「びっくり電話」は、1976年に発売され、全英5位、全米47位を記録しました。シングルヒットした「芸術こそ我が命(全英5位・全米83位)」、「アイム・マンディ(全英6位・全米60位)」の2曲を収録しています。
アルバムタイトル同様にびっくりしたのは、ケヴィン・ゴドレイとロル・クレームがこのアルバムを最後に脱退してしまったことです。順調な活動が続いていただけに残念な出来事となりました。
尚、二人はこの後、ゴドレイ&クレームとして活躍することになります。
びっくり電話
Deceptive Bends
エリック・スチュワートとグレアム・グールドマンの2人になって最初の作品ということで、どうなることかと当時は心配されたことでしょうが、大ヒットという最高の結果をだした1977年発売のアルバム「愛ゆえに」です。
オリジナルのアルバムタイトルを無視して付けた邦題からも分かるように、シングル「愛ゆえに」は世界的な大ヒットとなりました。
「愛ゆえに」のほか「グッド・モーニング・ジャッジ 」、「恋人たちのこと 」のシングル曲を収録しています。
愛ゆえに
Bloody Tourists
大まかに言えば、脱退したケヴィン・ゴドレイとロル・クレームは10ccのアヴァンギャルドな部分を担っており、エリック・スチュワートとグレアム・グールドマンはメロディ・メーカーです。
1978年発売のアルバム「ブラディ・ツーリスト」にもエリック・スチュワートとグレアム・グールドマンの楽曲は美しく冴えています。と同時に以前の10ccを知っていると、何か物足りなさを覚えてしまいます。
とは言え本作はかなりの力作です。
全英1位のシングル「トロピカル・ラヴ」と「レッズ・イン・マイ・ベッド」、「フォー・ユー・アンド・アイ 」のシングル3曲を収録しています。
ブラディ・ツーリスト
Amazon | 10cc | Bloody Tourists 通販
好調だった10ccですが、80年代に入ると状況は一転します。
1980年にフランス映画「ガールズ/恋の初体験」のサウンドトラックアルバム「ルック!ヒア!!」を発売しますが力作だったにもかかわらず思わしい結果を出すことが出来ませんでした。
1981年発売のアルバム「ミステリー・ホテル」と1983年発売のアルバム「都市探検」は、共にAOR路線を推し進めたものでしたが、これも商業的に失敗に終わります。
そして、英国ツアーも不調に終わったことから10ccは解散してしまいます。
1992年には再結成し、アルバム「ミーンホワイル」を、1995年にはアルバム「ミラー・ミラー」発売しますが往年のような成功には至りませんでした。
10ccという変わったバンド名は、所属レコード会社の社長、ジョナサン・キングが夢で見た「世界で最も偉大なバンド、10cc」という看板からとられたとのことです。
70年代の10ccは英国的で偉大なバンドであったことに間違いはありません。