辰吉丈一郎 きっと今日も走って練習して、アホいうて笑ってはるんやろうなあ

辰吉丈一郎 きっと今日も走って練習して、アホいうて笑ってはるんやろうなあ

世界的に有名なレフリー、リチャード・スチールはいう。「オスカー・デ・ラ・ホーヤには若い女性ファンが何人いるか知らないが、あれだけ多くの青少年を夢中にさせるという点では辰吉が世界一だ」Yes!辰吉ほど人を勇気づけることができる人はいません。


その後、
大阪帝拳ジムは辰吉に
「試合は絶対に組まない
スパーリングも厳禁」
と言い渡した
辰吉は、この後、数年間、
このジムの意思を尊重しながら練習を続け
ましてや勝手に海外で試合を行ったり
他のジムへの移籍するなどしなかった
ひたすらできることをして自由の身となる日を待ち続けた
そして数年後
大阪帝拳ジム内で
テスト・スパー(日本ランク9位の選手がパートナー)が行われたが
大阪帝拳は
「とても復帰を容認出来るような動きでは無い」
と引退勧告を続ける意向に変わりはないと発表した
また
日本ボクシングコミッショナーの
「原則的に37歳の誕生日で自動的にライセンスが失効される」
という規定から
国内では試合を行うことができなくなった
辰吉は
タイでの再起戦を決意した
「筋はちゃんと通した」
という思いがあっただろう

vs パランチャイ・チューワッタナ

5年ぶりの再起を果たした
場所はタイのバンコク
しかもムエタイ興行の中に付け加えられた試合
メインイベントですらない
日本ボクシングコミッションは、
38歳になり
健康状態にも疑問がある辰吉に
選手としてのライセンスを与えず「引退選手」としたため
辰吉は日本ではボクシングの試合ができない
日曜のラジャダムナンスタジアムといえば、
若手のムエタイ選手が
少ない観客の中で黙々と試合をこなすのが常だが
この日はリングサイドにおよそ400人の観客が集まった
ほとんどが日本人
取材記者も多い
リングに上がった辰吉は四方に1回ずつ頭を下げた

パランチャイ・チューワッタナは
タイ国4位
戦績は2勝5敗
5敗はすべて日本でKO負け
しかも本来の階級は辰吉のバンタムより一階級下のS・フライ級
両者の地力の差はいかんともしがたく辰吉は2RTKO勝ちした

日本ボクシングコミッショナーの抗議

試合から1週間後
日本ボクシングコミッショナーは
日本国内で引退扱いとなり行き場を失った辰吉を受け入れ
試合をプロモートしたチュワタナ・ジムのアンモー会長に
ライセンス保持者以外の試合禁止を要請、
同ジムを経由するタイ人選手の招聘禁止という異例の措置を検討中と伝えた
辰吉はこの強硬手段に対して
「筋が違う」
と訴えた
網膜剥離を発症した後も、
引退を頑なに拒絶し続け
60000人を超える現役継続の嘆願の署名を集めたり
WBCスライマン会長の後押しを取りつけるなど
日本国内のルール(網膜剥離の発覚=即刻引退)を変更させたときから
しばしば辰吉と日本ボクシングコミッショナーは対立してきた
当時は辰吉を支援した帝拳ジムも「引退勧告」の立場であるため
辰吉の再起を阻止しようとする動きは
ますます加速していくことが予測され
練習場所やスパーリングパートナーの確保にも障害が出てくるかもしれなかった

タイ国内ランキングバンタム級1位

パランチャイ・チュワタナ戦の2ヵ月後
辰吉は
タイ国内ランキングバンタム級1位にランクインした

日本ボクシングコミッショナーと話し合い

その直後
辰吉は日本ボクシングコミッショナーと対談
日本ボクシングコミッショナーは
国内だけでなく国外でも辰吉に試合を認めるつもりのないことを伝え、
WBCと提携する米国の医療研究機関で身体の精密検査を受けることなどを提案した
辰吉は
「現役にはこだわる
(タイでの試合は)体を慣らしたかった」
と再起戦に臨んだ経緯などを話し
「5年も試合をしてなかったので
今はどんどん試合をしてコンディションを上げていくことが大事
検査の意味はわかるけど決断することはできない」
とあくまで現役続行にこだわる姿勢をみせた

vs サーカイ・ジョッキージム

2009年3月8日、
日本ボクシングコミッショナーとの話し合いから2ヵ月後
タイのラジャダムナン・スタジアムで
タイ国内スーパーバンタム級ランキング1位、サーカイ・ジョッキージムと対戦
3R、
ダウンを奪われ
7R、
TKO負けした

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