イース

アドル・クリスティン
PC‐88で発売された、イースシリーズ 第1作『イース Ancient Ys Vanished Omen』
同じくPC‐88で発売された、第2作目『イースII Ancient Ys Vanished The Final Chapter』
両作品が1つになったのが、PCエンジン版【イースⅠ・Ⅱ】となります。
PCエンジン版 【イースⅠ・Ⅱ】
イースI・II - Wikipedia

「Ⅰ」と「Ⅱ」
PCエンジン版である「イースⅠ・Ⅱ」最大の特徴は
物語の前後編となる、それぞれ独立した作品だった「Ⅰ」と「Ⅱ」を
ただのセットにすることなく「1つの作品」として、まとめ直している点です。
別々ではなく、1つの作品として完成させているので
「Ⅱから始めてⅠをプレイする」といったことは出来ません。
プレイする中でⅠからⅡへと自然に流れていく内容。
主要キャラの台詞の一部は、肉声による演出となっています。
また、アップグラフィック(顔グラフィック)も追加。

フィーナ
まずはオープニングでも
こちらがPCエンジン版「イースⅠ・Ⅱ」のオープニング動画。
ゲームバランスの大幅修正

バランスは別物に
イースI・II - Wikipedia

違和感なく繋がるストーリー
イースI・II - Wikipedia
その他の特徴
バランス調整以外では、CD-ROMの容量を活かし
グラフィック、サウンドの両面にも大幅な演出が加えられている。
細かい部分ですが、迷わずにストーリーが進む工夫もされている。

最初の舞台、エステリアに到着

ヒントが増えた
「Ⅰ」後半の「ダームの塔」は長大な迷宮になっており、多くの仕掛けが存在します。
入手したアイテムや、塔の中で出会う人々からの情報を元に、謎を解いていきますが
この謎解きに関しても、簡単でも無く、難しくも無いといった難易度。

レア
キャラクターのアップグラフィックや肉声による演出が
物語に、より深みと臨場感を持たせています。

ダルク・ファクト
Ⅰの物語が終わると、ムービーを挟みⅡの物語へ。
クリア時のステータスは「所持金、大半のアイテムを除き」そのまま引き継がれる。

リリア

行動範囲の拡大
物語の後編である「イースⅡ」の舞台は、前編の「Ⅰ」よりもボリュームがあり
拠点やダンジョンの数はもちろん、Ⅱの特徴の1つ「魔法」の存在が加わることで
戦闘や謎解きのバリエーションも多彩に。

魔法の存在
「Ⅰ」では敵に体当たりして斬りつける、アクション要素のある攻撃方法ですが
「Ⅱ」では更に、魔法による攻撃方法も追加されます。
魔法による攻撃はアクションというよりも、シューティングと言った方が
分かりやすいかもしれません。
そのシューティング要素はボス戦闘時に、より顕著に現れます。

便利な「リターン」

謎解きも多数

「Ⅰ」のキャラ達も登場
イースシリーズのヒロイン達は、ダンジョンの奥であろうと、お構いなしに
「何処にでも現れる」イメージがあります・・・逞しいですね。

物語は佳境へ
PCエンジン版 イースサウンド
イースといえば、BGMも特徴の1つです。
ここでは本作「イースⅠ・Ⅱ」のBGM動画を御紹介させていただきます。
両方共にBGM動画となります、お好みの方をどうぞ。
まとめ
「Ⅰ」と「Ⅱ」 2つの作品を、見事1つにまとめ上げた本作。
PC版からの移植作ですが、大幅なアレンジと言える内容になりました。
また、PCエンジンCD-ROMの初期作品として
同ハード作品である「天外魔境」と共に、ハードの普及に大きく貢献し
「CD-ROM機能を活かした表現方法」の「1つの答え」を導き出した
先駆的な作品とも言えるのではないでしょうか。

おまけ
本作には、俗にいう「裏ワザ」が存在します。
その幾つかを御紹介。
※ゲームのバランスは崩れるので、純粋にプレイを楽しみたい方は
使用を控えた方が良いかもしれません。

ロード画面
イースⅠ 最強パスワード
「あまのばぬ / れぬれらぬめま / めまめきけけけ
けけけけだ / だだだだだだだ / だだだだだだだ
ののののの / ののののののの / ののののひひひひひぜ」
イースⅡ 最強パスワード
「むべどひざ / すざすえざくく / くけじじじじじ
じじじじじ / ばしししししし / ししししししし
ししししし / ししししししし / ししししここここそる」

オプションモード追加
「イースⅣっていくつあるの?」アナザーストーリーとなったPCエンジン版【イースⅣ The Dawn of Ys】 - Middle Edge(ミドルエッジ)