雑誌に掲載された発売無期延期のお知らせ
制作は結構進んでいて、各雑誌にも大々的に取り上げられ、発売前から大期待のRPGだったのですが、「無期延期」というお知らせ以降、日の目を見ることはありませんでした。
以後、一部のオタクたちの間では、権利がとれなくて発売延期になるソフトを「妖怪変紀行状態」と表現されることもあるそうです。
PCエンジンへの移植で最高傑作へ!
PCエンジンCD-ROM²の性能をしっかり活かして、フルボイスで作り直されたイベントシーンや、高い描画技術で書き直されたグラフィックが、元々この作品の持つシナリオの魅力を最大限に引き出した作品と言えます。
ラストハルマゲドン 【PCエンジン】
ファミコンへの移植はクオリティダウン
発売日は全機種の中で最も後なのですが、ファミコンのスペックの低さからか、多くのイベントシーンがカット。音楽も全面差し替え。再現度は低いです。制作もブレイングレイではないので、違和感はぬぐえません。
ラストハルマゲドン 【ファミリーコンピュータ】
ゲームブック化された!
ファミコンへの移植の副産物として、当時流行っていたゲームブック化というメディアミックスが行われたことがファンにとってはうれしい出来事でした。内容は若干、本編とは違いますが、ダークな世界観はしっかり受け継がれています。
ラストハルマゲドン 魔界創世記
ラストハルマゲドン 魔界創世記 - ゲームブックのオンラインショップ トレーダーズ・ギルド
メガドライブCDで続編っぽいものが出た!
アフターハルマゲドン外伝 魔獣闘将伝エクリプス【メガドライブ】
ラストハルマゲドンの外伝じゃなければ、何の外伝なのだろうか。
「アフターハルマゲドン」とか「外伝」とか、なんとなくラストハルマゲドンの続編を匂わすようなタイトルなのですが、ラストハルマゲドンとは関係ないという見解です。同じ飯島健男作品で、主役が魔族で、人類滅亡後の地球で戦うという、お話的にはすごく似ているんですが…。
そして、残念ながらあまり売れなかったようです。このゲームの発売から10日後にセガサターン本体が新発売され、この頃にはもうメガドライブCDは終焉を迎えていました。