『チキチキマシン猛レース』について
チキチキマシン猛レース(原題Wacky Races)は、アメリカのテレビアニメ番組。
ハンナ・バーベラ・プロダクションによって制作され、1968年9月14日から1969年1月4日まで、CBSで全17回34話が放送。
日本での放送はNET(現・テレビ朝日)系列で1970年4月6日 から 7月27日に放映されました。
放映時間は月曜19:30 - 20:00。
11台の車が、荒野や峡谷、砂漠、雪山などの様々なコースで、邪魔したり駆け引きをしたり秘密兵器を駆使したりしながらカーレースを繰り広げました。
マシンとドライバー紹介
<ドライバー:ブラック魔王&ケンケン>
<ドライバー:タメゴロー&トンキチ>
<ドライバー:モンスター&ドラチビ>
<ドライバー:ドクターH>
<ドライバー:コウモリボス>
<ドライバー:ミルクちゃん>
<ドライバー:軍曹&新兵>
<ドライバー:トラヒゲ親分&子分達>
<ドライバー:ヨタロー&クマッ八>
<ドライバー:キザトト>
<ドライバー:ドン・カッペ&甚平>
『チキチキマシン猛レース』オープニング主題歌
11台の車とドライバー、思い出していただけましたか?
それでは懐かしいオープニングの主題歌をお聴きください。
では『プジョー208』のCM 実写版『チキチキマシン猛レース』をご覧ください!
このCMは、ブラジルで放送されたものです。
プジョー「208」をブラジル市場で宣伝するため、「チキチキマシン猛レース」の実写版CMを制作したのです。
アニメでおなじみのキャラクターやマシンが、とてもリアルに再現されています。
プジョー208に乗った青年が信号待ちをしていると、いつのまにか「チキチキ マシン猛レース」の一団に囲まれ、レースに巻き込まれていきます。
様々な妨害にあっても、プジョー208は楽々とくぐり抜けていく、というストーリーです。
放送がブラジルだけなんてもったいない!
日本でもぜひ放送してほしいCMです。
『チキチキマシン猛レース』の元ネタ
さて、CMで「アニメから実写に」ということが話題になりましたが、実は『チキチキマシン猛レース』の元をたどっていくと、本当は先にヒントとなる実写映画があるのだそうです。
つまりもともとは「実写映画から影響を受けてできたアニメ」という訳で、長い時間をかけて、ぐるりとひとまわりしたことになります。
『チキチキ』に影響を与えた映画がいったいどんな作品なのか、見てみましょう。
映画 『グレートレース』 (The Great Race 1965年 米)
これは『グレートレース』の見どころを紹介した2分50秒の動画です。
”ここが『チキチキ』のアニメに取り入れられるんだなぁ”とわかる要素が随所で見受けられます。
楽しいコメディ映画なので、息抜きにちょっとご覧になってみませんか?
『チキチキマシン猛レース』の邦題は『オー、モウレツ!』のCMからつけられていた
このアニメの原題は『WACKY RACE』(おかしな、突飛なレース)と言います。
日本語版作成にあたっては、オープニング曲が作り替えられ、キャラクターも日本向けの名前に設定されました。
題名も『WACKY RACE』から、日本人に親しみやすい題名に変更することになったのです。
そんな由来だったんですね・・・。
ここでもうひとつ、リアル『チキチキマシン猛レース』を紹介したいと思います。
『グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード』
毎年、イギリスで行われる車の一大イベント『グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード』。
F1カーから旧車・名車が一堂に集うとても大きな祭典です。
そこで実際にもうひとつの『チキチキマシン猛レース』の車たちが走行したのだそうです。
ヒストリックカーが目の前を走行! 「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」|海外旅行ガイドブック -地球の歩き方編集部・取材&日記
グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード 2014 - Day 1 - NEWS - グランツーリスモ・ドットコム
メーカーが誇りをかけて参加する祭典・グッドウッド
ルノー(2002年)
トヨタ(2007年)
アルファロメオ(2010年)
ロータス(2012年)
マツダ(2015年)
そんなすごい祭典で『チキチキマシン猛レース』も登場!
次の動画は、車が実際に施設内を走る様子を写したものです。
11台勢ぞろいしていますよ!
日本独自の『チキチキマシン猛レース』ゲームの世界
世界中に『チキチキマシン猛レース』愛好家がいるんですね。
残念ながら国土の狭い日本では、本物のマシンを作って走らせるより、ゲームの中に独自の『チキチキ』の世界を作って広げていく方が合っていたようです。
でも、これはこれで楽しいですよね!
レトロなゲーム画面ですが、なぜか見入ってしまいます。
「このゲームやったことある~」って言ってもらえると嬉しいのですが。
次の動画は競馬ですが、なぜか『チキチキ』に似た匂いを感じます。
作者の方がきっと、『チキチキマシン猛レース』をリアルタイムで観ていた世代なのではないでしょうか?
あなたはどう思うか、ぜひご覧ください。
いかがでしたか。
久しぶりに『チキチキマシン猛レース』の世界に、どっぷりはまって楽しんでいただけたら嬉しいです。
それでは最後に、アメリカ版ケンケン(Muttley)の笑い声でお別れしましょう。