<それから十年の歳月が流れ…>
とある街に住む発明家モーリスの娘・ベルは街一番の美貌の持ち主で、読書と空想が大好きな父親想いの娘だった。
ベルは夢見がちな性分を風変わりと捉える街の人々に馴染めず、街一番のハンサムで人気者だが乱暴で下品なうぬぼれ屋である狩人のガストンの執拗な求婚にも辟易していた。
<牢に捕らえられた父を助けるベル>
モーリスは森で道に迷った上に狼達に襲われ、乗っていた馬のフィリップとはぐれ、たどり着いた城で一夜の宿を頼んだ。
それを見ていた蝋燭のルミエールとティーポットのポット夫人はモーリスをもてなすのだが、
怒った城の主である野獣に不法侵入者として牢に捕らえられていたのだ。そして娘のベルは戻らない父親を捜しに城へやって来た。
解放を願うベルは父と引き換えに自分が城に留まることを申し出る。野獣はその条件を受け入れ、反対するモーリスを強制的に魔法の馬車に乗せ街へと追い返してしまった。
<ベルの城での生活>
こうして城に残ることになった失意のベル。
そんな中、ベルをポット夫人やルミエール、置き時計のコグスワースなど家財道具に変えられた城の召使たちは快く受け入れもてなしてくれた。
ベルも次第に気を取り直し城の生活になじもうと努力するが、礼儀知らずで我がままな野獣の凶暴な振る舞いに耐えかねて城を飛び出す。
そして吹雪の中で野生の狼に襲われるが、
すんでの所で駆けつけてきた野獣に救われる。
その事件をきっかけにベルは醜く横暴な野獣の心の中に残る優しさに気づき、野獣も彼女の優しさに触れ、お互いに心を通わせるようになる。
<深まりゆくベルと野獣の関係>
日々をともに過ごしていく中で、野獣は徐々に人間らしい心を取り戻していきベルに想いを寄せるようになる。そしてベルもまた、野獣に惹かれていくのだった。
2人だけの舞踏会を開いた日の夜のこと、楽しさの中にも父のことを想い沈んだ表情を隠せないベルのために
野獣は魔法の鏡を与えてモーリスの姿を映し出させる。そこに映し出されたのは、病身のままベルを探し求めて森をさまよった末に行き倒れたモーリスの姿だった。彼は酒場で騒ぐガストンたちに野獣の存在を知らせ助けを求めたものの相手にされず、1人でベルを助けに行ったのである。
狼狽するベルの姿を見た野獣は、自分の中のベルへの愛情を自覚しつつ、愛するベルの気持ちを思いやり、ベルに魔法の鏡を与えた上で解放する。自分に対するベルの愛情を確かめられぬまま彼女を手放してしまえば、2度と呪いが解けないことを知りながら・・・・