上記シーンは、様々な表情を持つ「空」を活用した演出でした。
重厚な雰囲気に包まれた本作らしく、重々しい合戦に挑む人間の様子が、空の舞台下でより強調されました。
空と人間の強烈なコントラストが、強く印象に残っている方も多いかと思います。
~ 「風林火山」を色で演出 ~
壮大な映像美が凝縮された予告
当初の主演は「勝新太郎」だった
降板の原因
当時まだ無名だった俳優達が出演
影武者 (映画)とは - goo Wikipedia (ウィキペディア)
壮絶なラストの撮影
上記シーンの撮影には、撮影地である北海道中の獣医がかき集められたそうです。
黒澤活劇らしい派手な合戦シーンを予想していたので、驚きました。
しかし、本作の主人公はあくまでも影武者。
最後の最後に、影武者一人で織田軍に向かっていくシーンがあります。
影武者が信玄本人として死のうとした瞬間ですが、その虚しさをより際立たせる為の伏線だと後になって気づきます。
さすが黒澤明。圧巻!
全てが緻密に計算され、描かれた素晴らしい物語でした。