医療SFアニメ『ワンダービートS』手塚治虫が監修し、次回予告に登場していた!!

医療SFアニメ『ワンダービートS』手塚治虫が監修し、次回予告に登場していた!!

人体の中でミクロ化した救急隊が敵と戦うと言う設定のSFアクションアニメで、手塚治虫を始め医療や化学の専門家をスタッフとして配置し、実際の医学的な知識、最新の医療技術にこだわったアニメでした。


ワンダービートS

放送期間1986年4月16日~11月19日までにかけてTBSで放送。
手塚治虫が企画と監修を手がけた。

アニメ『ワンダービートS』

あらすじ

2119年、宇宙生命探査船グリーン・スリーブス号は浮遊惑星「X23」に遭遇。X23が通過した他の惑星で相次いで高度な文明を持った生命体が滅亡していた痕跡も発見されたことから、世界連盟はグリーン・スリーブス号にX23の破壊を命令するが隊長であるスギタ・イサオ博士はこれを拒否し、交信を絶った。

それから2年後、日本の科学学園都市ナギサ・シティに住むスギタ博士の長男・ススムは突如、総合健康科学研究所フェニックス・タワーに連れられて所長のドクター・ミヤから特殊医療部隊「ホワイトペガサス」への入隊を要請される。

ナギサ・シティでは原因不明の体調不良を訴えて倒れる住民が続出しており、

特殊体内突入艇「ワンダービート」をミクロ化して、

患部に注入し治療を行うのである。

こうして、ススム達ホワイトペガサス隊員と人体への攻撃を繰り返す正体不明の異星人達との戦いが始まった。

ホワイトペガサス隊

なぎさシティに住む13歳の少年。消息不明となった父・スギタ博士の身を案じるドクター・ミヤに請われホワイトペガサスに入隊する。

スギタ・ススム

なぎさシティにある総合健康科学研究所『フェニックス・タワー』所長。医学博士。人体への攻撃を繰り返す正体不明の異星人「ヒュー(後にビジュール星人と判明する)」に対抗するため、ミクロナイザーシステムを開発した。

マイヤー博士

最終話で体内に侵入される。

アメリカ人。ススムと共に船外活動を担当する。陽気で頼れるススムの兄貴分。後に技術局へ転属。

マイケル・ヤンソン

中国人。ホワイトペガサス隊長。22歳にして医学博士号を持ち、冷静で的確な判断で隊を統率する指揮官。第23話で体内に侵入される。

リー・メイファン

ドクター・ミヤの姪。ススムと同い年。自ら志願してミヤの秘書を務めている。後にススムのガールフレンドになる。パイロット版資料によれば、苗字は「ミヤ」であるとのこと。第14話で体内に侵入される。

マユミ

データ集積用ロボット。人語を理解し、自律思考・自律行動が可能。ワンダービート号内では、オペレーターと人体内に侵入したメドロモンスターの生命コアをサーチする役割を担う。ススムに対して先輩風を吹かせることが多い。

ビア

日本人。ビオの開発者。天才的技術者で、ホワイトペガサスのメカニックとオペレーションを担当。

マナカ・コウジ(一番右側)

コンゴ人。メカニックと異星人の言語解析を担当。

ジョークムハ

日本人。優秀な宇宙飛行士訓練生だったが、ある事件を契機にマイケルの後任でホワイトペガサスへ入隊。

アラマキ・テツヤ

フランス人。主にオペレーションを担当。小型のビジュール探知機を開発する。時たま体内にも出動する。

カトリーヌ・ドワイエ

ビジュール星人

父であるビジュール大王の命を受け「生命元素」探査の指揮を執るが、強硬路線を主張するズダーの方針に疑問を抱く。後にススムと出会い、地上に出てススムの家に宿泊し、自分達の侵入が人体に激しい苦痛を与えていることを知り驚愕する。

ビジュラ姫

バグーの失脚後、副官から昇格すると共に生命元素探査の全権を掌握し、地球人への攻撃を繰り返す。ビジュール星の実権をも掌握しようと企むが・・・。

ズダー将軍

ヒューの技術者で、データ収集とメドロモンスターの開発・制御を担当。

ガボー博士

ホワイトペガサスとの戦闘を担当。失敗が相次いだため更迭されるが、最終話で意外な形で姿を現す。

バグー将軍

ビジュール星(浮遊惑星「X23」)の支配者。急速に衰退する星を救うため、娘であるビジュラに「生命元素」探査を命じた。後に地球へとやってくる。生命元素探索は自分の星を愛するが為であり、地球征服や人類殲滅と言った悪意のある人物ではなかった。暴走するズダーを制しようとして撃たれ負傷してしまう。

