主人公は新人類「マックス」原始時代を大冒険

舞台ははるか昔。まだ恐竜が生きていた頃の話。原始人のマックスが恐竜や古代生物を相手に冒険する物語。縦スクロールシューティングで、マックスは原始人らしく石や斧を投げて敵を倒していく。時にはジャンプしたり、空を飛んだり、なぜか長州力にも変身したりするというトリッキーなゲームである。「新人類」という言葉はゲーム発売前年の1986年の新語・流行語大賞に選出されたもの。原始時代の新人類という意味なのでしょうか?
ゲームは所謂縦スクロールシューティング
設定はちょっと変わっているが、LIFE制でスピードアップ、攻撃力アップ要素があり、内容は王道シューティングと言えるもの。+キーで移動、Aボタンでジャンプ、Bボタンで攻撃ができる。画面に出てくるツボや花などを攻撃するとアイテムタイルが登場し、それぞれ効果を得ることができます。武器は手のマークのタイルを取ると石⇒オノ⇒ブーメラン⇒たいまつとバージョンアップしていく。スピードアップは靴のタイル。あまりとり過ぎると早くなり過ぎてコントロールが難しくなるので要注意。
なぜか、長州力が武器になる

リキラリアット
新人類
原始人が長州力に変身するのもトリッキーなのに武器にもなってしまうというのが面白い。本当の所は武器というのには語弊があるのだろうが、隠しアイテムの一つ「リキマーク」をゲットすると変身してリキラリアットを繰り出すことができるようになるこれが、2方向へ長州力が飛んでいくようにしか見えないのです。普通、隠しアイテムと言うと、ゲームをかなり有利に進められるようにできるものなのに、通常アイテムの最高レベル“たいまつ”の方が使い勝手が良いという残念な結果に。確かに敵を貫通するという利点があるのですが、たいまつが4方向6連射に対してリキラリアットは2方向2連射で、飛んでいく方向もイマイチ不安定という難点があったのです。
地形の判定がとても厳しい

地形はかなりシビアな判定になっていて、少しでもずれているとドボンで一発即死!そんな時は羽で空を飛んで乗り越える方法が・・・。リキマーク同様、隠しアイテムの一つであるハトのタイルをゲットすることで使えるようになる。Aボタンを押すと飛べるようになり、離してしまうと地上に降りてしまうので要注意。また、敵に当たると羽は無くなってしまう。説明書に「羽を使って飛ばなければクリアするのは難しい」とまで書かれているので、どこにあるかを把握して必ずゲットしておきたいアイテムです。羽が無ければコントローラーを放り投げたくなるかもしれません。
長州力からのメッセージ付き

ゲームカタログ@Wiki ~クソゲーから名作まで~ - 新人類

16dソフビコレクション008 長州 力
16dソフビコレクション008 長州 力(ME) | GOODSMILE ONLINE SHOP
イメージキャラクターに長州力氏を起用し、CMまで流れていたゲーム新人類。キャッチコピーは“力(リキ)の強さはハンパじゃない!!”確かにリキは敵を貫通するのだが、決して使い勝手のよいアイテムではなかったのが残念です。広告の裏にはなんと禁断ともいえるラスボスの姿も紹介されていたそうで・・・。こちらもなんだか残念な気持ちになります。広告の表だけを見るととてもシューティングゲームとは思えません。リアルサバイバルゲームという説明があるので、どうやらサバイバルゲームだったようです。しかし、ここまで“長州力”押しだとゲームキャラクターは長州力だと勘違いしそうですね。「力(リキ)がすべてだ!!」
とにかく泣きたくなるほど難しいゲームだった「新人類」

長州力氏とタイアップしたのにプロレスゲームではなくなぜかシューティングゲーム。原始時代の新人類。色々とツッコミどころが満載な「新人類」。発売元はリコーエレメックスという会社ですが、開発元はハドソン。なので、シューティングゲームとしてはしっかりとしたゲームに仕上がっていると言われています。よくある飛行機もののシューティングと違って、主人公マックスは基本地面を歩いて移動するため、地形要素がかなり高めになっていて、難易度を上げる要因となっている模様。

とにかく難しいという声が多いゲーム。クリアするとさぞや感慨深いエンディングを迎えらるかと思いきやこの時代にありがちなループゲーム。また1からゲームが始まってしまう。そしてもちろん敵もパワーアップしている。どうやらループすればするほど敵は強くなり・・・・。いつかエンディングが現れることがあるのだろうか?という疑問もありつつ。多くの子供たちはその途中で涙をのんだゲームだったのです。