「カプリの真珠」VS「ロリィの青春」
なぜこの2つの作品を取り上げるかといいますと・・・
そりゃあ、もう上原きみこ人気マンガは少女Vr.でも沢山あって、「ルネの青春」「はばたけエンゼル」「天使のセレナーデ」「炎のロマンス」「青春白書」「マリーベル」まりちゃんシリーズエトセトラ・・・いろいろあるけど今でも特に心に残るのがこの「上原きみこ」としての初期の大ヒット作品2つと、筆者にとってあえて独断と偏見で勝手に選ばせていただきました(笑)
とはいっても実は「カプリの真珠」か「炎のロマンス」かどちらにしようか迷ったんですが、「カプリの真珠」のほうがなぜか思い出すシーンが多かったので♡
では、その「カプリの真珠」から早速ご紹介していきますね!
「カプリの真珠」 掲載時期
週刊少女コミック1972年4月2日号~1972年10月22日号

「カプリの真珠」
くだん書房:目録:マンガ:雑誌:集英社
「カプリの真珠」の舞台

カプリ島
カプリ島 - Wikipedia
「カプリの真珠」 主な登場人物

ヒロイン・シンシア
Iriza

ロメオ
Iriza

パメラ
Iriza

シンクレア(キャロル)
Iriza
「カプリの真珠」 ストーリー


ファンの声
ほかの上原作品もそうですが、この作品も自分とは全く違う世界に住む少女の青春を自分が体験しているかのような気分で読む事が出来る素晴らしい作品です。
http://www.fukkan.com/fk/VoteComment?no=870『カプリの真珠(上原きみこ)』 復刊投票コメント一覧 | 絶版・レア本を皆さまの投票で復刻 復刊ドットコム
上原きみこ先生の作品がツボにはまります。 後どうしても読みたい作品が『カプリの真珠』です。
http://www.fukkan.com/fk/VoteComment/870?no=870&page=1『カプリの真珠(上原きみこ)』 復刊投票コメント一覧 | 絶版・レア本を皆さまの投票で復刻 復刊ドットコム
このお話、年端もいかぬ子供のころはステキだなぁ、と思ったけれど大人になってからはこの二人の恋愛、なぁんてかわいいんだろう!それこそシンシアのママのように「あなたたちまだ子どもなんだから」のセリフにウンウンとうなずいたりして(笑)
でもこの歳のころは多感な時期。子どもとはいえ恋愛感情はやはり多感なこの時期に体験するのも貴重だし、いくつもの悩みを乗り越えて大人になっていくんですね。
それにしてもシェル家のお嬢様方ってシンシアも二階から飛び降りて宙返りしちやうほどおてんばだけど(普通できないってw)、シンクレア(キャロル)も駆け落ち、子持ち、サーカスの花形とは粋というか、なんかスゴいよね!たくましいし、カッコイイ!(やばッ!ネタバレっぽい!?)
それからパメラ。少女マンガには大抵意地悪なコがでてきますよね。
まあ、よくある卑怯な手口もあるけど、あのくらいの意地悪は許せる範囲です笑
ああ見えて結構いいコじゃん?と思えるトコロもあるし。
カプリの真っ青な空と海、何しろ憧れのイタリアしかもカプリ島の魅力が読んでいて映画のように土地感バッチリ頭に浮かんで来ます。行ったこともないくせにwwしかしローマとフィレンツェは行ってるんですがね(#^.^#)とここでイヤらしく自慢(爆)
「ナポリを見て死ね」って言いますが、筆者はカプリを見てから死にたい!よし、シンシアとロメオの住むカプリ島へいつか絶対行くぞ!
さあ、お次は「ロリィの青春」です!
ロリィの青春 掲載時期
週刊少女コミック1973年8月12号~1975年6月15日号

「ロリィの青春」 舞台

クリーブランド 冒頭にはなんと、あのルネ&ポールが・・・!
Iriza
「ロリィの青春」 主な登場人物

ヒロイン ロリィ・キャンバス
Iriza

クレオ・バーグストン
Iriza

ムーン・ハッピー
Iriza

カーラ・キャンバス
Iriza

ダリア・オークレー
Iriza

シベール・リン
Iriza
「ロリィの青春」 ストーリー



「ロリィの青春」 心に残った名台詞

ルネ夫妻からプレゼントされた仔馬のハッピー。
最高の素晴らしいプレゼントです!!

買える?変えるちゃう?(笑)
この言葉はのちに実を結ぶ!
ルネ&ポール 特別出演
ロリィの青春で冒頭に登場してくるのは、「愛馬エンゼル」「はばたけ!エンゼル!」「ルネの青春」のヒロインルネと、ポール!
ロリィの物語につながるんですね~♪
馬術世界チャンピオンとして少し大人びてロリィのお話にちょこちょこっと出てきますが、実はルネもロリィと同じようなドジッ子ちゃんだったのです(笑)
ドラマで言えば特別出演か友情出演といったところでしょうかね。
小学校低学年の頃、コミックで初めて読んで夢中になった作品。大人になって読むといろいろと矛盾点が気になってくるのだが、作品の魅力と勢いはそれを消して余りある。
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Renta! - ロリィの青春
この作品は私が、小学生の時に少女コミックで連載されたていたものです。この大きな本は珍しいので購入しました。懐かしいです。上原きみこと言ったらこの作品です。
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筆者の中でも「ロリィの青春」は、上原作品の中で最も好きな作品であります。
勝手に上原先生の代表作だと思っております。
絵柄が「カプリ~」に比べ線が太く、髪の毛の動きが繊細で丁寧なタッチになったな・・・とも感じられます。
ヒロインの気持ちにいちばん熱く入りやすいというか、共感する部分がいくつかある反面、妹カーラの気持ちもすごく共感したり・・・。
そして、ロリィとクレオ、愛馬ハッピーの絆の強さと愛情、これもやられっぱなしですよホントに(#^.^#)
エリザベートのセリフじゃないけど、「あんな馬なら私が欲しい!」
筆者も読むたび思うのでした!
さんざんな目に合うロリィだけど、結果的には地位も名声も全て手に入れられる少女の夢を満たしてくれる作品です。
馬術とは
一般的に馬は牧場に行かないと会えませんよね。
当時のスポ根マンガは野球やサッカー、バレーボール、テニス、フィギュアスケートなどが一般的でしたが、馬術は珍しいほうだと思います。
あまりなじみのないジャンルが「ロリィの青春」で身近に感じられました!そしてガラにもなく馬に乗ってみたいと(笑)
作者上原きみ子氏について
以上、上原きみ子先生の「カプリの真珠」「ロリィの青春」の2作品についてご紹介してきました。
シンシアもロリィも自分の生きる道を信じ、まっすぐなところが共通点ですね。
上原先生は「カプリの真珠」で、なが~いマンガ人生の中でやっと自分らしく表現できた作品、上原節といわれる原点の登場人物を動かす面白さを覚えられたご本人にとっての思い出深い作品だそうです。
キャラクターが時々暴走してしまうところが上原節でしょうか(笑)
「カプリの真珠」「ロリィの青春」興味持ちましたら是非読んでみてくださいな(*^^*)