1952年(昭和27年) 電動玩具第一号「セダン型自動車」(日本アルプス玩具)

マグネット使用の電動玩具第一号「セダン型自動車」

マグネット使用の電動玩具第一号「セダン型自動車」

日本アルプス玩具が作った電動玩具の第一号「セダン型の電動自動車」
1954年(昭和29年) 『東京科学工業株式会社(現、マブチモーター)』の登場で電池で動く玩具が増える。電動玩具時代へ突入。

マブチモーター株式会社は、小型モーターに特化した会社。1954年 - 野村トーイ社との取り引きをきっかけに東京に移転、1月18日東京科学工業株式会社を東京都葛飾区に設立し、本格的な製造販売を開始。

マブチの模型工作用モーター
1954年頃 国産の「ミルク飲み」人形流行。人形遊びの元祖。

1954年頃 国産の「ミルク飲み」人形流行

1954年頃 国産の「ミルク飲み」人形流行
1955年(昭和30年) 世界初の無線操縦玩具『ラジコンバス』(増田屋斉藤貿易)の発売

世界最古のホビーRCカー「ラジコンバス」 増田屋斎藤貿易(現在の増田屋コーポレーション)

1955年12月 増田屋齋藤 商品広告「ラジコンバス」
1956年(昭和31年)から1957年頃 ホッピング大流行。戦後のおもちゃの歴史の中では最初のブームと考えられる。

1957年頃に『ホッピング』と命名されたポゴスティックが発売される。

1980年頃、今度はバンダイが『スカイホッピー』として発売すると、第一次ブームを知らない子供達の間で再び流行した。
1957年(昭和32年) 髪型を自由に変えられる「カール人形」流行

髪型を自由に変えられる「カール人形」

少女向け玩具のヒット商品「カール人形」
1957年 赤銅鈴之助の「赤ザヤの刀」流行。テレビドラマ・映画・ラジオドラマ『赤胴鈴之助』(1957年)日本初のテレビキャラクター玩具が発売された作品

テレビドラマ・映画・ラジオドラマ『赤胴鈴之助』(1957年) 日本初のテレビキャラクター玩具が発売された作品

赤銅鈴之助の赤鞘の刀が流行
1958年(昭和33年) エポック社「野球盤」

初代野球盤(写真は復刻版)

オールスター野球盤BM型 魔球装置付き(1972年)
1958年10月18日にフラフープ販売。日本中で爆発的に売れて一大ブームを起こした。

1958年10月18日にフラフープ販売

わずか40日足らずで1958年の日本のフラフープブームは終焉した。
1958年 国産初のプラモデル玩具「ノーチラス号」登場

日本最初のプラモデル「原子力潜水艦 ノーチラス号」

日本最初のプラモデル「原子力潜水艦 ノーチラス号」
1959年(昭和34年) 銀玉鉄砲『マジックコルト MC-50』(セキデン) 「銀玉鉄砲」が駄菓子屋に登場すると、男の子の遊びは大きく変わりました。

銀玉鉄砲第1号セキデン 『マジックコルト MC-50』 1959年(昭和34年)
駄菓子のトリビア | Trace [トレース]

『ララミー牧場』 日本での最高視聴率は43.7%(1961年2月23日)。男はみなガンマンになりたかった。

「ローン・レンジャー」や「ララミー牧場」など、アメリカの西部劇TVシリーズが人気を博していた時代に銀玉鉄砲は大ヒット! 左が初代マジックコルト、右が2代目マジックコルト
1959年(昭和34年) 『プラレール』(富山商事) 鉄道おもちゃのロングセラーの登場

初代プラレール「プラ汽車セット」(1959年)

初代プラレール「プラ汽車セット」(1959年)

プラレール博・プラレールの巨大ジオラマ
フライングディスク(フリスビー) 1959年にワーム・オー (Wham-O)社 の登録商標「フリスビー」となる

フリスビー・フライングディスク

フリスビー・フライングディスク
1960年(昭和35年) タカラ『だっこちゃん』、今井科学『鉄人28号ロボット』(キャラクタープラモデル第一号)

宝ビニール工業所(現:タカラトミー)『だっこちゃん』(1960年)

宝ビニール工業所(現:タカラトミー)『だっこちゃん』(1960年)
キャラクタープラモデル第一号『鉄人28号ロボット』(1960年・今井科学)

キャラクタープラモデル第一号『鉄人28号ロボット』(1960年・今井科学)

キャラクタープラモデル第一号『鉄人28号ロボット』(1960年・今井科学)
1962年から63年:第1次プラスチック・モデル・ブーム(ゼロ戦・隼・戦艦大和など)。第1回日本玩具国際見本市開催(現 東京おもちゃショー)

