP12EC」をフェラーリに発注したことで話題となった
また、ギターの100本単位で所有するコレクターである。象徴的なギターは、米フェンダー製の黒いストラトキャスターで、「ブラッキー」と呼ばれる。そのギターもオークションに賭け、1本1億円以上で落札される名器もある。

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