『タイムウォーカー零』とは!?

週刊少年ジャンプ 1991年26号
連載前は、週刊少年ジャンプに読み切りとして掲載されて、人気を得たため、のちに連載になるというジャンプ王道の開始パターン。新連載で表紙絵を担当したのも、期待されていた証。
連載時期は500万部発行のジャンプ黄金期!
ちょうど同時期に週刊少年ジャンプに掲載されていたマンガは、「ドラゴンボール」「シティーハンター」「魁!!男塾」「ジョジョの奇妙な冒険 Part3」「まじかる☆タルるートくん」「DRAGON QUEST -ダイの大冒険-」「電影少女」「花の慶次 -雲のかなたに-」「SLAM DUNK」「幽☆遊☆白書」など、後世にも語り継がれる作品ばかりだが…。

週刊少年ジャンプ 1991年33号

当時のジャンプの目次
653万部売った頃(1994年)のジャンプ連載漫画が凄い これ史上最強だろ:哲学ニュースnwk
前半は、一話完結の依頼解決ストーリー!

タイムウォーカー零 第1巻

タイムウォーカー零 第一話より

タイムウォーカー零 初期のエンディング
初回から数回の連載で、依頼解決モノとして、ある程度フォーマットが確立しはじめ、息の長い作品になりそうな気配はあったのですが…。
後半からは、バトル漫画に転向!

タイムウォーカー零 第3巻
連載中期から始まった漏尽珠編は、5つの玉を集めるために、それを狙う巨大な悪と戦っていくストーリー。
それって、どこかで聞いたことがあるようなお話です。バトル漫画に転向してから、主人公はプラナ放出というエネルギー波を打てちゃう設定になるし、本当に王道バトル漫画の良いとこ取りの設定に変わっていきます。
最終回間際は超急展開で打ち切り感が否めない
漏尽珠という玉を5つ集めるために戦っていたのに、なぜか3つ集めたところで、急速にラストへの展開に変わります。残り二つの玉は、実は依頼者が持っていたということが発覚し、一気に5つ揃っちゃいます。バタバタの数回で、ラスボスとの戦いもあり、一応ストーリーは完結。打ち切り決定後に、未完のまま終わってしまうのを何とか避けた感じが否めません。

タイムウォーカー零 全4巻 (ジャンプコミックス)
タイムウォーカー零(飛騨ゆうき) 全4巻-【楽天オークション】

タイムウォーカー零 全4巻 (ジャンプコミックス)
ファミコンジャンプへの出演は…

ファミコンジャンプ2 最強の7人 (ファミコンソフト)
発売時期は、「タイムウォーカー零」がピッタリ連載していた時期なのですが、残念ながら、ここには出演できていません。惜しかった。
作者のその後

一閃!電光石火丸 (ジャンプコミックス 飛鷹ゆうき傑作集)

ユーディーのアトリエ もうひとつの記憶(Bros.comics EX)

スーパーロボット大戦α外伝4コマKINGS (DNAメディアコミックス)
やはり黄金期のジャンプで連載したというのは、裏付けられた実力があってのこと。場所は移しても、やはり花を咲かせています。