『花の子ルンルン』(1979年)は「ルンルン・フラワー」が「七色の花」を探す旅を通じて人間的に成長を遂げるお話

『花の子ルンルン』(1979年)は「ルンルン・フラワー」が「七色の花」を探す旅を通じて人間的に成長を遂げるお話

東映魔女っ子シリーズ第8作の『花の子ルンルン』(1979年)は主人公の「ルンルン・フラワー」が「七色の花」を探す旅を通じて人間的に成長を遂げるというお話でした。オテンバだけど心優しいルンルンの魅力、ルンルンの魔法の道具である「花の鍵」とは?ルンルンが淡い恋心を抱くイケメンの助っ人『セルジュ・フローラ』の正体とは?探し求めていた「七色の花」は結局どこで見つかったのか?この辺にポイントを置いて振り返ってみましょう。


東映魔女っ子シリーズ第8作『花の子ルンルン』(1979年)は「ルンルン・フラワー」が「七色の花」を探す旅を通じて人間的に成長を遂げるお話

『花の子ルンルン』(はなのこルンルン)とは、1979年2月9日から1980年2月8日まで、テレビ朝日系列で毎週金曜 19:00 - 19:30に全50話が放映されたテレビアニメ。『キャンディ・キャンディ』の後番組として製作・放映された。東映魔女っ子シリーズの1つに数えられる。

東映魔女っ子シリーズ第7作『花の子ルンルン』(1979年)は「ルンルン・フラワー」が「七色の花」を探す旅を通じて人間的に成長を遂げるお話

『花の子ルンルン』の主人公「ルンルン・フラワー」(花の精の血をひく花の子)

ルンルン・フラワー
声 - 岡本茉利
花の精の血をひく(花の子)、12歳の女の子。七色の花をさがす旅に出る。

明るく快活で、登場時は男の子と一緒に芝そりで遊ぶほどのおてんば。しかし、ドレスアップした時は華やいだ雰囲気を持つ美少女でもある。

彼女の父母はすでに亡くなっていたので、花屋を営む祖父母と共に暮らしていた。

困った人を放っておけない性格で、自分のことよりまず他人の事を思いやる優しさと行動力を持つ。
花に対する愛情も人一倍強く、花言葉もすらすらといえるほど。

第34話までは姫野美智がデザインした、肩に独特のフリルを付けた赤いコスチュームを着用し、第35話以降は進藤満尾がデザインした新コスチュームとなる。(第37話までは橙色、第38話以降は赤)

出典:wikipedia/花の子ルンルン

ルンルン・フラワー

ルンルンの父母はすでに亡くなっていたので、花屋を営む祖父母と共に暮らしていた。

「花の子ルンルン」は家族で見て、安心・感動な話ですが、70年代の作品だけあり、やはり現代の放送コードでは放送が難しい回はあります。

明るく快活で、登場時は男の子と一緒に芝そりで遊ぶほどのおてんば。

ルンルンはおてんば娘ですが、とても心が優しい子。

壁を乗り越えて、池に落ちるおてんば娘のルンルン。

やんちゃな一面を見せるルンルン。

人間は外見ではない!美女が言って説得力があるのやら、ないのやら。

バラの女王コンテストで、最高の評価を受けた後、「アカンベー」をするルンルン。審査員に「外見だけで判断してるからダメよ!見た目で騙されてるわ!」と言って会場を立ち去る。

高い窓から飛び降りる活発なルンルン。ルンルンは花の子なので、普通の人間よりは身体能力が高いのでしょう。

話の最後には必ずセルジュがその話でルンルンと深く関わった登場人物に、ルンルンの思い出にと花の種を手渡し、その後の花が咲いた様子と花言葉が紹介された。

しかし、ドレスアップした時は華やいだ雰囲気を持つ美少女でもある。

話の最後には必ず、この画像のように花が咲いた様子と「花言葉」が紹介された。

花ことば「スズラン」幸福がかえる

花 - 花言葉:イロマツヨイグサ - 静かな喜び

キャトー
声 - 白石冬美
フラワーヌ星からの使者の一人。男性。地球ではネコに化けている。頭の回転が速く道中の参謀役としても活躍。本来は、小柄で目の青い少年のような姿をしている。

