七色の花
故郷の花畑、祖父が世話していた「愛とまごころのしるし」ともいえる花畑に「七色の花」が咲いた。
セルジュが、行く先々でルンルンの代わりにと人々に渡した花の種は、やがて花を咲かせ、その美しさをルンルンにも見てもらいたいと生った種をルンルンあてに送ってきたのだ。
祖父は「ルンルンの行いで、人々の愛とまごころがここに結集し七色の花が生まれたのだ」と論した。
故郷の花畑、祖父が世話していた「愛とまごころのしるし」ともいえる花畑に「七色の花」が咲いた。
確かに七色の花は、ルンルンに幸せをもたらしたのである。
フラワーヌ星についたルンルンは歓迎され、王家一族に迎えられた。
戴冠式の日、王家、そしてセルジュが選択したのは、セルジュがルンルンと共に地球に行くことだった。
地球に花を愛する人々を増やす使命を受け、キャトーやヌーボらに見送られて、二人は祖父母の住む地球へと旅立っていった。