穆淸院門前稲荷桜(ぼくせいいんもんぜんいなりさくら)
銃の扱いに長け、飛行能力と上手く組み合わせて追撃や先回りして空中から銃撃するシーンが多く見られる。他に狐火を使えたり夏姫同様雷蟲を1匹持っているが、たまに怒りにまかせて使うくらいで仕事上の戦闘ではほとんど使うことがない。無駄玉を使って弾丸代がかさむのを嫌い、リボルバーを愛用している。 基本的に自分本位かつしたたかな性格で、夏姫とはまた違った形でのマイペースぶりではあるが、家族に対してはとてもかいがいしい。また金勘定に厳しくいかにも大阪の商人的な言動がしばしば見られる。自身は8と1/5尾しか持たない妖狐で、マッハでの飛行も可能な高い魔力を持つものの、化けることが出来ずコンプレックスを感じている。
幼い頃は尻尾が一本しかなく揶揄の対象であった様子で、九尾の狐となるため数十年放浪した後新宿へ流れ着き夏姫と出会う。初めは高い魔力を持った夏姫の生き胆を食べることを目的としており、夏姫の近くで隙を伺うために「PC」に入社し、夏姫とコンビを組むこととなる。
部屋を借りるとお金が勿体無いとホームレス同然の生活をしているのを見咎めた夏姫に強引に居候させられ、これ幸いと再三寝込みを襲おうとするが失敗続き。公私両面で行動を共にしていくうちにいつしか友情で結ばれ、当初の夏姫を食べるという目的はどうでもよくなった様子。
千倉朔之進に惚れ、折りよく発情期を迎えたために半ば理性を無くしながらトイレで襲いかかり、その結果子供を3人(匹)産んで事実上夫婦関係を作り上げた。 その後夏姫宅を子供の狐火で半焼させ一家でマンションに移ったり、再建された夏姫宅に居候したりと幾度か住まいを変えながら周囲を騒がせている。一時期殺生石の弾丸で撃たれ魔力を失い老いた姿となってしまい、前線に出られず「GC」で事務仕事をしていたが、ささいなキッカケから化けられるようになり元の若い姿に化けて復帰した(ついでに尾も9本にして化けている)。聖暦25年春、「GC」大阪支社長になり、神の眷属としてゲートの開き方を覚えたことで職場の大阪と夫が移住した中国大陸、東京の夏姫宅を気軽に行き来している。
バタネン藤岡
バタネン藤岡(バタネン ふじおか)
獣の耳と尻尾と毛皮を持ち顔立ちもやや獣っぽさがあるが、普段はかなり人間に近い。興奮すると口や鼻がかなり狼の姿に近くなり、特に性的に激しく興奮した時は狼そのもの。
バウンティーハンターとして非常に優秀で名も通っている。圧倒的な身体能力と優れた射撃の腕で遠近共に高い戦闘能力を発揮するだけでなく、豊富な経験と力強いリーダーシップで名実ともに「PC」NO1であった。またワーウルフの特徴として凄まじい耐久力と再生力を持ち、不死身を自称している。実際銃撃で脳漿を飛び散らせても満月になればすぐ再生すると軽く言ってのける事からも、余程のことがない限り死なない体と思われる。
トミィ藤岡
トミィ藤岡(トミィ ふじおか)
獣の耳と尻尾と毛皮を持つ。バタネンより顔立ちにも毛皮にも獣っぽさが色濃く出ているが、幼い顔立ちのせいか狼というより犬のようである。 直接的な戦闘能力に関しては目立った特徴が無くバタネンやフォンヌといったエース格には見劣りするが、警視庁や大手民間警察会社のコンピュータに侵入したり、古書でかじった知識や歴史をスラスラ説明したりと、非常に博識かつ情報収集能力に優れている。また跳躍力は3m程度、再生力は日本刀で腹を割かれても全治1週間と、バタネン同様ワーウルフとしての身体的特徴は備えている。成績的には「GC」での業績グラフからヌプーや近藤とほぼ同格であることが伺われる。
警視庁四大精霊使いの一人、水のポーに惚れ込み、最初は嫌悪すらされていたが必死にアプローチを続けデートを楽しむ仲になる。
いつの頃からか正式に恋人となり、ケンカやすれ違いをしながらも時間をかけてゆっくりと愛を育んでゆく。
その他主要キャラクター
フォンヌ・ウォークレイ
ポー・ド・ロックフォール
千倉朔之進(ちくら さくのしん)
近藤直子
無駄神(左)とグレイ・サマンサ(左)