【セックス・ピストルズ】今でもカリスマ的人気は衰えないレジェンド・パンク・バンド

【セックス・ピストルズ】今でもカリスマ的人気は衰えないレジェンド・パンク・バンド

 70年代、「ニューヨーク・ドールズ以上に過激なバンドを…」とデザイナー兼マネージャーのマルコム・マクラーレンが、自分の店にたむろしていた不良少年たちのバンドに目をつけたのがきっかけでセックス・ピストルズは結成された。「アナーキー・イン・ザ・U.K.」「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」…ほぼ1年あまりの短い期間で伝説となったセックス・ピストルズ70年代についてまとめてみます。


セックス・ピストルズ(SEX PISTOLS)結成の背景

この画像でも、当時のイギリスの経済不況などなど…不満が現れている感じがしますね…。

イギリスの国旗とエリザベス女王に…!

 確かに、プログレッシヴ・ロックで様々な生活の不満の解消…というのは、プログレ・ファンでもない限り、あまり聞いたことはないかもしれないですね…(私はその「プログレ」と呼ばれるバンド、キング・クリムゾンも好きですが…)。
 「皮肉な歌詞」というのは、プログレッシヴ・ロックにもよく書かれたりもしますが、ストレートに「怒り爆発!」を表現するには物足りないかもしれないですね…。
 スーパー・バンドの巧みな演奏を見て聴いて、「だから何? これで明日が生活が安定して明るくなるっていうわけ?!」…という感じでしょうか。
 景気も悪く、職もなく、未来も見えない…なんでこんな状態なんだ?!
 と若者の「怒り爆発!!」には、やっぱり、それほどの威力を持った音楽にバンドが必要とされた時代だったのでしょう。

マルコム・マクラーレンの店で売っていた(おそらく)Tシャツを着ているポール・クックはセックス・ピストルズのドラマー。
ピンク・フロイドは、プログレッシヴ・ロックの代表的なバンド。
ちなみに、ピンク・フロイドの「吹けよ風、呼べよ嵐(One of These Days)」は、アブドラ・ザ・ブッチャー(プロレスラー)のテーマソング。

「ピンク・フロイドなんて嫌いだ」Tシャツを着たポール・クック

セックス・ピストルズ(SEX PISTOLS)の誕生

セックス・ピストルズの産みの親。

マルコム・マクラーレン

セックス・ピストルズ メンバー

ジョニー・ロットン(ジョン・ライドン)

ボーカル。1956年1月31日。
ジョニー・ロットンという名前は彼がセックス・ピストルズに加入したとき、ギタリストのスティーブ・ジョーンズが彼の歯の汚い状態を見て「腐ってる!お前の歯、腐ってるぞ!(You're rotten! Look at you, your teeth are rotten!)」と発言したことがきっかけで彼のニックネームとなった。
2002年、BBCが行った「100名の最も偉大な英国人」投票にて第87位に選ばれている。
「Q誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第14位。(Wikipedia参照)

ジョニー・ロットン(ジョン・ライドン)

スティーヴ・ジョーンズ

ギター。1955年9月3日生まれ。
2011年、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において第97位。
ジョニー・ロットンのバンド参加前は、ボーカルも。
ローリング・ストーンズのキース・リチャーズの家に忍び込み、ギターやアンプ、高級コートなどを盗んだこともあったという。(Wikipedia参照)

スティーヴ・ジョーンズ

ポール・クック

ドラム。1956年7月20日生まれ。
他のメンバーたちと違い生真面目な物静かな性格で、また彼の担当であったドラムにしても、「まるでローリング・ストーンズのチャーリー・ワッツもどきの単調さ」という評価もあった。(Wikipedia参照)

ポール・クック

グレン・マトロック

ベース。1956年8月27日生まれ。
シド・ヴィシャス加入以前、及び1996年の再結成以降のベーシストとして活動。
ピストルズの楽曲の半数以上を作曲し、ライブでも「ライアー」などでタイトにグルーヴするベースラインを弾いている。しかし他のメンバーと比べ演奏能力や向上心があり世間的常識もあったため、メンバー内で浮いた存在となってしまう。特にジョニー・ロットンとの仲は最悪となり、1977年の『勝手にしやがれ!!』のレコーディング前に脱退。

グレン・マトロック

シド・ヴィシャス

ベース。1957年5月10日生まれ、 1979年2月2日、薬物の過剰摂取により21歳で死亡した。
本名はジョン・サイモン・リッチー(John Simon Ritchie)。
「シド」という芸名は、ジョニー・ロットンが昔飼っていたハムスターの名前が由来で、ロットンの父親に噛みついたことから「ヴィシャス(凶暴な)」という苗字がつけ加えられた。
そのカリスマと過激なパフォーマンスに人々は魅了され、彼はパンク・ロックの伝説となった。
(Wikipedia参照)。

シド・ヴィシャス

アナーキー・イン・ザ・U.K.(Anarchy in the U.K.)

1976年のデビュー・シングルです。翌年のアルバム「勝手にしやがれ!!」にも収録されています。

アナーキー・イン・ザ・U.K.

