コント55号のなんでそうなるの

リアルタイムでコント55号のなんでそうなるのを見た事がないんです。
実は(汗)
ですが、コント55号の職人技ともいえる素晴らしいコントは、今見てもおかしくて。
笑いに時代なんてものはないんだなと思います。
コント55号の冠番組。彼らの技に笑い転げ、夢中になった記憶がある人。
それはもう天文学的な人口でしょう(大げさすぎましたかね?www)
女子供に迎合しない男の笑い声がする番組を作りたい
萩本欽一さんと坂上二郎さん。お二人のこだわりが、”女子供に迎合しない男の笑い声がする番組を作りたい”だったんです。哀愁漂う男を面白可笑しく演じたり、運の悪い男を演じたり。彼らのコントには、「男だって頑張ってんだよな!な!野郎ども!!」というメッセージすらも感じるのは私だけでしょうか?
コンビ誕生の地”浅草松竹演芸場”

当然カットされていた、幕間のストリップショー
女性や子供を意識しないのびのびとした制限のないコントをやりたかったのではないでしょうか?
男女差別、子供の教育上。などの声を気にせず、やりたいことをやりたかった。と私は推測します。
コント 妊娠なれした女房
それではここからはモリオッティが厳選したコント55号のコントをご覧いただきましょう。あはっと思わず笑ってしまうコントをお楽しみください
モリオッティ的オススメポイントは、ガチで食事をしている坂上二郎さん。豪快な食べっぷりを見ていると、
笑わずにはいられないです。
コント 愛情のこもったスープ
モリオッティ的見どころポイントは、キャラを崩さない欽ちゃんに対してキャラ崩壊している二郎さん。
思わず素が出てしまっているんですけど、二郎さんの素を出す欽ちゃんの器量が素晴らしいです。時折入る観客のあおりも上手く利用して、より盛り上がりを見せます。
コント 似たもの
モリオッティ的見どころポイントは、「次は何持ってくるの?え?それ?!」という意外性が笑わせてくれます。申し訳なさそうなのに図太い二郎さんの演技もお笑いポイントです。最後のオチもキレイにはまっています。
コント 生放送のリハーサル
モリオッティ的見どころ。このコントは何といってもオチが最高です。ディレクターが強いこだわりを持っているという前提がまた思わず声を出して笑ってしまうところですね。
コント わいろの渡し方
モリオッティ的見どころはやはり二郎さんのとぼけたキャラクター。このコントもオチが最高です。
コント バトミントン
モリオッティ的見どころポイントは。コント 妊娠なれした女房でもご飯をちゃんと用意していていましたが、このバトミントンはなぜかシャトルは用意していません。だからこそ面白いんです。
コント55号のコントには、欽ちゃんが二郎さんに仕掛けた罠がめぐらされていた
才能を信じた欽ちゃんと才能をもってして応える二郎さん。二人のコントを見ていると、毎回二人の真剣勝負なんだと思います。それだけに私たちは惹きつけられてしまうんですよね。
バラエティの礎を築き上げた萩本欽一

欽ちゃんってやっぱり偉大な人です。
才能を見出す能力も持ち合わせている欽ちゃん
スター誕生で、不合格が決定していた山口百恵を将来大物になると掛け合い、合格させたというエピソードや、当時扱いにくいとされていたダウンタウンにも「君たちは必ずブレイクするから心配しなくていい」と直接話をした。というエピソードもあります。多くの人気芸能人達を見出し、時に育て、励ました彼の眼力は今なお多くの有名人に影響を与えています。
欽ちゃんに引けをとらない天才 坂上二郎

二郎さんの笑顔は最高でした
坂上二郎 | ma-tin2
福を呼び込むようなこの笑顔が私だけじゃなく多くの人に愛されたと思います。
コント55号での二郎さんのこの笑顔が、二人のコントがより人々に愛される要因になったのではと思います。
実は、コント55号が結成する前、欽ちゃんは二郎さんの事を「こいつとやったら食われるからいやだ」
と思っていたそうです。確かに、お二人のコントを見ていると、二郎さんは次はどんな動きをするんだろうと
目が離せなくなります。でも、それを上手に操縦してより大きな笑いを変えていくのは欽ちゃん。これが一時的に組まれたコンビだったとは、驚きです。
この世に体はなくとも、今なおこんなにも笑いを与えてくれる

二人の最期のツーショット