ヌーボ
声 - 神山卓三
同じくフラワーヌ星からの使者の一人。男性。地球では大型のイヌに化けている。結構のんびり屋だがいざというときは頼もしい。本来は、恰幅の良い温厚な中年紳士のような姿をしている。

ルンルンを旅をともにする「キャトー」(ネコ)と「ヌーボ」(犬)

『花の子ルンルン』の悪役(ルンルン・フラワーの敵役):トゲニシアと、その手下のヤボーキ

トゲニシア
声 - 喜多道枝(ナレーター・アイキャッチも担当)

フラワーヌ星のトゲトゲ花の精で15歳。七色の花を横取りし、フラワーヌ星の女王になろうと企む。
ルンルンとは対照的な、スラッとした体型の美人である。
特殊能力として、「花粉嵐」という突風を起こす事が出来るが、これを使うと1週間、自身の顔が皺だらけになる。
出典:wikipedia/花の子ルンルン

トゲニシア(ルンルン・フラワーの敵役)

ヤボーキ
声 - はせさん治
トゲニシアの従者。一見中年男性風だが、実は狸。トゲニシアには忠実だが、どじも多い。
特殊能力として、傘を使って変身&変装する事が出来るが、すぐバレてしまう。

ヤボーキ

花粉嵐
トゲニシアの特殊能力、花びらを含む突風を起こし、相手を吹き飛ばしてしまう。しかしこれを使うと、トゲニシアは1週間顔が皺だらけになる。

劇場版第2作では、ルンルン一行を上野公園から浅草の五重塔最上部まで吹き飛ばす描写がある。

トゲニシアの特殊能力「花粉嵐」

(絵本版)トゲニシアの特殊能力「花粉嵐」

ルンルンの魔法の道具である「花の鍵」とは?

花の鍵はルンルンの変身アイテム。花の形をしたブローチで、花冠部の蓋をあけると鏡が仕込んである。道端に咲いている花に向けて蓋を開くと鏡より光線が放射され、その中でルンルンは変身する。

二種類登場し、一つは第1話から第24話前半に登場するもの。外見がシンプルで、花の色は白。呪文無しで変身する。ヌーボ達が王家より預かってきたもの。
服装をルンルンがイメージした通りに変化させるだけの能力しか無いが、意図的にやめない限り時間制限なく変身していられる。

もう一つは第24話後半以降(劇場版第2作を含む)のもので、外見がやや派手、全体は赤系。

「フレール、フレール、フレール」と唱えて変身、そして変身後の能力も前よりアップしている。ただし時間に制限がある。ルンルンにとって命の代わりに授かったものであり、万一壊れたりすると、ルンルンは地球に居られなくなるばかりでなく、フラワーヌ星にも行けなくなる。

変身時間に制限があるが、変身した服装に準じた能力を獲得する事が出来る(例として、パイロットの制服姿になると、飛行機の操縦が出来る)

最終話でこれを与えたのはセルジュであることが判明する。この花の鍵は王家の印であり、王家の者だけが持つ鍵である。これを与えられることは、花の精にとって一番信頼されていることの証であり、花の精として認められたことを意味する。最終話で花の鍵は、フラワーヌ星に大切に保管されることになった。
出典:wikipedia/花の子ルンルン

花の鍵はルンルンの変身アイテム。「フレール、フレール、フレール」と唱えて変身する。

例として、パイロットの制服姿になると、飛行機の操縦が出来る。

ルンルンは変身した服装に準じた能力を獲得する事が出来る。

最初の「花の鍵」は外見がシンプルで花の色は白。呪文無しで変身する。

花冠部の蓋をあけると鏡が仕込んである。

ポピー「花の子ルンルン・魔法のかぎバック」

パッケージでは魔法の鍵となっていますが、正式名は花の鍵です。

ポピー「花の子ルンルン・魔法のかぎ・ペンダント」

凄い傑作な魅力的なセットです。

ポピー「花の子ルンルン・魔法のかぎバック」

中央にあるのが、憧れの「花の鍵」。指輪や髪留め、ドライフラワーなどが付属

これが欲しくてたまらず、両親におねだりした女子は多いでしょう。

ポピー「魔法のかぎバック」の「花の鍵」ペンダント!

