あの頃洋楽が熱かった~全米トップ40あの年、あの月のベスト10曲(1974年3月)

あの頃洋楽が熱かった~全米トップ40あの年、あの月のベスト10曲(1974年3月)

あの時代、テレビと共にラジオにも夢中だった。テレビでは毎日歌謡番組が放送され、知らないうちに歌が身体に沁みこんでいった頃、ラジオでは洋楽専門の番組が各局に増えていた。その中でひと際洋楽ファンを虜にした番組が「全米トップ40」だ。ここでは、70~80年代のランダムにピックアップした月のチャートのトップ10曲をまとめました。


全米トップ40 American Top40 とは?

1974年3月のある週のトップ10

空前の超能力ブームに、ノストラダムスの大予言、こっくりさん、日本沈没等、超常現象が注目された1974年。長嶋茂雄が現役引退であの名言、誰もが首をかしげた佐藤栄作のノーベル平和賞受賞。エクソシストやブルース・リー映画が大ヒットする中、我が国誇るキャラクター、キティちゃんの誕生とまだまだイケイケムードだったこの年。それまでのミニスカートブームから、パンタロン、マキシスカートが流行って殿方がガッカリしたのは本当かしら?というこの年、アメリカではどんな曲がヒットチャートを賑わしていたのでしょうか?

チャートの前に、今回どうしてもやはり、1974年はこれでしょう。ということで・・・

Amazon.co.jp: Mike Oldfield : Tubular Bells (Dlx) - ミュージック

M・オールドフィールドのデビューアルバム、「チューブラ・ベルズ」のデラックスエディション。映画のサウンドトラックとはまた違った雰囲気で、音の世界に飛び込めると思います。

第10位 オージェイズ/勝利への賛歌

奴隷船をテーマにしたアルバムShip Ahoy、邦題「暁光の船出」からの第1弾シングル。最高位はこの10位どまりでしたが、以前千葉ロッテ・マリーンズの監督をしていたボビー・バレンタイン氏が好きな曲として挙げていましたね。彼のセレクションのコンピレーションアルバムも出ております。

The O'Jays:Put Your Hands Together

第9位 シェール/悲しき恋占い

何かとコスチュームも話題になるシェール姐さんの「悲しき」シリーズ第2弾。第1弾は「悲しきジプシー」でしたが、ここにも歌詞の中にジプシーが出てきます。女性ジプシーは占いなどをして生計を立てていたということも関係してくるんでしょう。このエキゾチックな雰囲気は彼女の大きな魅力の一つですね。ソニー&シェールの頃から数えると、芸歴半世紀以上!

Cher:Dark Lady

第8位 ラヴ・アンリミテッドオーケストラ/愛のテーマ

紹介するまでもなく、バリー・ホワイト作曲。ラヴ・アンリミテッドは、後に彼の細君となるリードヴォーカルのGlodean Jamesをはじめとする黒人女性ヴォーカルトリオ。日本ではどちらかというと、インストゥルメンタルの方がキャセイ航空のCMに使われていたので有名かもしれません。

Love Unlimited Orchestra:Love's Theme

ラブ・アンリミテッドと言えば、やはりこちら!

第7位 アレサ・フランクリン/待ちこがれて

1967年、当時17歳だったスティーヴィー・ワンダーが作った「君が帰ってくるまで」のカヴァー曲でございます。このメロディラインを17歳で作ったとは、スティーヴィーは正に天才ですね。ただ’67年当時はイギリスのみシングル発売されただけで、長らくお蔵入りとなっていた曲でもあります。’73年にアレサによって最高位3位のヒット曲になりました。

Aretha Franklin:Until You Come Back To Me(That's What I'm Gonna Do)

第6位 デビッド・エセックス/ロックにすべてを

イギリスのエセックス州出身だからって、芸名に付けちゃうでしょーか?デビューは古く1965年ですが全く売れず、ミュージカル「ゴッドスペル」のオーディション合格から、トントン拍子にリンゴ・スターやキース・ムーンまで出演する映画「That'll Be the Day」に主演。その挿入歌であるのが、この「ロックにすべてを」です。恥ずかしながら、この曲に邦題が付いていることを知りませんでした。「ロック・オン」の方が通りがいいし、そう認識されている方も多いと思います。