ビジュール大王

人体に影響を及ぼすのが、菌やウイルスではなく、異星人という設定が面白いです。

登場メカ

ホワイトペガサスが最初に建造した特殊体内出動艇。マンボウ形をしている。出動の際には上部に5本の透明パイプ(途中で1本の合流)を伝って上下するエレベーターによって乗り込み、、機体に抗体保護液を吹き付け、黄→オレンジ→赤の特殊な光を使って焼き付ける、これにより体内に入った際にリンパ球や白血球などの抗体から2450秒間(約40分)のみ活動が可能となる。
「体内に異物となったワンダービート号を残すわけにはいかない」という(やむを得ない)非情な決断で、2代目ワンダービート号のレーザー・キャノンによって破砕された。

ワンダービート

初代ワンダービートの後継機。スペースシャトルに似た形で、初代よりも速力、戦闘力、耐久力等全てにわたって優れ、主砲のレーザー・キャノンの破壊力も増強されている。可変翼を装備し、飛行時には展開、潜航や狭い場所を通過するさいには閉じることもできる。旧号でのネックであった潜行タイムリミットもなくなり、より詳細な医療活動・調査が可能となっている。 普段の活動では使用しないが、体外活動用のブースターを装備することにより、海の底や宇宙へも行くことが可能となる。

ワンダービート号(2代目)

・エンザーペリットガン(酵素弾丸銃とも言い、酵素を泡状にして細胞に発射し、その部分を一時的に拡張させ進路を開くことが出来る)
・エンザーミサイル(酵素ミサイルともいい、酵素を弾頭として発射するミサイルで、モンスターの特性によりレーザーが効かないメドロモンスターに対して使用)
・酵素スプレー(旧号ではこれを攻撃兵装としても使用、レーザー・キャノン装備後は、その名のとおり船体が血管壁や細胞壁を突破する際に必要な穴をあけるために使用)
・レーザー・キャノン(艦の前方で融合させることにより破壊力を飛躍的に増大させ、対象を破壊する強力なレーザービームとすることが出来る)
・凝固スプレー(血管壁を船体が通過する時に作った穴をふさぐために使用)

ワンダービート号の装備

(ススムが使用する個人武器、本体についているスイッチを押すことで、投げてから数秒間だけレーザー幕で覆われ、光のブーメランとなって相手に炸裂する)

・エレクトリック・ブーメラン(ワンダービート号で使用)

・超重粒子砲(ワンダービート号に装備された最強の武器、とのこと。現実世界にも存在する医療器具)

ワンダービート号(2代目)で追加された装備。

ワンダービート号に搭載されている一人乗りの船外活動用小型艇。三機種が確認されており、前期型では空気中を飛ぶために広い翼を持つ燕のような形のもの、血液のような液体のなかで使われるロケット状のもの。両機ともに武装はミサイルである。

インテライド

エンザーペリットガンと同じ弾丸を撃ち出す小型の拳銃。通常はインテライド内に装備されており、メドロソルジャーとの戦いで使用する。

エンザーガン(酵素拳銃)

敵メカ

ビジュール星人が人体侵入のために使用する深緑の船。ワンダービート号をはるかに上回る大きさで、人体侵入する際には海底にある秘密基地「ストーンヘッド」よりワープ航法によって行われる。
主な武装(エネルギー衝撃波(青色)、破壊用衝撃波(赤色))

ビジュールシップ

ビジュールが人体に存在しているとされる生命元素調査のために使用する合成生物。体内を動き回る事で人体侵入された人は極度の衰弱を引き起こしてしまう。特殊な細胞構造のため、体を傷付けられてもすぐに再生してしまうが、体の中に脳と心臓を兼ねた組織『生命コア』が存在しており、ここを破壊することで倒すことが出来る。

メドロモンスター 

生命元素探査用及び対ホワイトペガサス用に使用される小型の合成生物。初期タイプはカエルのような手足と頭部にホースが着いたような形のもの、後期タイプは黒いロボットのような形のものが存在している。いずれも頭部より打ち出される黄色のエネルギービームを武器としているが、戦闘能力および肉体構造は物凄く弱く、エンザーガンの弾丸が1発体に命中しただけで分解してしまう。

メドロソルジャー

手塚治が次回予告に出演!!

手塚治虫が人体の器官と医療について説明してくれるので、知識が身に付きました。

テーマ曲

このアニメは、体内をテーマに扱ったとても興味深いアニメでした。面白いので是非ご覧下さい。

【商品関連】

西暦2121年、謎の小惑星を追跡していた宇宙生命探査船が消息を絶つ。数年後、主人公は、医療救急隊員となりワンダービート号に乗り込む…。人体の神秘をテーマにした作品。

ワンダービートスクランブルDVD-BOX

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