はじめに、「ディスコ」とは
映画をご紹介する前に、皆様は「ディスコ」をご存じですか? 中年高年以上の方はこの「サタデー・ナイト・フィーバー」で知った方も多かっただろうと思います。
「ディスコ」とはどんな場所だったのか‥‥をまず少し調べてみました。
Wikipediaにも書いてありますが、以前は「ディスコ」と呼ばれていたお店も、今では「クラブ」と呼ばれている場合が多いようです。
音楽にお酒、お喋りに、そしてダンスが欠かせない場所ですね。
そうですよ、ものすごいブームだったと覚えていますよ。
私はまだ小学生でしたが、懐かしの番組「ヤング・おー!おー!」か何かで、この「サタデー・ナイト・フィーバー」が紹介されたのですよ。子供ながらに「かっこいい‥‥!」と思い、「大人になったら、絶対、ディスコ行く!」と羨望のまなざしで見ていたことも思いだれます。
では、そんな子供までも魅了した映画とは、どんなだったのか‥‥をこれから振り返ってみます。
映画「サタデー・ナイト・フィバー」とは?
ジョン・バデム監督により、1977年に作製された映画です。日本公開は翌年78年でした。
バデム監督の出世作、代表作。
ストーリー
この映画は青春音楽映画と言ってもいいと思いますが、同時に、主人公のトニーの葛藤や焦り‥‥と言った若い頃には誰でも味わうような感情も随所に描かれている作品でした。
映画の冒頭で、トニーが職場のペンキ缶を持ちながらリズムにあわせて街中を歩いていく姿は、すごく印象的で、そのバックに流れているのがビージーズの「ステイン・アライヴ」 (Stayin' Alive) ‥‥「生き続けていけよ」と言う曲というのは、何故かとても象徴的な気がしました。
音楽やダンスがきらびやかなので、そちらに目を奪われてしまいがちでしたが、もう一度、ストーリーももっと重視して見てみたいと思う映画です。
これも言い忘れてはいけません。
「フィーバー」という言葉を流行らせたのもこの映画でした。今ではパチンコ店で聞こえてきそうな言葉ですが‥‥。
懐かしのテレビドラマ「熱中時代」の主題歌でも「フィーバー♪」というコーラスが入っていましたね!
キャスト
出演者は、ジョン・トラボルタ、カレン・リン・ゴーニイ、バリー・ミラー、ジョセフ・カリ、ポール・ベイブ、ドナ・ペスコウ‥‥といった面々です。
その中でも、ピカ一に輝いていたというべきか、「はまり役」だったというべきか‥‥なんといっても、主役のこの方でしょう。
ジョン・トラボルタ
ジョン・トラボルタ
この映画の主演をしてから、一気にスターになりました。おしくも受賞は逃しましたが、アカデミー賞では主演男優賞にノミネートされています。
天を指差すポーズは、この時代の流行でしたよ。
その後に出演した「グリース」では、ダンスだけでなく歌まで披露! 演技にダンスに歌‥‥マルチな才能の持ち主です。