BBC制作による音楽ドキュメンタリーのインタビューの場面

BBC制作による音楽ドキュメンタリー

 意外というかなんというか…社会に背を向けた過激な態度というのは、彼らの本心だったかもしれないけど、マルコム・マクラーレンの「調教」(なんという言葉!)のためでもあったのですね。
 「嫌われろ!」と言われていたわけですが、結果的に、大人には嫌われたかもしれないのですが、若者は大いに、ピストルズを受け入れ、ほとんど崇拝していた…と言っていいほどでしょう。
(それもマルコムの計算の内だったのでしょうか?)

 この曲、好きです! 曲調がポップというかパンクというか(なんと言えばいいのかな?)とにかく好きですね! 何故か動画(MV)では、ジョニー・ロットンがドラムの後ろで歌うというのも、おもしろいです。
 この曲が聴きたいがためにアルバム買いました。つい口ずさみたくなるような曲ばかりですが、歌詞は過激なのですね。
 ちなみに、テレビでは放送禁止用語だったようで、この曲を出した後にレコード会社(EMI)から契約を破棄されたようです。当時としては、あまりにも「突出していた」バンドだったのでしょう。

ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン(God Save the Queen)

グレン・マトロック脱退後の第二弾のシングル。

「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」

今度は女王陛下に…!

逆ピース。

シド・ヴィシャス

 この当時、私は子供だったので後で思ったことですが、
「この時代のイギリスって、そんなに低迷、最悪の状態、ダメダメな状態だったんだな…」
 とセックス・ピストルズの曲で知ったように思います。
 メディアやレコード会社からは嫌われていたかもしれないけど(レコード・セールスはいいのにね)、歌詞は吐き捨てるような放送禁止用語だらけだったかもしれないけども、これが当時のイギリスで生活する若者たちの「本音」だったのかも…。

ライヴではお客さんも血まみれだったり…。

セックス・ピストルズ ライヴ

唯一のアルバム「勝手にしやがれ!!」

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[勝手にしやがれ!!] セックス・ピストルズ - CD・レコードの購入はオンライン通販アマゾン公式サイトで。お急ぎ便ご利用で当日・翌日にお届け。 1970年代後半のパンク・ロック・ムーヴメントを象徴するバンド、セックス・ピストルズが1977年に発表した、ロック史に残る名盤にしてバンド唯一のオリジナル・アルバム。

当のことしか言えない 投稿者 桃次郎 投稿日 2014/11/8 RCサクセションに「言論の自由」という名曲がある。「本当のことなんか言えない。言えば殺される。言えばにらまれる」ガンジーとマーティン・ルーサー・キングとジョン・レノンは本当のことを言い続け、殺された。1976年に登場したセックス・ピストルズもまた「本当のことしか言えない」バンドで、18歳のジョニー・ロットン(ジョン・ライドン)は右翼の暴漢に襲われ、ナイフが脚と左手のひらを貫通する重症を負った。 「あやしい奴だな。お前はうそつきだ」「誰にも何にも感じねえ。自分が一番好きだから」「神は女王陛下をお救いになる。神は男で、あの女は人間じゃない。俺たちに未来はねえ」「俺は自分のやりたいようにやる。問題はお前だ。お前は何がしたいんだ」「まだヤクなんてやってんのか。くだらねえ」「俺は反キリストだ」「俺はアニマルじゃねえ」「俺たちが有名になって、EMIががっぽり儲ける。ハローEMI」ぶっきらぼうな旋律に乗せて、言葉のナイフが突きつけられる。 ピストルズがやったことは、かつてビートルズやストーンズにあって、ショービジネスの中で次第に損なわれ失われてしまった何かを、取り戻す闘いだったように思う。労働者階級出身のミック・ジャガーやジョン・レノンは今や豪邸に住み、あろうことかミックが娘(5歳)の誕生日に白い子馬を贈ったというようなニュースが流れて、誰が「満足できねえ(Satisfaction)」と歌うミックにリアリティを感じるだろう。ピストルズは身も蓋もなく正直な言葉でシステムの虚構を解体し、ロックの初期衝動を再生しようとした。最大の危惧は、自分たちもいつかロック・スターになり、腐敗したショービジネスに取り込まれてしまうこと。 錆付くより燃え尽きたほうがいい(Neil Young)。最後は自爆テロのごとく、ピストルズは一度限りの打ち上げ花火になって散る道を選んだ。ジョニーがピストルズ脱退に当たって投げかけた言葉は、すべて本当のことだ。「よう、騙された気分はどうだい」俺はお前らのヒーローじゃねえ。「ロックは死んだ」そしてセックスピストルズもパンクも死んだ。夢は終わりだ。俺はもう一度、ゼロからやり直す。お前らもそうしたほうがいい。汚れのジョニーは去って、シドはヘロインで命を落とし、ただ1枚のアルバムが残された。ロックが知的で、命がけで、たまらなくかっこいい音楽であることを、18歳の僕はこのアルバムに教わった。・・・・聴かずに死ぬな。

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 77年にこの初アルバムをリリースした後、セックス・ピストルズは、アメリカで初のツアーを行い、78年にボーカルのジョニーが脱退、事実上、解散ということになりました。

解散後

解散後のシド・ヴィシャス

シドと同じく南京錠ネックレスをするひとも多い。

シド・ヴィシャス

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