海外で日本語の名前が付いた日本の車
世界中で販売される日本車ですが、日本で販売されている車種名と異なることは様々な理由からよくありますよね。そんな、中でもあえて日本語を取り入れて販売している車種名を紹介したいと思います。
日産・シルビア (S110型)
日産・シルビア (S110型)
メキシコでは、シルビアが SAKURA(桜)という名前で発売されていました。シルビアの名前の由来はギリシャ神話に登場する清楚な乙女の名前から。その語源はラテン語で「森」を意味するそうですが、そこをメキシコではSAKURA... 関係なさそうですね。
Datsun Sakura Hardtop S110
日産・サニー(B13型)
日産・サニー(B13型)
日本では1990年 -1993年の間発売されていた7代目サニー。この車なんと現在(2016年)でもメキシコの工場で生産されているようで、その名前はTSURU(鶴)
NISSAN TSURU 2017
日産・ADバン
日産・ADバンY10型
日本では90年代の商用車として活躍した日産のADバン、またまたメキシコではTSUBAME(燕)の名前で販売されていました。
NISSAN TSUBAME
三菱・パジェロ
初代パジェロ
昔から日本や海外でも人気だった「パジェロ」ですが。世界中同じ名前で販売しているわけではありません。イギリスではなんとSHOGUN(将軍)の名前で販売されています。そして、スペイン語圏ではPAJEROという名が「自慰をする人」を連想させるため「Montero」(猟師)の車種名で発売されています。
MITSUBISHI SHOGUN
三菱・チャレンジャー
三菱・チャレンジャー
日本では1996年から2010年まで発売されていました。この車も英国では将軍の名前が付いて、MITSUBISHI SHOGUN SPORT でした。後ろに「SHOGUN SPORT」と書かれているのが印象的ですね。
MITSUBISHI SHOGUN SPORT
三菱・ギャランΛ
三菱・ギャランΛ
「三菱・ギャランΛ」という車が大昔にありましが、こちらは海外へはMitsubishi Sapporo(サッポロという名称は札幌オリンピックにちなんで名付けられた)という名前で輸出されていました。また英国ではコルト・サッポロ、北米ではプリムス・サッポロとして販売されていました。
Mitsubishi Sapporo
スズキ・ジムニー (2代目)
スズキ・ジムニー (2代目)
日本でも人気のあった2代目ジムニーですが、インドネシアではKATANA(刀)北米ではSAMURAI(侍)として発売されていました。いかにも外人が好みそうな名前ですね。そう言えばスズキからバイクでも「カタナ」という車種名がありましたね。
SUZUKI KATANA
SUZUKI SAMURAI
トヨタ・ハイラックス
トヨタ・ハイラックス
北米市場で人気のピックアップトラックですが、この車はトヨタブランドでは日本と変わらず「トヨタ・ハイラックス」の名前で発売されていましたが、1989年から1996年まで、トヨタ社とフォルクスワーゲン社との提携の一環として、ハイラックスがフォルクスワーゲン社ハノーファー工場で生産され、その時のOEM車としてVolkswagen Taro(太郎)としてフォルクスワーゲン社から発売されていました。
Volkswagen Taro
スバル・ドミンゴ
スバル・ドミンゴ
スバルから80年代90年代に発売されていたワゴン車だが、英国での車種名はなんとSUMO(相撲)、これまた日本車とすぐ分かるようなイメージ戦略なのでしょうか。
Subaru Sumo
マツダ・ファミリア(9代目 BJ型)
マツダ・ファミリア(9代目 BJ型)
1998年に発売された9代目ファミリアBJ型ですが、台湾での名前がすごいぞ!「マツダ・イサム・ゲンキ」という名前で売られていました。もう何のことやら...イサムって誰??
Mazda Isamu Genki
マツダ・トリビュート
マツダ・トリビュート
マツダ・トリビュートは比較的新しい車だと思いますが、台湾で一部のグレードで、またまた変わった名前を付けてくれました。その名も「Mazda Oshare」(オシャレ)。日本人みたら苦笑いしてしまいそうな名前ですね。
まとめ
いかがでしたか、海外旅行に行った時、日本車を見たら車種名をチェックすると新しい発見ができるかもしれませんね。その他にも、マツダの車両ではグレード名を日本語にしているというパターンもあるそうです。