スマホを差してゲームボーイを楽しめる「Smart Boy Developer Kit」
ゲーム周辺機器メーカーの米Hyperkinは、Androidスマートフォンからゲームボーイとゲームボーイカラーのソフトを遊べるようにするエミュレーション開発キット「Smart Boy Developer Kit」を公開している。
同社の開発者向けWebサイトHyperkin Labにて予約販売を行なっており、価格は59.99ドル。出荷時期は2016年12月1日の予定となっている。

「Smart Boy Developer Kit」
Smart Boy Developer Kitは、任天堂のゲームボーイを彷彿とさせる形状を採用しており、操作用インターフェイスとして十字キー、A/Bボタン、スタート/セレクトを配置。
本体下部にはMicro USBコネクタを装備しており、スマートフォン側のポートを差し込んで接続する。そして本体の背面にゲームボーイおよびゲームボーイカラーのカートリッジを差し込むことができる。

スマホを差し込んだ「Smart Boy Developer Kit」

「Smart Boy Developer Kit」
デベロッパーキットにはファームウェアとオープンソース開発キットが搭載されているので、開発者は自由に対応ソフトのエミュレーターを開発し、Hyperkin Lab上にアップロードして販売することが可能だという。
その際はHyperkinがプログラムの開発者に対してロイヤリティを徴収するとしている。
1989年、ゲームボーイ発売時のソフトは4本だった!
1989年に全世界で発売され、同時発売ソフト(ローンチタイトル)は「スーパーマリオランド」、「アレイウエイ」、「ベースボール」、「役満」の4本だった。どれも秀逸の出来で、ハマった方も多いのではないだろうか。
星のカービィ等の懐かしいCMもご紹介!

任天堂のゲームボーイ

画面(テトリス)
「スーパーマリオランド」
任天堂がゲームボーイで発売した横スクロールアクションゲーム。
スーパーマリオブラザーズ同様、マリオを操作しゴールを目指す内容。
販売本数約419万本で、ゲームボーイソフト史上売り上げ第2位(ちなみに第1位は「テトリス」の424万本)。

スーパーマリオランド
「アレイウェイ」
内容はブロックくずし。
パドル(ボールを跳ね返す、横長い棒の自機)にマリオが乗り込み、ボールを跳ね返してブロックを崩していく。
開発はインテリジェントシステムズ。

アレイウェイ
ファミコンでも発売されているタイトル。
内容自体はファミコン版とは別物で、ナムコのプロ野球ファミリースタジアムに近いものとなっており、画面構成やグラフィックも同作品を意識したと思われるものとなっている。
全体的な挙動やゲームスピードが遅いこと、また2チームしかないことなどが欠点として指摘されたものの、ゲームボーイの立ち上げタイトルとして好調な販売実績を残した。
「ベースボール」

ベースボール
「役満」
麻雀ゲーム。2人打ち式で対局相手を選んでプレイできる。1人用は5人のコンピュータ雀士から相手を1人選んで対戦する。
通信ケーブルを使って対人対戦も可能。
任天堂より発売されている麻雀牌のブランド名でもある。

役満
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~懐かしいCM~
【ファミコンウォーズ】「母ちゃんたちには内緒だぞ!」のCMが懐かしい、人気のウォー・シミュレーションゲーム。 - Middle Edge(ミドルエッジ)