学園ケンカ漫画・番長漫画の傑作「男組」 己の信念を賭けて闘う男達を描いた。
『週刊少年サンデー』(小学館)において1974年から1979年まで連載された『男組』
学園ケンカ漫画・番長漫画の傑作「男組」
『流全次郎』(ながれ ぜんじろう)は人間はいつか平等で平和な、支配・被支配の関係のない社会を作ることができるという理想を持つ
流全次郎「今、戦うことが大事なんだ!今、戦わない人間が後で戦うはずがない!戦わないための言い訳なんて無限に考え付けるものなんだ。」
流全次郎の宿敵「神竜剛次」の刀の上に乗って回し蹴りという超人的な技。
『神竜剛次』(じんりゅう ごうじ)は「大衆は豚だ」という信念から、優秀で高貴な人間が支配し、劣った大衆は秩序で縛りつけられるという選民主義体制を打ち立てる
神竜剛次「この世の90%以上を占める大衆・・・奴らは豚だ!100年たっても、1000年まっても、豚のままだ!」
神竜剛次は学園漫画『うる星やつら』に登場する面堂終太郎のモデル。
神竜剛次は学園格闘漫画『魁!!男塾』に登場する藤堂豪毅のモデルでもある。
神竜剛次「愚かな大衆が自由勝手にふるまっているからだ!大衆は下劣だ!欲深で愚かなブタだ!」
神竜剛次「おまえたちの父親はブタだ!」
極度に選民主義な神竜剛次「ブタどもには秩序を与える主人が必要だ!」
この当時の劇画は、ゴルゴ13系の顔は流行っていたので、当然組み込まれていますね。
おそらく神竜剛次のモデルは三島由紀夫だと思います。違うかな?
流全次郎に敗れる神竜剛次
人間の光の側面・希望を見続けた流全次郎。人間に対する絶望・闇を見続けた神竜剛次。
最終的には、神竜は流全次郎に勝ちを譲って、「人間に対する希望」に賭けようとした・・・