かつて沖縄観光の定番だった「ハブVSマングースの対決ショー」、どうしてなくなった?

かつて沖縄観光の定番だった「ハブVSマングースの対決ショー」、どうしてなくなった?

沖縄といえば「ハブVSマングース」を想い出すのはきっと私たち世代まででしょう。かつて沖縄観光の定番だったこの手に汗握る対決ショー、いまでは観ることが出来ません。キングコブラなどの蛇が恐ろしい動物だった子供のころ、マングースってヒーローのように思っていたことを憶えています。


最恐の毒蛇といえばキングコブラでした

子供のころ、「最恐の毒蛇=キングコブラ」として覚えていた人は多かったと思います。

「野生の王国」で、獰猛な動物すら一撃で仕留めるキングコブラの姿に驚愕したり、はたまた「川口浩探検隊」で洞窟の奥に潜むボスキャラのように感じていたり。

【野生の王国】弱肉強食を子供時代はじめて教わった番組☆サバンナの主役ビッグ5 - Middle Edge(ミドルエッジ)

なぜでしょう、みんなが知っていましたね。

最恐の毒蛇、キングコブラ

【水曜スペシャル】冒険は男のロマン、川口浩探検隊は僕らのヒーローでしたね!! - Middle Edge(ミドルエッジ)

キン肉マンの超人としても登場していましたよね。

キングコブラといえばこちらも

そんな毒蛇の「日本版」といえばハブだった!

私たちは日本版キングコブラのように感じていましたね。

沖縄や奄美諸島に生息するハブ

そして沖縄に生息するハブもそんな毒蛇の日本版としてイメージされていましたし、そのハブを倒してしまうネズミみたいな「マングース」の勇敢さに興味を持っていた人も多かったことでしょう。

「天敵」という言葉を「ハブVSマングース」で知った人もいるのではないでしょうか。

ハブの天敵!マングース

マングースはインド原産の食肉目の動物で、元来コブラの天敵として知られていました。
ジャコウネコ科の雑食獣で、主にネズミや鳥、昆虫などを食べ、日本には1910年、インドから輸入された21匹のマングースが沖縄本島に持ち込まれたのが始まりです。

でも実際は・・・外来種持ち込みの失敗例ともされています

かつて沖縄観光の目玉だった「ハブVSマングースショー」

私たちが子供のころ、沖縄といえば「ハブVSマングースの対決ショー」のイメージがありました。
実際、沖縄ならではの動物が観客を前に対決するショーは大人気、沖縄各地で開催されていたようです。

「ハブVSマングースショー」にはベビーフェイスとヒールが完全に成立する、プロレスのような盛り上がりがありました。

小動物が毒蛇を仕留める!

20年前のハブVSマングースショーの動画があります

テレビで観たことがある人も多いでしょう。
小さなマングースがハブの頭部に噛み付き、最後はショーの主催者がハブとマングースを引き離して、とどめを刺す前に終了するショーでしたね。

2000年、ハブVSマングースショーは「禁止」に

動物愛護法(動物愛護及び管理に関する法律)によって平成12年(2000年)にハブVSマングースショーは禁止となっていたんです。

ただ、かつては沖縄観光の目玉だった「ハブVSマングースショー」。
いまでも沖縄の各地では当時のショーの映像を見せたり、対決はしなくともハブとマングースのショーを行っている場所は多くあるようです。

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