直球勝負を持ち味に広島を沸かせた【池谷公二郎】

直球勝負を持ち味に広島を沸かせた【池谷公二郎】

1974年の広島初優勝にも大きく貢献した池谷公二郎。基本的に真っ向勝負を挑むことで本塁打を打たれることも・・・。広島黄金期を支えた名投手でもある池谷公二郎の現役時代と今を語る。


広島黄金期を担った池谷公二郎は大投手であった。

1952年6月28日生まれ
身長178㎝、体重78kg
右投げ、右打ち
ポジション:投手

広島初優勝から広島黄金期の投手軸を支えてきた大投手。
入団2年目で18勝を挙げて、3年目には最多勝、沢村賞を獲り凄い勝率6割以上を守ってきた広島の英雄です。

池谷公二郎(いけがや こうじろう)

あの広島の大投手。外木場義郎と肩を並べて、ローテーションの一角を担ってきた大投手である。
広島市民球場という特性もからか、被本塁打の日本記録も持っている。

池谷公二郎の獲得タイトルや主な表彰と記録

最多勝:1回 (1976年)
最多奪三振:2回 (1976年、1977年) ※セントラル・リーグでは、1991年より表彰

表彰

最優秀投手:1回 (1976年)
ベストナイン:1回 (1976年)
沢村賞:1回 (1976年)
月間MVP:1回 (1976年7月)

オールスターゲーム出場:2回 (1975年 - 1976年)

池谷公二郎のプレースタイルは?

シーソー投法とかぎっこんばったん投法とも呼ばれる右腕を腰の後ろまで回し、左腕を高く掲げて、遠心力で投げる投法でバッターとストレート真っ向勝負を挑むプレースタイルである。

特徴のある投法でバッターをなぎ倒す投手

肩を壊すまでは、三振の山を築き上げた広島屈指の直球派投手である。

カーブとストレートを球種にもち、ほぼ6割以上がストレートという配球をする投手であった。

その球種だけで、これだけ三振を獲っていたというのは素晴らしい投手ということでしょう。

池谷公二郎のプロに入るまでの軌跡

赤ヘル軍団の1角として活躍を始める池谷公二郎

1975年のカープ初優勝の時は、広島の大投手、外木場義郎の20勝に次ぐ18勝を挙げリーグ優勝に大きく貢献した。

そして、翌年の1976年には20勝の最多勝に沢村賞、最多奪三振と広島東洋カープのエースとして活躍し、3度のリーグ優勝と、2度の日本一に貢献した投手である。

早咲きな選手だったのか、早々と肩を痛めてしまい、その後は、中継ぎ、抑えと活躍の場を広げるが、だんだんと成績が芳しくなっていき、1985年に古葉監督の勇退と一緒に現役生活を終えた。

特に、全盛期の76年、77年は2年連続で奪三振王にも輝くほどで、あの王貞治が引退を決意した要因に、池谷のストレートについていけなくなったからと言わしめたほどであった。

引退後の池谷の活躍!広島の人気者に!!

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