はいぱーぽりす
アニメ『はいぱーぽりす』
あらすじ
未来――人間と、妖怪、魔物が共存する世界。更なる科学の進歩を遂げた世界に住む住人のほとんどは、異なった種族同士の混血種が占め、さまざま生き物で構成された社会は複雑化していた。
妖怪の母と人間の父を持つ夏姫(なつき)は、そのかわいらしい容姿からは想像できないほど強力な妖力を持つ賞金稼ぎ。
彼女の仕事は、社会の平和と秩序を乱す者たちを捕らえることだ。そんな彼女の相棒は半人前の美人妖怪・桜(さくら)。
桜は夏姫の妖力を何とか自分のものにして一人前の妖怪になろうと企むが、その計画はなかなか進まないのであった。そんな夏姫と桜は、いつしか奇妙な友情で結ばれ、自分たちでも信じられないような絶妙なコンビネーションで次々と凶悪な者たちを捕らえていく!
主人公の笹原夏姫
笹原夏姫(ささはら なつき)
オリハルコン製の愛刀と格闘技を駆使した接近戦を好む。
銃も使用するがかなり不得意。また、「風神」と「雷神」と名付けたネズミのような生物「雷蟲」を常に2匹寄生させており、その力を借りた電撃は非常に強力。さらにキャリアを重ね、時空間を歪めて自在にゲートを開く能力を獲得する。反面自己抑制に欠け、興奮して電撃を無差別に撒き散らしたり、ゲートを太陽に繋げて炎を噴き出したりと周囲に甚大な被害を与えることもしばしば。
性格は基本的におっとり型で、危機的状況にあっても妄想に浸れるほどの天然ぶりだが、仲間や仕事への執着は強い。
人間の血が濃いと言われるが、ネコ缶やキャットフードを平気で食べる、ネコじゃらしや球にじゃれついて我を忘れるなど、猫の性質も色濃く表れている。情緒不安定になったり性行為に対して潔癖な反応を示したりと思春期の少女としての一面もよく見られる。幼い頃から友人がいなかったようで「ひとりぼっちになる」ということを人一倍恐れている節があるが、桜一家を皮切りに、父、吉村、フォンヌ、ポー、バタネン、転生した母と入れ替わり立ち代り笹原家で寝食を共にする者が増えていく。
買い物中犯罪者に人質にされたところを電撃で撃退したことでバタネン藤岡にスカウトされ、民間の私設警察会社「PC」のバウンティーハンター(賞金稼ぎ)となった。
格闘技や剣術をいつ頃から身につけていたかは不明だがキャリア1年程度で「PC」のNO2となり、「PC」倒産後新たに立ち上がった「GC」でもトップの成績をあげ、狩猟の才能を遺憾なく発揮する。失敗や周囲へ及ぼす被害も圧倒的なため成績に比して評価は高くなく、むしろクビになってもおかしくないと言われることもあるが、実力的にはトップクラスのハンターの1人である。ハンターの間でもかなり早くから危険な電撃猫娘として名が知られるようになっていた。
バタネン藤岡とは両想いでありながら付かず離れずの関係を続けていたが、勢いから結婚話が飛び出してからは駆け足で関係が進み、周囲に心配されながらも聖暦25年に無事結ばれた。新婚当初は色ボケして地に足つかない状態だったが、それでもマシンガンを持った犯罪者を素手で圧倒する。以後も夫婦で「GC」所属のバウンティーハンターを続けている。