名作映画をベースに開発された駄作との評判
ゴーストバスターズといえば、1984年に公開された大ヒット映画を思い浮かべる人が多いでしょう。このファミコンゲーム「ゴーストバスターズ」は、その名作映画をベースに開発されたアクションゲームです。
発売は1986年9月。ゲーム会社ではなく徳間書店から発売されており、やはり名作映画がベースになっているんだなあと実感します。
しかし、このゲーム、発売当初から散々の評価だった様です。
映画原作物キャラゲーの中でも1、2を争う程のクソゲーとされる作品。 当時の『ファミコン通信』をして「もはやゲームになっていない」と言わしめた。
http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/2611.htmlゲームカタログ@Wiki ~クソゲーから名作まで~ - ゴーストバスターズ
原作の世界観はどこへ・・・?

シンプルな初期画面
何はともあれ、まずはゲームをスタートさせてみましょう。マス目状に造られた街が現れ、真ん中におなじみのゴーストバスターズのロゴがあります。
どうやらこのロゴを動かす様ですが・・・
まずはゴースト退治の道具を買うことから
どうやらこの世界ではゴーストを退治する道具がショップで売られている様です。
原作映画だと博士が開発していたように記憶しているのですが、まあいいとしましょう。
画面右上にある「SHOP」に向かいます。
SHOPの中に入ると・・・・

え? いきなりカーレース?
第342話 ファミコン★ゴーストバスターズを5分攻略する。|ワンダーフォーゲル-ユキ豆漫画絵日記-
この時点で開発者に文句を言いたいことは山ほどあるのですが、とりあえずショップで道具を買って近くのビルにゴースト退治に向かいましょう。
♪ゴーストバスターズ!♪

色が変わっているビルが目的地の様です
ゴーストバスターズ : ファミコン名作の杜
と、ここで問題発生
最終目的はメッセージに従い「ズールのビル」に入る事だが、突入できる条件が説明されない。
http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/2611.htmlゲームカタログ@Wiki ~クソゲーから名作まで~ - ゴーストバスターズ
どうやら最終ステージへの突入条件は取扱説明書にも書かれていない様です。
この点については多くの攻略サイトが指摘しており、あくまでも推測ですが$15,000以上稼ぐことが条件と言われています。
しかし、ゴーストを退治して小銭を稼いでも、カーレースで所持金が減り、アイテム購入で減り、なかなか$15,000を稼ぐことができません。
これを裏技と言っていいのだろうか・・・?
しかし、簡単に$15,000を稼ぎ出す裏技が存在するのです。
その方法ですが、とっても簡単です。
ショップに行き、ゴーストアラームを買い、その場で売ることを繰り返すだけです。
はあ? と思うでしょうが、このショップ、ゴーストアラームの販売価格が$2,000であり、買取価格が$3,000なのです。従って、買って売ることで$1,000の利益が出る仕組みになっています。
これを15回繰り返せは、あら不思議、ゴーストを1体も退治していないのに所持金が$15,000になっています。
ていうか、裏技というよりバグではないでしょうか・・・?
何はともあれ、ボスの待ち受けるZUUL寺院へ
ZUUL寺院は22階建てです。
そしてキャラクターの移動は方向ボタンではなくAボタン連打です!!
ナニソレ・・・・

途中ゴーストが出現します
第342話 ファミコン★ゴーストバスターズを5分攻略する。|ワンダーフォーゲル-ユキ豆漫画絵日記-

たどり着いた最上階では
ビルの階段までは3人だったのですが、最上階ではなぜか2人になっています。
まあ、細かいこと(?)なので気にしないことにしましょう。
そして最大の見せ場、エンディングへ
ようやくボスを倒し、ゴーストバスターズのテーマが軽快に流れる中、画面はエンディングへと向かいます。
スタッフのエンドロールとか流れるのだろうなあと思っていると・・・

期待のエンディング画面は

どうにも締まりません。
これほどまでに雑なゲーム、他にあったでしょうか?(笑)
やりこみ要素皆無であり、アクション性も無ければ戦略性も無い、逆の意味で歴史に残るゲームだと思います。
ただ、当時はこのようなゲームでも需要はあったのでしょう。
今となっては懐かしさを感じるこの粗い作りを笑い飛ばしながら、楽しくプレイできたらいいですね。