当時の田宮模型製作所は、第1号の製品として1960年5月に発売されたのが1/800スケールの戦艦大和でした。

田宮模型のプラスチックモデル第1号「1/800 戦艦大和」。

田宮模型のプラスチックモデル第1号「1/800 戦艦大和」のパッケージ

当時はゼロ戦のプラモデルが大人気で、ゼロ戦でありさえすれば売れると言われた時代。とにかく大量にゼロ戦のプラモデルが生まれた。
1965年(昭和40年) 『スロットカー』が日本上陸

1965年(昭和40年) 『スロットカー』が日本上陸

1965.11.28 第1回オール関東モデルカーレーシング選手権大会・東京中野サーキット 主催:全日本モデルカーレーシング協会・全関東サーキット場協会

1/24スケール タミヤのロ ータス40
1965年:「スーパーボール」アメリカから渡来。駄菓子屋の定番アイテムへ。

1965年:「スーパーボール」アメリカから渡来。駄菓子屋の定番アイテムへ。
1966年(昭和41年) マルサン商店が「ソフビ怪獣」を発売。1966年(昭和41年)から1968年(昭和43年)頃が『第一次怪獣ブーム』

1966年(昭和41年) マルサン商店が『ウルトラQ』や『ウルトラマン』に登場する怪獣のソフトビニール人形「ソフビ怪獣」を発売

1966年(昭和41年)から1968年(昭和43年)頃が『第一次怪獣ブーム』

1966年(昭和41年)から1968年(昭和43年)頃が『第一次怪獣ブーム』
1966年 アクションフィギュア「G.I.ジョー」の販売。アメリカの連続TVドラマ『コンバット!』の人気もあり、兵隊をモチーフにした玩具は一定の人気を得ていた。

1966年 アクションフィギュア「G.I.ジョー」の販売

「戦争を通じた人間模様」を描く海外ドラマ『コンバット!』はTBS系列で1962年11月7日から1967年9月27日まで、水曜20:00から1時間放送され人気を博した。

1966年 アクションフィギュア「G.I.ジョー」の販売
1967年(昭和42年) タカラ『リカちゃん』の発売

初代リカちゃん(1967年)から始まり、現在は4代目リカちゃん(1987年から現在)

タカラ「初代リカちゃん」(1967年)

タカラ「初代リカちゃん」(1967年)

リカちゃんは年代によって改良が加えられ、1967年発売の初代と現在のリカちゃんの仕様は大きく異なっている。
1967年 東京科学(現、マブチモーター)『水中モーター』の発売

東京科学(現、マブチモーター)『水中モーター』の発売(1967年)

昭和42年森永乳業は創業50周年と銘打って「森永マミー」のノベルティとして『水中モーター』をキャンペーンに利用した。

水中モーターシリーズ
1967年頃 「サンダーバード」「ケロヨン」などキャラクター商品の人気高まる

不朽の海外特撮TVシリーズ「サンダーバード」 (日本での放送は1966年)

憧れの「サンダーバード秘密基地」(青島文化教材社)

サンダーバード秘密基地

『木馬座アワー』(1966年)のコーナー『カエルのぼうけん』の主人公であるカエルの着ぐるみ「ケロヨン」

写真: 藤城氏製作のケロヨン・フィギュア
1968年(昭和43年) 任天堂『ウルトラマシン』 初代家庭用バッティングマシーン。スポ根ブーム全盛だった。

1968年 任天堂『ウルトラマシン』

1968年 任天堂『ウルトラマシン』

テレビアニメ版「巨人の星」(1968年3月30日) 当時はスポ根ブーム全盛だった。
1968年(昭和43年)頃 タカラ「人生ゲーム」の発売・日本版の累計出荷数は1000万個を超えるロングセラー商品へ

1968年(昭和43年)タカラ「人生ゲーム」発売

初代「人生ゲーム」(タカラ)の盤面
1969年(昭和44年)9月1日 アサヒ玩具「ママレンジ」が流行に。当時の子どもが一番喜ぶ現実的なおやつ、それはホットケーキだった。

1969年(昭和44年)9月1日 アサヒ玩具「ママレンジ」が流行に

パッケージには女優の酒井和歌子が印刷され、ピンク色の本体に薔薇のイラストがあるもの

ママレンジ(バンダイミュージアム 蔵品)

森永製菓が1957(昭和32)年に発売した「森永ホットケーキの素」。
1970年(昭和45年) トミー(現、タカラトミー)『トミカ』 6車種で発売開始、価格180円。ミニカーの代名詞へ成長。

トミカ初代「ブルーバードSSSクーペ」パッケージ。1970年9月 - 6車種で発売開始、価格180円。

1970年(昭和45年) トミー『トミカ』 6車種で発売開始、価格180円。
1970年(昭和45年) 「ブルマァク」社により「マルサン」製「ウルトラ怪獣」のソフビ人形が復刻され、再びブームとなった。

