「ハードボイルド Gメン'75 熱い心を強い意志で包んだ人間たち」渋いナレーションで始まる刑事ドラマの最高傑作です。

「ハードボイルド Gメン'75 熱い心を強い意志で包んだ人間たち」渋いナレーションで始まる刑事ドラマの最高傑作です。

70年代土曜の夜の定番は、「8時だよ!!全員集合!!」 そして「Gメン’75」子供からお年寄りまで大人気の番組でした。Gメン’75は1975年~1982年の7年間にわたり放送されており、嗜好を凝らしたストーリーと豪華なレギュラー陣、ゲストで視聴者をあきさせない記事ドラマの名作です。


1.時代背景

Gメン’75が生まれた1975年といえば、山陽新幹線が開通して東京博多間が6時間52分で結ばれた歴史的な年でありました。
また、港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカという曲でダウンタウンブギウギの名セリフ「あんた、あの娘なんなのさ」が流行りました。

1975年のヒット曲です。「昭和枯れすすき」ってなにかのドラマの中で歌われてましたよね。

リダイレクトの警告

港のヨーコヨコハマヨコスカ

ヒット曲多数!ダウンタウン・ブギウギ・バンドのかっこいい曲まとめ | LAUGHY [ラフィ]

2.Gメン’75とはどんなドラマ?

Gメン75は特別潜入捜査班別名「Gメン」(警視庁Gメン本部)に所属する5~7名の刑事たちが活躍するドラマです。国内犯罪から国際犯罪まで幅広い分野で、この刑事達が活躍する本格刑事ドラマです。それぞれがなにかのスペシャリストの設定で、その特性をいかしたストーリーが展開していきます。
また、7年間にわたり放送された回数は355回かなりの長寿番組となり、その人気の高さがうかがえます。

番宣用ポスター

DVDはこんな感じ

黒木警視正(丹波哲郎)Gメンの顔でしたね。

3.印象的なオープニング

Gメン’75といえば、印象的なオープニングが思いだされます。空港の滑走路をGメンのメンバーが颯爽と歩いてきます。最初は遠目からですが、徐々に近づいてきて、それぞれの顔がアップで映し出されます。見るたびに思うことは、こんなに広々としたところを堂々と歩き、うつされた画像は超かっこいい、きっとみんな気持ちよく撮影していたんだろうなと俳優さん達は感じていたに違いないということです。

Gメンのメンバーが横一線になって歩くこの構図は「東京都品川区八潮5丁目の道路」や海上自衛隊館山航空基地だそうです。気持ちよさそうですよね~

いつも黒木警視正が真ん中、隣には女刑事があるいています。

4.わくわくさせたオープニングのナレーションと忘れなれないテーマ曲

オープニングは芥川隆行の「ハードボイルド Gメン'75 熱い心を強い意志で包んだ人間たち」ではじまります。この言葉は、Gメン75というドラマの特性を一言でまとめたみごととした言いようのない言葉でした。、
 刑事であることにプライドをもって、一切の個人的事情をすてて、非常な捜査に命を燃やす人々の物語です。
 今までの同時間に放映されていた刑事ドラマ(キーハンターなど)の流れを受け継ぎ,さらにハードボイルドさをましてきたこのドラマを象徴した一言でした。その時は、子供でしたので、そこまで考えられませんでしたが、今改めてこの番組を考えた時、よくできたナレーションだな、って改めて感動しました。


5.個性あふれる出演者達

Gメン75では、個性あふれる出演者が登場します。丹波哲郎、原田大二郎 倉田保昭 藤木悠など、渋い演技で番組全体の緊張感を保っていました。当時、子供心ながら、ものすごく怖いという番組でした。

同時代に放映されていた、「太陽にほえろ」のように刑事一人一人にニックネームをつけて、刑事をより身近に感じられるような番組の作りはしておらず、またコミカルな場面もなく、全編ハートボイルド的なタッチを貫いていましたね。