蓋を開けると コンパクトのような鏡が付いていて、さらにときめきが止まらない!

ルンルンが淡い恋心を抱く青年カメラマンの『セルジュ・フローラ』の正体とは?

セルジュ・フローラ
声 - 水島裕
フラワーヌ星の第一王子で17歳。王子との正体を隠してカメラマンとなっている。幼い日より地球に送りこまれ人間について勉強していた。

弟(第二王子)がいるが、フラワーヌ星に帰るまで、お互い面識はなかった。

セルジュ・フローラ

ルンルンが行く先々で出会うセルジュという青年カメラマンには、幾度となく助けられたり励まされたりした。

話の最後には必ずセルジュがその話でルンルンと深く関わった登場人物に、ルンルンの思い出にと花の種を手渡し、その後の花が咲いた様子と花言葉が紹介された。

セルジュ「この花の種を育ててみませんか? きっと、幸せの花があなたを包んでくれますよ。」

セルジュ・フローラはフラワーヌ星の第一王子。正体を隠してカメラマンとなっている。

セルジュ・フローラはフラワーヌ星の第一王子。正体を隠してカメラマンとなっている。

探し求めていた「七色の花」はどこで見つかったのか?

手にするものに幸せをもたらすといい、フラワーヌ星で国王になるために必要な花。国王の印である。形はスイセンに似るがその花びらは七色に輝く。

国王の一代限りで枯れてしまうため、代を継ぐためには新しい花が必要となる。荒らされた花畑を元通りに戻すなど、秘めた力を持っている。

これを探し出せるのは、「花の子」で地球に住む女の子、すなわちルンルンだけである。
出典:wikipedia/花の子ルンルン

七色の花

故郷の花畑、祖父が世話していた「愛とまごころのしるし」ともいえる花畑に「七色の花」が咲いた。

この種をルンルンに代わって祖父が畑に植え、「愛とまごころのしるし」ともいえる花畑に育てあげていた。

セルジュが、行く先々でルンルンの代わりにと人々に渡した花の種は、やがて花を咲かせ、その美しさをルンルンにも見てもらいたいと生った種をルンルンあてに送ってきたのだ。

祖父は「ルンルンの行いで、人々の愛とまごころがここに結集し七色の花が生まれたのだ」と論した。

自分の探索の旅は無駄だったかと自問するルンルンに、祖父は「ルンルンの行いで、人々の愛とまごころがここに結集し七色の花が生まれたのだ」と論した。

故郷の花畑、祖父が世話していた「愛とまごころのしるし」ともいえる花畑に「七色の花」が咲いた。

確かに七色の花は、ルンルンに幸せをもたらしたのである。

花を探しだした偉業を王から称えられ、新国王の妃として迎えられることを伝えられるが、ルンルンはそれを拒絶する。

しかし新国王候補とは、誰あろうセルジュその人であった。新しい花の鍵をくれたのも彼だった。

だが、ルンルンの表情はなお暗い。祖父母を地球に残すことが気がかりで心から喜べないのだ。自分だけが幸せになるより、自分を育ててくれた祖父母にこそ幸せになって欲しい。

そんなルンルンの苦悩と願いを、セルジュは理解していた。セルジュは、そんなルンルンだからこそ、深く愛したのだ。

出典:wikipedia/花の子ルンルン

フラワーヌ星についたルンルンは歓迎され、王家一族に迎えられた。

戴冠式の日、王家、そしてセルジュが選択したのは、セルジュがルンルンと共に地球に行くことだった。

地球に花を愛する人々を増やす使命を受け、キャトーやヌーボらに見送られて、二人は祖父母の住む地球へと旅立っていった。

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