1970年(昭和45年) 「ブルマァク」社により「マルサン」製「ウルトラ怪獣」のソフビ人形が復刻され、再びブームとなった。
1971年(昭和46年)から1974年(昭和49年) 『第二次怪獣ブーム』

「ブルマァク」社の怪獣シリーズ
1971年 エポック社「パーフェクトボウリング」発売。1970年前後は空前絶後の「ボウリング・ブーム」

ボーリングのスター・プレイヤー「中山律子」

1971年 エポック社「パーフェクトボウリング」発売
1971年 「アメリカンクラッカー」流行。わずか1ヶ月でブームは下火となった。

1971年 「アメリカン・クラッカー」流行

1971年 「アメリカン・クラッカー」流行
1972年(昭和47年) ポピー(現、バンダイ)『仮面ライダー変身ベルト』 「仮面ライダー」と「変身ブーム」

ポピー(現、バンダイ)『仮面ライダー 光る 回る 電動変身ベルト』(1972年)

本郷 猛 / 仮面ライダー1号、一文字 隼人 / 仮面ライダー2号 「変身!」

ポピー(現、バンダイ)『仮面ライダーV3 光る!回る!変身ベルト』

風見志郎 / 仮面ライダーV3「変身!V3!」
1972年:日中国交回復を記念して、ジャイアントパンダの“カンカン”と“ランラン”が来園。「パンダ」のぬいぐるみが人気。

1972年:日中国交回復を記念して、ジャイアントパンダの“カンカン”と“ランラン”が来園。たちまち大人気に!

1972年11月5日の“カンカン”と“ランラン”の一般公開。「2時間並んで、見物は50秒程度」

パンダ・ブームの中、様々なパンダ玩具が発売され、日本中で飛ぶように売れた。
1972年から1973年頃:立体パズルゲーム「パーフェクション」(エポック社)や「オセロゲーム」(ツクダ・現、バンダイの子会社メガハウス)など盤ゲームがヒット

立体パズルゲーム「パーフェクション」(1972年・エポック社)

ツクダ「オセロ」(1973年)
1974年(昭和49年) ポピー(現、バンダイ)『超合金マジンガーZ』、ゲイラカイト、ローラースルーGOGO(アクト・エル)

ポピー(現、バンダイ)『超合金マジンガーZ』(1974年)

ポピー(現、バンダイ)『超合金マジンガーZ』(1974年)

ゲイラカイト(1974年)

ローラースルーGOGO( 1974年・アクト・エル)

少年探偵団(1975年10月4日)の乗り物がローラースルーGOGO
1974年 名画「モナリザ」の日本公開でモナリザブームが到来。ジグソーパズル流行。

1974年、名画「モナリザ」の日本公開でモナリザブームが到来。

1973年から輸入されていた「モナリザ」ジグソーパズルもこのブームによって売れ、 ジグソーパズルの日本での普及の先駆者となりました。
1974年 人形メーカー・セキグチ「モンチッチ」登場。

1974年「モンチッチ」登場。初代バージョンの「ふたごのモンチッチ」
1975年から1976年頃 ファンシー・グッズ(キャラクターグッズ)の流行。サンリオの「ハローキティ」や「マイメロディ」ほか

【展示品:ハローキティ「プチパース」】1975年3月に発売された最初のグッズはビニール製のがま口「プチパース」であった(当時の定価は240円)。

70年代のサンリオのファンシー雑貨や文房具は女子に大人気。類似品も大氾濫・大乱造のオンパレード!

ハローキティ 大人ソックス(ハート) 発売日:2016/05/11

スペインの首都マドリッドのハローキティ・ショップ
1975年(昭和50年) エポック社、国産第一号テレビゲーム機「テレビテニス」発売

1975年(昭和50年) エポック社、国産第一号テレビゲーム機「テレビテニス」発売

任天堂の家庭向けテレビゲーム「カラーテレビゲーム15」(1977年7月)

任天堂の家庭向けテレビゲーム「ブロック崩し」(1979年)
1976(昭和51)年 ラッセル社とコカ・コーラのタイアップ販促品「ラッセルヨーヨー」をきっかけにした第一次ヨーヨーブーム

1976(昭和51)年 ラッセル社とコカ・コーラのタイアップ販促品「ラッセルヨーヨー」をきっかけにした第一次ヨーヨーブーム

コカ・コーラとラッセル社のタイアップキャンペーン・ラッセルヨ-ヨー

コカ・コーラとラッセル社のタイアップキャンペーン・ラッセルヨ-ヨー
1975年(昭和50年)から1978年頃 「スーパーカーブーム」到来。コスモス他『スーパーカー消しゴム』(学校に持ち込むことができたホビー)

