コラーッ!とんねるず

バラエティー番組『コラーッ!とんねるず』
笑点の繋ぎで放送された番組で、とんねるずの毒口トークや放送困難なネタもありながら夕方から放送されていました。また番組ではとんねるず以外は、当時無名の劇団俳優(「町くん」(男性)、「雨宮ちゃん」(女性)、「乳ナヲミ」(片岡鶴太郎とデュエットしていた女性)が数人登場するくらいでした。
番組内容

コントが中心で、屋外でのロケーション撮影も多々行っていました。番組構成としては前半でコントを行い、後半でゲストのアイドル歌手に歌を1コーラス程度歌わせるというものでした。

『コラーッ!とんねるず』で毎回一本だけ流れるアイドルのPVでよく登場したのがポピンズでした。

コントの内容は視聴者の裏をかくようなものが多い反面、視聴者もすぐ展開が読めるお約束物も多かったです。また、とんねるずの2人がスタッフにキレるドキュメンタリー風コントも放送されていました。どのコントもシュールな雰囲気が漂っていた。例えば、名物コーナー「危ないタイプ」(日常で見かける「危ない人達」をテーマとした作品)等、当時の放送コードの限界に挑むような異色作も多かったです。同時に、とんねるずも「思いつきで作っているので、偉い人には評判が悪い」と自著『天狗のホルマリン漬け』で述べています。

1988年からフジテレビで放送された『とんねるずのみなさんのおかげです』などで2人が演じていたコント「博士と助手」は元はこの番組から始まったもので、メイクやカツラも当時と全く変わっていませんでした(ただし、石橋貴明演じる助手はウラ声のあぶないキャラクターだった)。その他にも『あしたのジョー』や『ルパン三世』などを模した様々なキャラクターをとんねるずの2人が演じ、気に入ったものは他の番組でも行っていました。

ちなみにこの博士と助手コントは、おそ松さんでもパロディ化されたほど人気のコントです。

また、当時流行していたCMやテレビドラマは必ずと言っていいほどパロディ化し、特にCMのパロディは本物を忠実に再現していました。
番組内の様々なコントをご紹介

『今週のスポットライト』として照明さんが紹介されるベタなベストテンコントがありました。

学園ショートコントでは、ボケに対してノリさんが『意外!』って口走るシリーズもありました。

ちなみにノリさんがコントで女性役を演じたら右に出る者はいない気がします。

二人はジェニーを置いて隣の部屋に行き、イチャ付きながら痴話喧嘩をします。そのやり取りがとても面白いです。
番組で扱ったコントキャラは(博士と助手、はぐれディレクター、リンボーダンス、貴吉っつぁんがいく!、あしたのジョー、3年B組金八先生、ルパン三世、郷ひろみとブルース・リー、コカ・コーラのCM、JR東海のCM(クリスマスエクスプレス)、資生堂メンズムースのCM、森永チョコボールのCM、じじいとばばあ、「うまいっ!」の超能力少年(危ないタイプ)、ガスホースをくわえる自殺寸前の女(危ないタイプ)、お見合い相手の背後霊が見れる女(危ないタイプ) ・・・・・他)沢山ありました。
下記の動画は、コントをまとめたスペシャル番組での時の映像です。
無茶ブリで笑えるコントが盛り沢山です。とんねるずがやるコントは、シュールですが凄く面白いです。
番組主題歌
番組の主題歌はとんねるずが歌っていました。
番組の視聴率低下で最終回
コラーッ!とんねるず|VBCテレビブログ放送
昔は、『コラーッ!とんねるず』などのコントを扱ったバラエティー番組が沢山あり、『コラーッ!とんねるず』はいつも楽しみに観ていた番組の一つでした。とんねるずがテレビでたまにコントをしている姿を見かけるとこの番組を思い出します。