David Essex:Rock On

衝撃の再デビュー第2弾シングル

・・・・・ったく、何ですか、コレは???何とゆー手抜き!セールスプロモーション費をケチったとしか思えない、可哀相な扱いとなってしまったエセックス様でした。

魔法のランプ Lamplight

第5位 クール&ザ・ギャング/ジャングル・ブギー

げっだん、げっだん言ってると思うなかれ。ブラスセクションがカッコいい、今じゃ超大物ファンクバンド、クール&ザ・ギャングのトップ40初チャートインであり、トップ10ナンバーでございます。最高位4位。笠置シヅ子ではございませんのよ。

Kool & The Gang:Jangle Boogie

こちらが笠置シズ子のジャングル・ブギ 作詞はあの巨匠黒澤明

第4位 エディ・ケンドリックス/ブギー・ダウン

マイ・ガールのヒットなどでお馴染みの、テンプテーションズからソロになったエディ・ケンドリックスの2枚目のトップ10ヒットとなったブギー・ダウン。最高位2位。

Eddie Kendricks:Boogie Down

第3位 ジム・スタッフォード/スパイダーズ・アンド・スネイクス

残念ながら日本未発売。いわゆる語りの“ノベルティーソング”なので、英語が母国語でないと、ちょっとキツいという判断だったのかもしれません。

Jim Stafford:Spiders &Snakes

第2位 バーブラ・ストライザンド/追憶

B・ストライザンド、R・レッドフォード主演の映画の主題歌。見事に1974年の年間チャート第1位に輝いている永遠の名曲。またアカデミー賞の主題歌賞も受賞。日本では、バーブラではないけれどコーヒーのCMで聞きなれた人も多いかもしれません。

Barbra streisand:The Way We Were

日本公開時のポスター

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第1位 テリー・ジャックス/そよ風のバラード

夏の御用達、TUBEではありません。ビーチボーイズの新曲としてレコーディングしたのですが、結局発売されず、プロデューサーのテリー・ジャックスが歌うことになって大ヒット。邦題枕詞のベスト5に入るであろう「そよ風~」ですが歌詞の内容は、遭難して瀕死の状態の主人公が、親、友人、恋人に別れを告げるという悲しいものです。ちっともそよ風は吹いておりません。

Terry Jacks:Seasons In The Sun

原曲はジャック・ブレルが1961年に発表したシャンソン、"Le Moribond"("The Dying Man"、瀕死の人)。アップテンポのものとバラードと二つのヴァージョンがあるが一般にはバラードヴァージョンが広くカバーされている。この曲はアメリカの詩人歌手、ロッド・マッケン(Rod McKuen)によって英語に意訳[1]され、この翻訳された曲はキングストン・トリオ(The Kingston Trio)のボブ・シェーン(Bob Shane)によってレコーディングされた。しかしセールスは芳しくなかった。同じように、ザ・ビーチ・ボーイズが1970年にポピー・ファミリー(The Poppy Family)のテリー・ジャックス(Terry Jacks)のプロデュースで同曲をレコーディングしたが、結局発売しなかった。 ザ・ビーチ・ボーイズが発売しないことを決めた後、テリー・ジャックスは自らこの曲を歌うことを決意、1973年にレコーディングする。同年12月に発売されたシングルは、テリーの母国カナダはもとより、アメリカのビルボード(Billboard)Hot100では1974年3月2日から3月16日まで3週連続でチャート1位となり、この年の年間チャートでも2位となる大ヒットとなった。全世界での売上は1150万枚に達し[2]、しかし日本ではカントリー歌手ボビー・ライト(Bobby Wright)のヴァージョンと競作となり、大ヒットには至らなかった。 また、多くのアーティストがカバーをしている。ナナ・ムスクーリ、レイ・コニフ(Ray Conniff)、ルーベッツ、バッド・レリジョン、トゥーマッチジョイ(Too Much Joy)、ブラック・ボックス・レコーダー(Black Box Recorder)、ニルヴァーナ、ブリンク182がその例で、最近では1999年にウエストライフがカバーをした。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%9D%E3%82%88%E9%A2%A8%E3%81%AE%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%89_(%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%9B%B2)

そよ風のバラード (テリー・ジャックスの曲) - Wikipedia

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