『サーキットの狼』(1975年・「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載された漫画)スーパーカーブームの火付け役
1977年頃:『スーパーカー』の「プラモデル」や「消しゴム」が大ブーム。ミニカーやラジコン他関連商品の流行。1977年頃がスーパーカーブームのピーク。

コスモス他『スーパーカー消しゴム』(学校に持ち込むことができたホビー)が当時の子供達に大流行しました。

ランボルギーニ・カウンタック LP500。1970年代のスーパーカー

スーパーカーのプラモデルが大ブームになりました。

1977年 自動販売機によるカプセル玩具の販売開始
1976年にはタミヤが、精密な外観を持つプラモデルをベースとした1/12サイズのポルシェ・934のキットでRCカーに参入した。

1/12サイズの「ポルシェ・934ターボRSR」(1976年・タミヤ)

1/12サイズの「ポルシェ・934ターボRSR」(1976年・タミヤ) 画像はタミヤのイベント展示品
タミヤ最初の本格的オフロード車は1979年発売の、バギーチャンプとワーゲンオフローダー

『バギーチャンプ』(1979年11月)

『ホーネット』(1984年10月) デューンバギー系の各種のオフロード車ラインナップは1980年代前半に広く普及してブームを作り、現在のRCカー市場の基礎となった。
1976年から1979年:ポピー(現・バンダイ)の『キャンディ♥キャンディ』の関連キャラクター商品が爆発的な売れ行きを示す大ヒット

東映動画やポピー(現、バンダイ)に莫大な利益をもたらした「キャンディ♥キャンディ」

キャンディ♥キャンディの関連キャラクター商品・女児向け玩具は爆発的・驚異的に売れた。見習いたいですね。

ポピー(現・バンダイ)「おすましキャンディ♥キャンディ人形」
1977年から1978年頃 「バービー」日本に再上陸(発売開始)するも惨敗

1977年から1978年頃「スーパースター・バービーSuperstar Barbie」
バービー - Wikipedia
1978年 ツクダオリジナル(現 メガハウス第4事業部)が発売「スライム」が流行。パチモノのスライムが乱造乱売された。

1978年 ツクダオリジナル(現 メガハウス第4事業部)が発売「スライム」が流行
1978年にタイトーの『スペースインベーダー』がゲームセンターに登場。79年には全国で大流行。

1978年にタイトーの『スペースインベーダー』がゲームセンターに登場

社会現象となり、ゲームセンターが次々に開店し、喫茶店やスナックのテーブルの多くがインベーダーゲーム用のテーブルに変わった
1978年頃:家庭向けの電子ゲーム「LSIゲーム」と「LCDゲーム」が続々登場。本格的な電子ゲーム時代をむかえる。

LSIゲームとLCDゲーム

バンダイの『ミサイルベーダー』

アーケードゲーム『パックマン』(1980年5月22日)

トミー(現、タカラトミー)のLSIゲーム「パックマン」

エポック社 ポケットデジコム・シリーズ 「パクパクマン」は大人気
懐かしい電子ゲーム:LSIゲームとLCDゲームを振り返ります。クレイジークライミング・平安京エイリアン・パクパクマン・ドラキュラハウス・モンスターパニック他 - Middle Edge(ミドルエッジ)
1980年:ルービックキューブ大流行

1980年:ルービックキューブ大流行
1980年4月28日 携帯型液晶ゲーム機『ゲーム&ウオッチ』(任天堂)

携帯型液晶ゲーム機『ゲーム&ウオッチ』(1980年4月28日・任天堂)

ゲーム&ウオッチ・マルチスクリーン (ドンキーコング)
1980年7月:「1/144ガンダム」発売・1981年:空前絶後の機動戦士ガンダム「ガンプラ」ブーム(バンダイ模型)

1/144ガンダム(1980年7月)

現在のガンプラ − ブランド
「ガンプラ(ガンダムのプラモデル)」の歴史:ガンダムシリーズ・グレード別・スケール別・エポックメイキングなモデルで概観するガンダムシリーズとプラモデルの歴史 - Middle Edge(ミドルエッジ)
1980年12月・1981年(昭和56年) タカラ「チョロQ」登場

1980年9月 『豆ダッシュ』の商品名でテスト販売。

1980年12月 『チョロQ』の商品名で正式販売。通称『A品番』が発売される。Aセット発売。

価格的には1970年代末当時の児童が購入し易い安価な製品であり、その小ささと走行力で人気を博し、タカラの主力商品シリーズにもなった。
1983年(昭和58年)7月15日 家庭用ゲーム機『ファミリーコンピュータ』(任天堂)

家庭用ゲーム機『ファミリーコンピュータ』(1983年7月15日・任天堂)