シリーズ唯一の劇場版が作られるなど番組はヒットした
ケンちゃんシリーズお決まりの「夢落ち」
『肝っ玉かあさん』(1968年から1972年まで・TBS系)
『肝っ玉かあさん』
大正家
『肝っ玉かあさん』では、 親と子の会話の名シーンが数多くありました。
母さん「あんたには親の気持ちなんか、わからないのね。」
三三子「やっぱり断絶かね。」
母さん「断絶?」
三三子「流行っているじゃない。親子の断絶って。」
母さん「三三子!お母さん、そういうの嫌いなんです。親子の断絶なんてね。誰が言い出したか知りませんけどね。昔だってね。親の気持ちのわからないバカな子供がいたんですよ。
親子で心の通い合わないのもいたし。通い合うのもいた。親孝行もいれば、親不幸もいたの。それが世の中なんですよ。
若い人と年取った人の気持ちが違うのは今も昔も同じことなの。
ただね、昔はね、偉い人が出てきて、さもわかった様に『親子の断絶』なんてそんな変な理屈は言いませんでした。
若い人とね、歳取った人の考え方や気持ちが違うっていうのは当たり前なのよ。
だけどね。そのために言葉があんのよ。話合いがあるのよ。
思いやりの心があるんですよ。
間違った考え方を若い人の主張だなんて押し付けたり、間違っているって大人の考え方を断絶だなんて片付けたりそういうの、おかしいですよ。
お母さん、そう思います。あんた違いますか?」
三三子「母さんね~。」
母さん「なんですか。母さんの言うことになんか文句があるんですか。」
三三子「母さん、いやになっちゃうな、すぐ、戦闘的になっちゃうんだから。私だってわかってますよ。そのくらい。いいじゃないですか。それぐらい。言葉の弾みで『断絶』なんていっちゃったんだから」
母さん「いやなんです。母さん。」
三三子「ひつこいね母さん。」
母さん「三三子。。。」
『肝っ玉かあさん』の「最終回」(1972年1月20日)のシーン
三三子「母さん。ちょっと、後ろ向いて」
母さん「なんですよ。」
三三子「大丈夫だから、何もしないから、後ろ向いて。」
三三子は、母さんと背中合わせになって、しみじみとささやきました。
「鏡を見ても、ちっとも似ていない。顔、形も 目も 鼻も 口も。。。それなのに。。。後ろ姿は母にそっくりだと言う。半分寂しく、半分うれしい。私の後ろ姿に、母がいる。。。母さんがいる。。。」
母さん「三三子?」
三三子「私だけじゃないわよ。みんな、そう思っているのよ。鏡見ながら。。。鏡を見ても、ちっとも似ていない。でも、私の後ろ姿に、母がいる。。。母さんがいる。。そうよね?母さん。。。」
涙を浮かべながら黙って微笑みかける母さん。「三三子。。。」
三三子も、涙を浮かべながら母さんに微笑みかけました。三三子は、部屋を出て行きます。
ひとり残った母さんは、玄関を出て、涙を拭きながら「大正庵」の暖簾を片付けます。
その顔は、さわやかな幸せいっぱいの笑顔でした。。。
画面に「おわり」の文字が出て、ドラマ『肝玉かあさん』の最終回は終了しました。
『ムー一族』(1978年・TBS系列のホームコメディー)、『ムー』(1977年・TBS系列)ぶっ飛び演出の連発!
『ムー一族』(1978年・TBS系列のホームコメディー)
うさぎ屋の主人、宇崎安男(伊東四朗)と、妻の小春(渡辺美佐子)
住み込みの家政婦、香川カヨコ(岸本加世子)と、うさぎ屋の次男で予備校生の宇崎拓郎(郷ひろみ)
宇崎桃子:五十嵐めぐみ(写真右)
うさぎ屋の地主である一条家の若奥さん、一条ゆかり(司美穂)と、その不倫相手で、うさぎ屋を家出している、長男、宇崎健太郎(清水健太郎)
うさぎ屋の従業員