「伊東に行くならハトヤ 電話は4126(よい風呂)…」
ハトヤのCMといえばこのシーンを思い出す方が多いかもしれません
全国規模でおなじみだったハトヤホテルのCM
ハトヤホテルは静岡県伊東市の老舗ホテルですが、関東圏にお住まいでない方にも知られる存在だったかもしれません。
というのも、テレビで流れていたハトヤCMが非常に有名で、とくに1990年代前半までは全国ネットのアニメ番組(テレビ朝日の藤子不二雄アニメ等)等のCMとして放映されていたからです。
鳩の手品師が所有主だったから「ハトヤ」
昔から知名度抜群だった伊東のハトヤ
また、テレビ朝日系で月曜日から金曜日まで午前9時半から放送していた「100万円クイズハンター」の商品として、毎週木曜日放送分にハトヤ又はサンハトヤの宿泊券が提供されました。
帯でクイズ番組!100万円クイズハンターを振り返る - Middle Edge(ミドルエッジ)
「はっきりきめた ハトヤにきめた♪」
歴代のハトヤCMを振り返る
CMソングは「伊東に行くならハトヤ 電話は4126(よい風呂)…」が有名ですが、CMで打ち出すポイントは、時代と共に変わっていきます。
古くは「ハトヤ」を打ち出しましたが、以降「サンハトヤ」「ハトヤ消防隊」「大漁苑」「海底温泉」と、打ち出すポイントが変化していきました。
1961年のCM開始当初
伊豆随一の眺望、近代建築の粋を集めたデラックスな設備など、ハトヤホテルの魅力を訴えるCMでした。
この当時、まだレジャーがそこまで多くないなかで「ハトヤ」の魅力は全国に轟いたのかもしれません。
ハトヤ消防隊
このCMからCMソングのキーが変わっています。
私たちになじみのあるCMソングはこのトーンだったのではないかと思われます。
80年代に起きてしまったホテルニュージャパン火災などの時代背景を感じさせますが、子供心には「消防隊」「消防車」が魅力的に映ったことでしょう。
サンハトヤ
「伊東にハトヤとサンハトヤ♪」こちらもなじみのあるCMソングですね。
1975年、ハトヤホテルの3代目が姉妹ホテルサンハトヤを創業し、CMでもサンハトヤが打ち出されました。
サンハトヤの登場以降、大漁苑やら海底温泉やらと、ハトヤホテルのレジャー感が強くなっていったように思います。
大漁苑
ひときわ知名度が高かったかもしれない「大漁苑」を打ち出したCM。
子供が高い声で「前は海~♪」と唄うこちらのバージョン、は宮城県民謡「斎太郎節」の替え歌。
唄い主は幼き日の長山洋子さんだったそうです。
こちらの男の子を憶えている方も多いでしょうね
ちなみにこの男の子は?
ピチピチ跳ねるマグロ?を抱えていたのは男の子です。 モデルではなく ハトヤの専務です(今はもっと出世してるかもです)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1448287529元祖ハトヤのCMの女の子はその後どうなったのですか? - 旅番組で「前は~海~... - Yahoo!知恵袋
大漁苑が採用していた「逆三段スライド方式」
ハトヤ大漁苑にある釣堀で、釣り上げた魚が多ければ多いほど安くなる、という方式(魚はお持ち帰り。持ち帰り用箱は200円)。三段階に割引。逆に言うとあまり釣れない場合、割高。
『釣堀料金』
餌代・竿代 - 300円
あじ - 5匹まで1匹400円 / 6匹目350円 / 7匹目以降300円
真鯛 - 1匹1500円 / 2匹目1400円 / 3匹目以降1300円
海底温泉
「むっかし~ むっかし~ 浦島は~ ハトヤの亀に連れられて~♪」
こちらもおなじみ、海底温泉のCM、海に浮かぶ露天風呂も。
ハトヤCMにまつわるエピソード
「4126体操」では水着の女性と子供が体操していますが、かたせ梨乃が出演していました。
この他、ハトヤの廊下で美女とすれ違いざまに振り返り、にんまり笑う虫歯だらけの中年男性が出演するCMが流れたそうです。インパクトを与えるつもりで制作したものの、視聴者や関係者からの苦情が殺到したため、数回のみの放送で差し替えられることになったのだとか。