第1回~33回の初期メンバー

出演者が集まる。。。

めずらしく笑顔ww

出演者が集まる。。。

6.予告編にみられた出演者のキャッチフレーズ

Gメン’75の予告編では、出演者に対しそれぞれキャッチフレーズがつけられていました。

みなさん若いですよね。

出演者紹介のパネル

「ビッグな男・ゴッドファザー・丹波哲郎」、「ガッツな男・原田大二郎」、「ハッスルする男・岡本富士太」
「ファッショナブルな女・藤田美保子」、「ハードな男・倉田保昭」、「コミカルな男・藤木悠」、「クールな男・夏木陽介」今みると、なんのひねりもない書き方ですが、人物設定の性格を端的にあらわそうとしたのでしょうか・・・しかし、藤木さん、、コミカルとは思えない強面で、実際に怖かった印象があります。

7.鮮烈サブタイトル

最近のドラマはサブタイトルをつけない場合もあるようですが、この時代は、サブタイトルをつけて、予告映像と共に流し次週への期待を煽っていました。

記念すべき最初のタイトルは「エアポート捜査官」原田』大二郎扮する関屋警部補が、国際線の空港での尾行からバスジャック犯に豹変した犯人に対し、壮絶なカーチェースを繰り広げるあり得ない展開をするもので、初回からハードボイルドバリバリの内容です。

タイトルが斬新すぎて・・今では考えられませんね~~

次回の予告です。

意味不明な分興味を注がれます。

こちらはそのまんまのタイトル!!

だれがでてくるんだろうってワクワクしましたね~

8.香港シリーズ

Gメン75といえば、香港シリーズなくして語れないと言うほど、視聴者の頭の中にこびりついているタイトルです。倉田保昭扮する草津刑事始め、多くのGメン達が大活躍します。いまでも記憶に残っているのは、草津刑事が、悪の組織(香港チャイニーズコネクション)の用心棒ヤン スエとの対決シーンです。不死身のヤンは、とにかく強い!筋肉を動かす効果音がえげつないほどの凄みで、見る者の恐怖を誘いました。このシリーズのお陰で、香港は怖いところなんていう、負のイメージがついてしまいました。それくらいインパクトのある作品でした。

9.強くて綺麗なGメンガール達

Gメン75の中で、女性刑事の存在は、当時とっても特別な感じがしました。どの刑事をとっても綺麗で強いそのうえ頭がいいときており、男性達の憧れの存在でしたね〜
初代のGメンガールは、響圭子刑事役で2年間レギュラー出演した「藤田美保子」です。
役柄では、正義感が強く才色兼備でGメンメンバーを支えて大きな存在感を出していました。最後はインターポールへ転属という形で番組を去る事になりました。とっても悲しかった事を覚えています。
その他のGメンガールとして、森マリヤ、夏木マリ、中島はるみ、范文雀など錚々たるメンバーが登場し、毎回ワクワクしながら見ていました。

Gメンガールはよくひさしの広い帽子をかぶっていました。

初代Gメンガール 響刑事

美貌と凄腕、強くて綺麗なGメンガールです。

吹雪杏子刑事

香港での捜査などで非常に危険な目にあったり、トラに襲われたり悲惨な目にある可愛そうな役回りです。

津川蛍子警部補

かっこいい銃をうつポーズ

10.さよならGメン’75最終回も華麗で豪華!!

7年間にわたり放映されたGメン’75も82年4月3日 355回を持って完結しました。最後は、国際派警察集団らしく海外、それ も北フランス〜デンマークという豪華な海外ロケです。黒木警視正が、宿敵の犯人谷隼人演じる田宮譲二とフランス オンフルールの駅で一騎打ちをするところがクライマックスです。

最終回の予告

最終回の舞台となった北フランスのオンフルール駅

オンフルール駅です。

記事にもなりました。

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