きっとアニメより「ハード」な漫画化
へえ、、アニメ版の企画が先で、原作者自らの漫画化だったんですね、、
幼すぎたか田舎で放送がなかったか、筆者にはアニメ版の記憶はありません。放送の後年、コミックスで読んだくちです。
ちなみに、
とのこと、、^^;
ところで、原作本人による漫画化ですけど、どうもおハナシはぜんぜん違うようですね、、
当時とはいえ、TVアニメ版で漫画版のあの「ハード」さが放送されたとはとても思えないですね、、
それほど漫画版は、少年誌掲載とは思えないほど「ハード」でした。どう「ハード」だったか、、まずは描写、雰囲気のハードさ、、
導入から、ハード
上に挙げた扉絵以上に吹き荒ぶ砂漠を三人が歩いています。ヤンマ、アゲハ、マメゾウの三人です。
いまにも倒れそうに疲労困憊。水の匂いがするというマメゾウですが、ヤンマは勝手な行動はせず歩けと命じます。それを振り払ってマメゾウの言う段丘へ這い上がるアゲハ。
ギドロンという存在に従わさせられている彼らミクロイド—。アゲハとマメゾウはギドロンから処刑されるところを、ヤンマに救われ、一緒に逃げてきたのでした。
人間を滅ぼそうとしているギドロン。ヤンマはそのことを「ミクロイドとは血のつながりのあるしんせき」の人類に伝えようと追っ手から逃げ、人間のまちへと向かっているのです。
そしてようやく辿り着いた、人間の町。しかしそこは町中に死体が横たわる死の町と化していました。
マメゾウの機転で、人虫の群れはガソリンで焼き払われ、町ごと炎に包まれます、、
「ハード」なSF設定
なんとか難を逃れた三人。ヤンマがギドロンの巣から脱走した経緯が、彼から語られます。
アゲハの恋人であるジガーとヤンマの兄弟は、ある日父に告げられます。
どちらかがギドロンの巣を去り、人間にギドロンの計画を伝えるようにと。
彼らの父が語るには(ギドロンは大昔に昆虫から分かれて進化し、世界中の砂漠に潜んでいるといい)、何百年か前にギドロンが人間の赤ん坊何十人かを攫い、彼らの特別なゼリーで育てて、奴隷としてミクロイドをつくったというのです。そしていま、ミクロイドを解放するために、人間と手を結ばなければならない。
ギドロンの支配のままでよいという兄ジガーに対し、弟ヤンマは父の命に従うことにします。